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わたしが中学2年のときに、新宿文化センター小ホールで弾いたナーデルマンのハープソナタの楽譜。
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ナーデルマン

NADERMAN

1775年頃、フランス王妃マリー・アントワネット御用達のハープ製作家として活躍。

マリーアントワネット王妃は、塔に軟禁されていたときもハープを側において、生涯ハープを友にしたと言われています。

この時代のグランドハープは、現代のように2段階操作できる「ダブルアクション」ではなく、

1段階でしか半音を変えられない「シングルアクション」ペダルを使用していました。(今でいう、古楽器・アンティーク音楽のジャンルですね)

わたしも当時のシングルアクションペダルハープを弾かせてもらった経験がありますが、

グランドハープなのに小振りで、38弦のレバーハープくらいの大きさしかなく、弦も細くてお琴のように柔かい素材でした。

なので、当時の作曲には複雑な半音階を盛り込むことができず、やはりマリーアントワネット王妃と親交のあったモーツアルトもハープの楽器構造上の制限に愚痴をこぼした手紙を残しています。

ナーデルマンは、自身でもハープを弾いたんでしょうね。7曲のハープソナタを作曲していて、構造上の不便さを感じさせない華やかで技巧的な作風です。

プロをめざすハーピストが最初に勉強する登竜門的な作品かな。

音大の入試課題曲になったりしているときもありますよ。

ハープを弾く人は、ナーデルマンの名前を覚えておくと良いですね(*^^*)
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しかし、こんな難しい曲をよくハープ歴1年の子にやらせたなぁ。

うちの母、すごい…(*_*)

(↑他人事)

本人、記憶なし…

このときはまだ、先生に言われたとおり、

共鳴板から腕を離さず、手首を固定するジャパニーズスタイルで弾いてた時期ですね。