こちらは白いサウルハープ↑
コンサートでは、いつもグランドハープとセットでミニハープも紹介しています^ ^
福井県で製作している国産ハープなんですよ。
お値段も15万くらいとお手頃です!
共鳴板の唐草模様はオプションで入れられて、カラーは色々なバリエーションから選べます。
お教室には、ナチュラルカラーとマホガニーカラーがあります。
母の教室には、グリーンのサウルもありますね。
うちの講師はピンクのサウルを持ってます。
この子のあだ名は…
【Snow White】
なんていかがでしょう?
白雪姫☆
25弦すべてナイロン弦なので、ピーンと張り詰めた雪の結晶のような美しい音がします。
大きなコンサートホールだと、47弦のグランドハープ(ガット弦)よりも、むしろサウルのナイロン弦のほうが耳につく音色なので鮮明に聞こえたりします。
ただ、ナイロン弦は音の立ち上がりが早いので、いったん弦をしならせて脱力してから弾くテクニックがないと、美しい音色で歌うように奏でるのは難しい。
指の力だけで弾くと、ナイロン弦はペンペンした平たい音に聞こえてしまいます。
付属スタンドに載せて演奏するのですが安定しないので、共鳴板から腕を離して音を伸ばすテクニックを用いるのも初心者には難しいかもしれませんね。
楽器店によっては、サウルは小さいけれども上級者向きとして販売しているところもあるようです。
初心者~中級者には脚が付いている中型のアイリッシュハープのほうが弾きやすいと思います。
うちのお教室では、カマックのバルディック27とイゾルデ38が一番人気です。アリアンス弦は音色がやわらかく優しいですし弦が切れにくいので管理も楽です。
でも、いったん技術を身につけるとサウルは様々な音色がでて強弱の変化もつけられる素晴らしい楽器ですので私は好きですね。
なんといっても持ち運びが楽なのは魅力でしょう。
ミニハープやアイリッシュハープは、グランドハープのサイズが小さい縮小版、と思っている人が多いようなのですが、
わたしはそれぞれに独立した個性があるので、グランド、アイリッシュ、ミニと3種対等に考えています。
もちろん弾けるレパートリーはグランドが圧倒的に多いので幅は広がりますしドビュッシーなどフランス印象派の作品はやっぱりグランドのほうが多彩に表現できるけど、
アイルランド民謡なんかはむしろグランドよりアイリッシュで弾いたほうが素朴な表現ができるし、演歌やpopsやリズミカルな曲はサウルのほうが表現ができますので、曲によって使い分けて楽しんでいます。
うちのお教室ではご自宅にミニハープやアイリッシュハープを持っていてもレッスンではグランドハープを使ったり、その逆も出来ますので色々な楽器の良さを味わってみてくださいね。
ミヤビメソード教本は、どのサイズの楽器にも対応しているのが特徴ですので!
ちなみに、サウルハープの由来は、
紀元前…
サウル王の病を治すため、羊飼いダビデが竪琴で癒しの音色を奏でていた様子が聖書に記されていることから命名されたそう。
レンブラントの絵画にもサウルと竪琴をもったダビデの肖像が描かれています。