わたしが中学2年のときに、新宿文化センター小ホールで弾いたナーデルマンのハープソナタの楽譜。
マリーアントワネット王妃は、塔に軟禁されていたときもハープを側において、生涯ハープを友にしたと言われています。
マリーアントワネット王妃は、塔に軟禁されていたときもハープを側において、生涯ハープを友にしたと言われています。
この時代のグランドハープは、現代のように2段階操作できる「ダブルアクション」ではなく、
1段階でしか半音を変えられない「シングルアクション」ペダルを使用していました。(今でいう、古楽器・アンティーク音楽のジャンルですね)
わたしも当時のシングルアクションペダルハープを弾かせてもらった経験がありますが、
グランドハープなのに小振りで、38弦のレバーハープくらいの大きさしかなく、弦も細くてお琴のように柔かい素材でした。
なので、当時の作曲には複雑な半音階を盛り込むことができず、やはりマリーアントワネット王妃と親交のあったモーツアルトもハープの楽器構造上の制限に愚痴をこぼした手紙を残しています。
ナーデルマンは、自身でもハープを弾いたんでしょうね。7曲のハープソナタを作曲していて、構造上の不便さを感じさせない華やかで技巧的な作風です。
プロをめざすハーピストが最初に勉強する登竜門的な作品かな。
音大の入試課題曲になったりしているときもありますよ。
ハープを弾く人は、ナーデルマンの名前を覚えておくと良いですね(*^^*)
うちの母、すごい…(*_*)
(↑他人事)
本人、記憶なし…
このときはまだ、先生に言われたとおり、
共鳴板から腕を離さず、手首を固定するジャパニーズスタイルで弾いてた時期ですね。