昨日のミヤビ・コースは...


岡山県からお越しの生徒さん!

ピアニストの石川環(たまき)さんです☆☆

国立音大卒業後、ピアノ教室で幼稚園から高校生までたくさんの生徒さんを教えていらっしゃるそうです。

アイリッシュハープもお弾きになるとのことで、レッスンさせていただきました。

ミヤビ・コースには楽器の種類を問わずプロフェッショナルの音楽家も多く来てくださるのですが、

皆さん共通の悩みというのは、

音楽を純粋に楽しむのが難しいこと(笑)

本職になってしまえば

どんなジャンルだって良い事ばかりでなく大変な苦労も出てきますよね。

私も、

以前は音楽を楽しむなんて、思ってもみませんでした(-_-;)

小さい頃から練習練習練習、、、で何かを達成しなきゃ、と必死だった。

コンサートやコンクールの期限に追われるように難しい曲を次々と仕上げていきました。

でも、趣味で楽器を弾く生徒さんは違う。

本当に音楽が純粋に好きで

音を楽しんでるだけなんですよ。

肩書きを得るためとか

お金を稼ぐとか

目的がないんですね。

だから自由。

趣味の生徒さんに曲のイメージを聞くと

たとえ初心者でも、情景や色彩があふれるように出てくるんだけど

プロフェッショナルの生徒さんは「イメージが浮かんできません。」とか言うことが非常に多いです(ガーン...)

難しい曲を数多くやるあまり音符に追われちゃって、表現を考える余裕までないんですね。

わたしにその違いに気づかせてくれたのは

やはり趣味の生徒さん達でした。

皆さんが一生懸命に、でも純粋に音楽を楽しむ姿をみているうちに、

自分自身の音楽への向き合い方も変わってきた。

もっと肩の力を抜いて気楽にやってもいいのかなぁ~と。

先生が楽しくないと

教わるほうも楽しくないと思うんですよ。

接客用のつくり笑顔じゃなく

心からレッスンを楽しむ笑顔が

生徒さんの心の扉を開くんです。

そのためには、

一方通行じゃいけないと思うんですね。

与えるばっかりでは苦しいんですよ。

生徒さんから得るものを受けとれる柔軟さと謙虚さ。

威張っているだけの先生は、何も得ることができないので生徒さんを自分より下に見てしまうんですけれども、

名教師というのは

生徒さんに教えることで
新たな発見があり
生徒さんから学び
自身がさらに成長し
それをふたたび生徒さんに還元してゆく。


円の循環システムで仕事しているので、楽しいしマンネリにならないんですね。



そんな音楽業界の現状に疑問をもち

東京まではるばるお越しくださった

環さんは、

きっと素晴らしい先生になられるのだろうと思います。

お名前も、循環の環!

と完璧です(^^)v






◎おいしいバームクーヘンありがとうございました♪