昨夜、朝4時までかかって次に発表したい続・教本の全構成をノート一冊に書き上げました!

わたしは、兼ねてから指練習の本が日本には多すぎると思ってました。

海外では子供の頃から表現力を磨く練習をするのに、日本では多感な成長期に指練習ばっかりしている。

もちろん、基礎力をつくるために指練習は必要です。でも...

単なる指を動かすだけの指練習なんて、意味がない。

耳と心と体を動かしながら指練習しなきゃね。

だから、日本の音楽業界に一石を投じる事ができるような新しい練習方法を記した教本を作りたいなと思いました。

今週はうちの講師の先生方が、わたしの姿勢と生徒さんの姿勢の違いを指摘して研究会をひらいてくれたおかげで、

ミヤビ・メソードは支点力点作用点を使って「てこの原理」を活用していることが新しく発見できました。

現在 発売中の教本にも、重心移動が大切である話は書いてありますが、まずは指・手首・腕の方向性を使い分けて音色を変えるテクニックを中心に解説しています。

次回作はそれをマスターした次の段階として上級者向けに、身体全体の動かし方を図解したいと思います。

現在の日本の一般的なメソッドは、手首を支点として固定し、指を力点として力を加え、作用点として弦が動いている。

けれども、ミヤビメソードは、「なるべく支点から離れたところに力点を置く。支点のなるべく近くに作用点を置く。」というてこの原理に基づいて体全体でハープを弾いている。

この物理学的な法則により「小さな力で大きなものを動かせる」

つまり、指に力を入れずとも音を遠くまで響かせることが可能になるのです。

音楽家は楽器を身体で表現するアスリートなので、スポーツ身体学を音楽の分野でも取り入れていくべきだと考えています。

ミヤビ・メソード会員さんには、さっそく、てこの原理を具体的に教えていきますので、楽しみにしていてくださいね(^^)v