三部作CD「ミラクルハープ」「クリスタルハープ」「レインボーハープ」の3枚が…すべてAmazonクラシック部門売り上げ1位となりました。
以下、クラシックCD全楽器総合ベストセラー。
1位、2位、6位に私のCDが3枚ともランクインさせていただきました。
一緒にランクインしているのは、辻井伸行さん、五嶋龍さん、バーンスタインさん、アルゲリッチさん…世界的に活躍するクラシック界第一人者の方々。
わたしが日頃から尊敬してやまない方々です。このBlogでもたびたび紹介してきましたよね。
そういう素晴らしい方々と並んで、ハープ音楽が認められたことが本当に嬉しい。
自分個人が1位になった、というよりも…
メジャーなピアノやバイオリンやオーケストラの音楽と並んで、
メジャーやショパンやモーツアルトの音楽と並んで、
マイナーで地味なハープ音楽が…
多くの方々に求めてもらえたことが本当にうれしく思います。
ハープは、まだまだ楽器自体を見たことも聴いたこともないって人のほうが多いですからねぇ。
ラジオ局に寄せられたお便りにも、
「今まで体感したことのない音に出逢った衝撃!」
という感想を多く頂きました。
私のCD三部作は、どれも、
アコースティックなハープ一本で勝負したソロアルバム。
他の楽器とのコラボレーションもないし、
バンドも入れてないし、
有名プロデューサーによるコンセプトも特にないし、
派手さは…ないんです。
ともかく、
ハープという楽器が奏で得る可能性のなかで
もっとも美しい最高級の音色を引き出したい。
この世のものを超えた、光のような神秘を表現できる楽器だから。
機械による音加工をせずに、
自然な空気感を味わってもらう事だけを願って
アレンジし演奏しています。
料理で言うと、
濃いタレをつけずに
油を使わずに
素材の良さだけで淡々と味わってもらうような音楽かな。
それゆえ、
元気なとき、順風満帆なとき、賑やかに騒ぎたい時には、物足りない音かもしれない。
でも、
落ち込んだとき悩んだとき病気のとき、人生の黄昏時、ちょっと物想いにふけりたい独りの夜には
こんな静かで素朴な音こそが、
心にそっと寄り添ってくれるかもしれません。
ハーピストは、
けっして万人ウケする職業ではないけれど
アプローチ次第では
たくさんの人の心に希望の光を届けることができる仕事だと思う。
その可能性を信じて
これからも歩んでゆきます。
感謝をこめて…
松岡みやび