6月最後のアイスリボン道場マッチ。セミファイナルにはトライアングルリボンを防衛した真白優希が登場。咲蘭とシングルを行いました。昨日7月4日にデビュー3周年を迎えた咲蘭。最近技のヴァリエーションも増え充実一途のギャルJKですが、この日の入場式ではトライアングルリボンのベルトに興味を示したようなコメントを残しました。それを受けてのこの試合。真白としては今の咲蘭をじっくり見てみたい思いがあったような試合展開となりました。

 

◆第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△真白優希(時間切れ引き分け)咲蘭△

 

 

今回画像は省略しましたけど、最近行っていなかったダンスパフォーマンスを行った咲蘭。この笑顔は今が充実しているのを物語っているように思えましたね。出来れば他団体に参戦した際もあのダンスパフォーマンスは行ってほしいところではありますが。

 

 

一方の真白は最近では珍しい旧コスでの登場。道場マッチの場合意図的に旧コスで試合する選手は多いですね。様々な意見はあるとは思いますけど、逆にそれが新鮮だったりします。特に今回のように後輩相手だと自分も昔を思い出すスタンスにはなりそうですね。

 

 

開始早々ドロップキックで先制した咲蘭。真白の手の甲へのフットスタンプを2度目で成功させるとエプロンでのヒップスタンプを決めていくとキャメルクラッチから鼻フックに移行し真白に精神的なダメージを与えていきます。

 

 

更にヘアホイップからコーナーで真白の顔面を踏みつけていく咲蘭。当然真白も黙っていません。お返しとばかりに同様にヘアホイップからコーナーでの顔面踏みつけを行うとキャメルクラッチから鼻フックを敢行していきます。

 

 

主導権を握った真白はストンピングを浴びせると逆エビ固めに。必死にロープエスケープした咲蘭に対して背面ドロップキックを狙った真白ですが、蟹挟みで倒した咲蘭が逆に背面ドロップキックを放っていきます。目突きを狙った真白の機先を制すようにエルボーを連打していった咲蘭はフットスタンプを放つとドロップキックからコーナーに上りますが、真白が追いつき担ぎ上げると咲蘭はスリーパーに切り返していきます。

 

 

おんぶスリーパーから胴締めスリーパーに移行した咲蘭。体を反転させてフォールを取るとドロップキックを狙いますが、真白は足を払うと低空ドロップキックからキーロックへ。更に三角絞めに移行。咲蘭がロープエスケープするとボディスラムを狙いますが、切り返して丸め込んだ咲蘭。かつての春輝つくしを彷彿させるようなカサドーラ式フットスタンプを連発させるとケンカキックとエルボーをそれぞれ連打していくとドロップキックを放ちセカンドロープからのダイビングボディアタックを決めていきます。

 

 

カヴァーを返した真白は目突きから咲蘭の♡さらんらっぷ♡を押し潰しフォールへ。これを返した咲蘭は横入り式エビ固めから丸め込みを連発。逆さ押さえ込みを返されるとコーナーに上がり高角度回転エビ固めへ。更にドロップキックを決めた咲蘭は連続押さえ込みに。これを真白が全て返すと胴締めスリーパーで絞め上げた咲蘭。真白がロープエスケープすると619からダイビングフットスタンプを投下しますが、ここで時間切れのゴングが鳴りました。

 

 

真白が咲蘭の技を受け切った部分もありましたけど、咲蘭の気迫が凄かったですね。これまでICE✕∞への挑戦意欲を見せた事はありましたけど、トーナメントやリーグ戦で挫折。しかしここ最近他団体に参戦するなど刺激を受けたことで変化があったのでしょう。タイトルホルダーに引けを取らない攻防を見せていました。この日の会場アンケートでベストバウトとMVPを獲得しましたけど、この気迫溢れる攻防を見せれば納得の結果だったと思います。ただ序盤でお互い鼻フックや顔面踏みつけとやり返しあいが目立ったのは実質キャリア同等(真白が引退→復帰で1年ブランクがあるので)の意地の張り合いだったのでしょうが、これをもっと短時間ならどちらかが決着を着けていたかと思うと10分の試合時間の使い方を考えなければという課題は残りました。

 

 

試合後マイクを取った咲蘭は「おい、真白!7月14日の新木場大会、もう1人空いてますよね?」と後楽園ホールのバックステージでICE✕∞新王者に挑戦してこいとアピールしてYuuRIがこれにSNS上で応じた事を受けて「そこの枠に咲蘭を入れろー!」とアピールします。

 

 

それを聞いた真白は「その勢い、買った!7月14日、新木場大会、このベルト、挑戦しましょう!」と咲蘭目線でこれを受諾。握手を求めましたが咲蘭はその手を叩いて拒否。ある意味憧れのYuuRIがいるだけに、そこも意識しての挑戦表明だとは思うのですが、この勢いをどうベルトに繋いでいくか注目していきたいです。