前回の大会から一週間。一昨日の6日には7月最初のアイスリボン道場マッチが行われました。

 

 

現状におけるほぼベストなメンバー構成だったのですが、集客面で考えると51人と物足りなさは感じました。チケット取り置きやネット予約の列は意外な程に長かったのですけどね。競合興行もあったのですが、このメンバーであと2,3割は増やさないとこの先下半期は厳しいように思えるのは私だけでしょうか。

 

この日はスタッフの牛木さんが所用で不在の為、星いぶきが受付を担当、更に試合の組まれなかった真白優希がバーカウンターを開けていた関係で前説はなく入場式へ。

 

 

普段なら試合の意気込みを語るのですが、翌日が七夕という事でそれぞれ願い事を語る形に。例年であれば短冊が飾られるのですが、物販スペースの関係で今回は声で伝える事になったのでしょう。参戦選手だけでなくいぶき(リングインせず受付で)や真白、更に負傷欠場中の藤本つかさやMIOレフェリーまで願い事を話す正月興行同様の形を取ったのはアイスリボンらしさが出ていたと思います。大体は普段から語られているものが殆どですが、中には世界平和を語ったものもあり、是非後日メンバーシップフル配信がされた時にはチェックしてほしいです。

 

 

最後のYuuRIからマイクを渡されたトトロさつきが練習生のきらり(仮)を呼び込みます。ここで正式なリングネームのお披露目となりました。来週の新木場大会でデビューするきらり。もしかしたら前日にお披露目かなと思っていたのですが、考えてみるとカードリリースには決定してなければいけないですから、ここはベストだったのでしょう。

 

 

公表されたリングネームは『若菜きらり』。藤本つかさによると「若い芽が輝きますように」との意味が込められているとか。そういえば同様な意味で先日の後楽園ホール大会にも参戦したSEAdLINNNGの光芽ミリアがそう名付けられたようです。歳も近いですから対戦するのもそう遠くはないでしょう。そういえばきらりがプロレスサークル興行に参加した時は光莉という名前だったようですね。

 

 

観客向けのフォトセッションの後、他の選手と一緒にスタートコールを行いましたが、周りが背の低い選手がいたからか公表されたプロフィールよりも大きく感じましたね。プロフィールだけだと咲蘭と殆ど同じなのですけど、確かに星ハム子(150cm)よりも小さくは感じますが、海乃月雫(156cm)と遜色なく感じるのは遠近法だけではないでしょう。

 

正式なリングネームはデビューしてからという事でこれまで通りきらり(仮)として挑んだエキシビション。今回は咲蘭との闘いでした。

 

◆エキシビションマッチ 3分間
咲蘭(0ー0)きらり(仮)

 

 

先のプロレスサークル興行でも対戦しているからなのか、きらりが前回と違い開始早々にドロップキックを連発するなど、積極性が見られた立ち上がり。ボディスラムも早々と決めていきますが、咲蘭も黙ってはおらずヘアホイップからコーナーで顔面を踏みつける洗礼を浴びせていきます。

 

 

しかし咲蘭の十八番と言える手の甲へのフットスタンプは回避するという駆け引きを見せていくきらり。ボディスラムから逆エビ固め、背面ドロップキックとデビュー前を思えば非凡な場面を作り出していきます。

 

 

意外な展開だったのは、この後ダイヤル固めを披露した事。昔はよく新人で見られた光景ですが、3分と短いエキシでは最近あまり見られない光景ですし、やはり7年前からプロレスサークルエキシビションにも参戦しているだけのものを感じました。

 

 

最後はエルボーの打ち合いで終了と咲蘭に決定的な場面を作らせなかったのは流石で、前回から修正された部分もあったように思えます。ただ前回海乃月雫が関節技でギブアップを取っているので咲蘭が同様の技を出した際にどうだったかは見たかった気がします。

 

 

試合後お互いに一礼して退場していった2人。ここで誰かがデビュー戦の相手に名乗りを上げる展開を期待したのですが、それはありませんでした。咲蘭はトライアングルリボン選手権に出場しますし、有力候補の海乃が自ら名乗りを上げてエキシビションを行ったとなると難しいのかな。そもそもタッグ重視の傾向があり、海乃にしても実質同期のしのせ愛梨紗にしてもタッグでの試合が有力だったりします。一両日中に発表されるその相手に注目したいところです。