きみとの初デート

出逢って少しだけ

お話を交わしただけで


きみの正統派な心を感じて

きみの暮らす街まで

電車にユラユラ揺られて


きみの真っ白なクーペ

はじめてのデート

はじめて海の夜景を見に


はじめて尽くし

きみとのデートへ


花を大好きな私を想い

きみは優しく耳許で

「花の季節に薔薇園へ!」


舞い上がるくらい

幸せで涙を流していたら

きみは優しく


「このくらいで涙なんて!」


きみは笑い飛ばして

ウィンクしていた


私の肩を優しく

ポンポンと叩いて


きみと何度も何度も

デートを重ねて

花の美しい季節はやって来た


でもきみとふたり

花たちへ逢いにいく事はない


美しい薔薇たち

きみと一緒に見たかった


「綺麗だね!」

「どの薔薇が一番好き?」


「私はこの薔薇だよ!」

「僕はこっちの薔薇かな!」


「たくさん薔薇ってあるわね!」

「凄いよ!凄い!」



叶わない

儚い夢物語


夢の中でいいから

きみと薔薇たちへ

逢いにいきたい


恋人同士

恋人繋ぎをして


私の一番

大好きな薔薇

ピンク色の薔薇


愛らしくて

可憐で

可愛らしくて


愛しささえ感じる

ピンクの薔薇


叶わなかった

きみと

薔薇デート


叶えたかった

儚い夢







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