6日に行われたアイスリボン道場マッチ。セミファイナルには神姫楽ミサとしのせ愛梨紗の一騎打ちが組まれました。大阪でのリーグ戦以来のシングルなのですが、この2人最近では『ちあぷり』というタッグチームを組んでいます。前の試合で『チアベル』が登場したので判りにくいのですが、どちらもそれぞれのキャッチフレーズから強調すべきところを使っているので仕方ありません。そんな『ちあぷり』の絆を感じさせる闘いとなりました。

 

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○神姫楽ミサ(7分14秒 ミサボム→エビ固め)しのせ愛梨紗×

 

 

神姫楽のポージングを2枚貼りましたが、客席に向かって指を指すのはYuuRIも行っていますが、ある意味アイスリボンにはないタイプ。こういう意識も重要なのかなとは思いますね。そして最後の決めポーズは愛梨紗に似ている部分もありますので、やはり良いタッグチームと言えるのでしょう。

 

 

普段は自団体の流儀で試合前の握手はしない神姫楽ですが、愛梨紗の求めに応じ握手を行いました。神姫楽の場合状況によっては握手をしますので必ずしないという訳ではないようです。

 

 

ゴングが鳴ると2度のロックアップから神姫楽がヘッドロックを掛けますがすぐにタックル合戦からエルボーの打ち合いに。神姫楽が胸を出す場面もありましたが愛梨紗はそれに応えるようにエルボーを打ち込んでいきます。とにかく気持ちを見せようとした愛梨紗はエルボーの連打からタックルで神姫楽を倒すと逆エビ固めに入りますが、神姫楽がロープを掴むとクロスボディを放っていきます。

 

 

コーナーに神姫楽を振った愛梨紗でしたが、飛び込んできたのを交わした神姫楽はタックルで愛梨紗を倒すとジョン・ウーからの串刺しスピアーを決めていきます。

 

 

愛梨紗がカヴァーを返すとボディシザーズからミサロックへ。時折手を放してポーズを取る余裕を見せる神姫楽。愛梨紗が堪えると解除してラリアットを狙いますが、愛梨紗はこれを交わして丸め込むとハーフボストンクラブへ。神姫楽がロープエスケープするとネックスクリューを狙った愛梨紗でしたが、堪えた神姫楽が低空ブレーンバスターを放つとミサトンクラブへ。

 

 

愛梨紗がロープエスケープするとセカンドロープからセントーンを放った神姫楽。これを返されるとミサボムを狙いますが、愛梨紗はこれを耐えると横入り式エビ固めに。返されるとローリングでフォールを狙います。神姫楽が返すとクロスボディを放ちネックスクリューへ。神姫楽がタックルを放つと反転フォールを決めた愛梨紗でしたが、神姫楽は愛梨紗が走り込んだところを捕らえるとミサボムへ。しっかり体を乗せると愛梨紗は返せず3カウント。神姫楽が先輩の意地を見せました。

 

 

 

前回はリーグ戦且つ地方大会というのもあってか晴れときどきミサを出した神姫楽でしたが、今回はミサボムに拘ったようでした。これは愛梨紗に対しての何かしらのメッセージのようにも思えました。愛梨紗もシャイニングウィザードが出来ないと丸め込みに活路を見出すしかありません。こういう技を覚えればとメッセージを送っていたのかも知れません。それだけ神姫楽が期待している証拠でもあったと思えた試合内容でした。

 

 

試合後愛梨紗の元に寄せた神姫楽は握手を交わすとお互い一礼。そして退場前にちあぷりでの飛躍を叫びました。明後日の道場マッチでもタッグを組む2人。このシングルを経てどう変化が起きるか、特に愛梨紗の奮起に期待したいです。