3日に行なわれたアイスリボン道場マッチ。この日のメインは星ハム子が弓李と組み、真白優希&咲蘭と対戦したタッグマッチ。特にテーマ性がない試合ではあったのですが、トライアングルリボンのベルトを落として1週間。真白としては期するものがあったようです。
◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&×弓李(14分31秒 特盛クラッチ)真白優希○&咲蘭
タイトルホルダーとしての真白はベルトを掲げるポーズを取っていましたが、ベルトを失って可愛らしさを強調する仕草に変わりました。元々美形の選手ですから、この仕草も似合っている感じでしたね。
弓李は久しぶりにポンチョを着て登場、一方のハム子はフライパンとおたまを持ってのリングイン。ママさんタッグというのを強調しようとどうやら事務所にあったものを持ってきたらしいのですが、こういうのも道場マッチらしさなのかも知れません。
いきなりドロップキックで先制した咲蘭。ハム子にエルボーを打ち込みヘッドロックを切り返すとカニバサミでハム子を倒すとおてんばダッシュへ。これには真白だけでなく途中弓李も加わる事態に。この日は私用で参戦出来なかったMIOがレフェリーであれば咲蘭が強引に引っ張り出していたでしょうね。
咲蘭と真白のフットスタンプで締めると咲蘭はハム子の攻撃を交わして低空ドロップキックを連発して真白に交代。逆エビ固めを狙った真白でしたが、ハム子はすぐに弾き返すとコーナーで腹ウオッシュを決めると弓李に交代。すると弓李は続けざまにナックルを連打していきます。誕生日時期でもないのになぜか歳の数だけ殴ろうとしていた弓李に対してババアを挑発する咲蘭。その隙に丸め込んだ真白は咲蘭に交代。
ドロップキックから手の甲へのフットスタンプを狙った咲蘭でしたが、これを弓李に避けられると再びドロップキックからロープにもたれさせてヒップスタンプへ。更に「ババア」と言いながらストンピングを浴びせる咲蘭に戦意喪失気味の弓李でしたが、「何がババアだ」と払い腰を浴びせて反撃すると「息の根止めてやるよ」と口塞ぎへ。弓李をババア扱いとなると同年代で咲蘭が憧れるYuuRIはどうなんでしょうね。
これに合わせるようにハム子がその場飛びボディプレスを放つと弓李が側転プレスを決めるとハム子に交代。「お・し・り・だー」からブルドッキングヘッドロックのフルコースを決めたハム子は逆エビ固めに。ここで弓李はフライパンを持ち出し咲蘭の目の前でおたまを使って叩き出すという精神的ダメージを与えます。それにもメゲずにロープエスケープした咲蘭はエルボーの打ち合いに持っていくとおんぶスリーパーへ。ハム子がロープエスケープすると真白が弓李を連れ出し同時背面ドロップキックを浴びせていきます。
続く咲蘭の弓矢固めはハム子が反転フォールに。ならばとボディスラムを2度目のチャレンジで成功させた咲蘭はフットスタンプを放って真白に交代。目突きを狙った真白の腕をハム子が噛みつくと弓李がもう片方の腕に噛みついていきます。更にハム子が担ぎ上げると弓李が真白の尻を叩きおしおき状態に。なおもロープ際で真白の尻を叩くハム子と弓李。真白はソバットからドロップキックを放ち反撃しますが、ハム子は腹ウオッシュからシャイニング腹ザードを放つと弓李に交代していきます。
ネックブリーカードロップ3連発を放った弓李は脇固めに。真白がロープエスケープすると619を放った弓李に対して真白は目突きを決め膝カックンからのドロップキックで反撃するとキーロックから三角絞めに。ハム子がカットに入ると弓李は真白の腕をぐるぐる回して丸め込みますが、真白は飛び込んできたハム子とまとめて目突きすると咲蘭がダイビングフットスタンプでアシスト。真白がシャインホワイトインスペースを放つもハム子がカット。ハム子のタックルを受けた弓李がコードブレイカーを放つとフィッシャーマンスープレックスへ。
更に回転を掛けてジャックナイフを決めた弓李でしたが、咲蘭がカット。ならばとくるんちょを狙いましたが真白はこれを切り返して特盛クラッチで3カウントを奪いました。
真白の気迫が相手2人を上回っていた感じでしたね。シャインホワイトインスペースも最近は使ってませんでしたし、最後も弓李の得意技を切り返しての特盛クラッチ。かつてはオリジナルの丸め込みも使っていた真白でしたが、最近は殆どの勝ち星がこの技でのもの。それだけに前週のタイトルマッチで早めにこれを出してしまったのが悔やまれます。ただリスタートという面では最高の形での勝利だったのではないでしょうか。
勝った真白は「勝ちましたー!」と雄叫びを上げると「これで弓李さんに勝ったの2回目ですよ(6月の3Way以来)」と言い放ち「これからもどんどん先輩方にに勝って倒しにいくので、応援の程を宜しくお願い致します!」と語りました。後日談になりますが、真白は川口大会で藤本つかさとの対戦を要望。これはトライアングルリボンのタイトル奪回に向けてのものと思われたのですが、昨日のYMZで名乗りを挙げたのはむしろ咲蘭の方。恐らく次の展開を考えているのかも知れませんね。
そのまま真白が締めた今回の大会。前半はICE✕∞選手権に向けて、後半はチャレンジマッチの様相を見せていた分見応えはありました。藤本つかさが再休業に入る31日の道場マッチに向けてのテスト大会の意味合いもあったと思うのですが、前後の道場マッチの集客と比べると今一つ。このメンバーでその前後の大会同様に60人越えをしていかないとやはり厳しいのは事実です。それだけに如何にこのメンバーで集客を増やしていけるかが課題になった大会でもありました。