本日、Live door音楽ニュース蘭に、私の記事が載りました。




下記より詳細ご覧いただけます。


http://news.livedoor.com/article/detail/5155397/






「私が一位だったのに~」は冗談にしても(笑)、閉鎖的な環境での権力争いや、上流階級意識や、古いメソード・・・もちろん全てのハーピストにではないけれどもそいうい風潮が一部には存在して、ハープ界の発展を妨げているのではないかと10年以上悩まされ続けてきました。






ハープ愛好家の人口の少なさ、それはプロにとっては致命的なことで、芸大でも1学年1人~3人程度しかハープ専攻の学生がいない。卒業しても、需要が少ないから仕事も少ない。コンサートを開いても動員できない。CDを出しても売れない。教室を開いても生徒が集まらない。




子どもの頃から努力しても報われないとなると、ハーピストを目指す若い人が減る・・・狭い業界内での争いがはじまる・・・とますます悪循環です。




ハープ=眠たい音、というイメージが先行しているようですが、ハープは繊細かつ情熱的な奥深い楽器です。


未病を治す音色として音楽療法の分野でも注目されはじめています。




しかし、ハープを生で聴いたことのない人、見た事のない人のほうが多い現状はとても残念に思います。




バラエティーに出演して、まずはお茶の間の皆さまに「ハーピスト」という単語を覚えてもらうことから始めよう!と思い立ちました。




皆さまの応援のおかげで、来春には、音楽の友社より、私が新しいメソードによる現代版教則本を出版することになりました。本格的なハープ教本の改訂は43年ぶりのことなのです。




私の考案した教本では、プロをめざす人、グランドハープの人だけでなく、趣味ではじめる人でも、小型ハープの人でも簡単に楽しく名曲を学べる構成になっています。音譜の読めない人にも対応した解説つきです。




バラエティー出演やハープの大衆化には賛否両論ありますが、私の考えを記事にしていただき、多くの人に知ってもらう機会をつくってくださったことには感謝です。




ハープ界に新しい風を吹かせるためには、このblogを読んでくださっている皆さま一人一人のお力が必要です。


p>これからもがんばりますので、よろしくお願いいたします。






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ハープの国際コンクールで世界ランキング3位という実績をもつハーピスト松岡みやびが今年に入りバラエティ番組に出演して話題となっている。彼女はいわゆるセレブな環境で英才教育を受けてきたのだが、なぜ今バラエティ界に進出したのか? テレビ番組で彼女はその真意を語った。



松岡みやびは子どもの頃から母親の影響でハープを学んだ。学習院女子高等科から東京芸術大学音楽学部へと進みハープを専攻。高校生の頃からコンクールで優勝するなど活躍しており、23歳でジュネーヴ国際音楽コンクール(ハープ部門)の世界ランキング3位となった。これは日本人としては初の快挙でもある。

その彼女が今年6月にテレビ「踊る!さんま御殿!!」でバラエティ番組初出演を果たし、以来「イチハチ」などでもセレブなエピソードを披露して話題となっているのだ。

11月16日放送の「踊る!さんま御殿!!
」に再び出演した松岡みやびは前回の出演で大反響があったことを報告した。放送後に彼女の名前がネットの検索サイト『グーグル』で検索順位1位となり、自身のブログもアクセス数が300から3万へと跳ね上がったのだ。おかげで彼女が開くハープ教室の電話も鳴り続けて急に生徒数が増えたのである。



松岡みやびは名ハープ奏者ではあるが番組ではハープの演奏を聞かせるわけではない。彼女の常識はずれなエピソードがウケているのだ。

彼女はハープ一筋の生活を送ってきたので、33歳まで彼氏がいなかったことを明かしている。母親からハープに打ち込むような暮らしを強いられて、音楽家専用のマンションの一室をハープ用に借りてハープの漬けの日々を送っていた。その部屋には数百万はするハープが何台も置いてあるという。

そんな暮らしぶりから知れるように松岡みやびはセレブな生活
を送っていたわけだが、自ら危機感を覚えた彼女は33歳の時に家を出て一人暮らしを始めたのである。彼女にとってはそれまで全てを母に委ねていただけに大変な決断だったのだ。しかし、その甲斐もあり初めて彼ができファーストキスも経験したのである。



そうした過去を明かして一躍知名度を上げた松岡みやびが、今回さらに驚くべき事実を明かしたのである。

彼女によるとハープの世界では世界大会のクラスになると演奏者は演奏に集中するが、採点者のハープの先生たちが流派の違う演奏者の得点を悪くするなどして陰で画策すると言うのだ。

それ故に本当の実力による順位とならない可能性があり、国際コンクールでも「わたしは絶対1位だった」と豪語するのである。



松岡みやびはそんな現状をなんとかしようとハープ界から飛び出したのだ。彼女は「ハープ界の坂本龍馬になる」とその決意を語った。ほとんどが女性ばかりのハープ界は『大奥』のようであり、彼女はそこから『脱藩』して大衆にハープを返そうと考えているのだ。

「セレブだけがハープをするんじゃない」という彼女は『21世紀は一家に一台ハープの時代』が座右の銘だという。

オーケストラなどで見かけるハープは1台が1000万円ほどするらしく、まさにセレブしか手の出ない楽器なのだが彼女の話では膝に乗せる程度の大きさだと6万円くらいからあり「津軽海峡冬景色も弾ける」ので誰でも楽しむことができるそうだ。



松岡みやびはブログタイトルを『21世紀は一家に一台ハープの時代に!』としている。その中で脳科学者の茂木健一郎
氏から「おまえはクラシック界を脱藩してきたんだから捨て身でガンバレ」と応援されたことから『ハープ界の坂本龍馬』を思いついたことを明かしている。

壮大な目標を掲げる松岡みやびだけに、これから年末年始にかけてその姿を目にすることが多くなりそうだ。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)