23日に行われたアイスリボン後楽園ホール大会。第3試合には2ヶ月後に引退する中島安里紗が同期の真琴をパートナーに登場。相手には咲蘭と長谷川美子の若手2人。実力差は歴然としているだけにどれだけ喰らいつけるかに期待が集まりました。

 

 

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
中島安里紗&○真琴(15分30秒 連環の計→ギブアップ)咲蘭×&長谷川美子

 

 

咲蘭の入場曲でリングインしたのですが、咲蘭はいつものダンスパフォーマンスがありませんでした。時間を考慮してなら1分程度のパフォーマンスが影響するとは思えませんし、何か心境に変化が起きたのでしょうか?今週末の道場マッチが気になるところです。

 

 

相変わらず紙テープの量が半端ない真琴と中島。新しいカメラのテストマッチとしては厳しかったのですが、それでもなんとかここまで撮れたのは南側後方だったからでしょうね。

 

 

中島のポージングが終わったところで咲蘭と長谷川が奇襲を掛けますがすぐに中島と真琴の逆襲に遭ってしまいます。長谷川が捕まる展開になったのですが、素早い動きで真琴を翻弄して咲蘭と交代します。

 

 

すぐさま真琴にクリストを出していく咲蘭。高身長の選手相手の対策だったようですが、真琴はロープエスケープするとコーナーでしゃがみ込みダメージを与えると中島にチェンジしていきます。

 

 

ヘアホイップからドロップキックを繰り出す姿は最後のアイスリボン後楽園大会を楽しむかのような攻撃を浴びせた中島はすぐさま真琴に戻します。ボディスラムからキャメルクラッチに捕らえる真琴。咲蘭がロープエスケープするとタックルで倒して中島に交代。この流れだと中島のバイオレンス性が更に増していきます。もはや泣き顔の咲蘭でしたが、気合を入れて立ち向かうと張り手も出していきます。当然これには中島はブチギレて膝蹴りを連発しソバットで蹴り倒していきます。

 

 

ジャーマンを狙った中島に抵抗した咲蘭はロープに逃れると中島を蟹挟みで倒して先日のSTARDOMで披露した619をホームのリングで初披露しますが、すぐさま中島はジャーマンに切り返していきます。しかしフォールに行ったところを丸め込んだ咲蘭はドロップキックを放ち長谷川に交代。

 

 

ダイビングボディアタックから素早い動きで中島に立ち向かっていった長谷川。ストレッチマフラーは真琴にカットされますが、クローズラインを同士討ちさせるとロープ際でまとめてクロスボディ。中島がフォールを返すと再びストレッチマフラーを決めますが、中島が羽折固めで切り返し。ここで咲蘭がカットするとエルボーでぶっ飛ばしケンカキックを長谷川に浴びせていきます。

 

 

長谷川のエルボーの連打も中島の一撃でダウンしてしまう長谷川にケンカキックを浴びせるとミサイルキックを放った中島。そのままフォールに行かずに真琴に代わると串刺しビックブーツからかかと落とし、ダブルニーと畳み掛けていきます。なおも続く厳しい攻撃を耐えた長谷川は真琴のビックブーツを避けるとロープに足を括り付けてスクリュー攻撃。更にランニングニーからサマーソルトドロップを放ち咲蘭にチェンジしていきます。

 

 

ドロップキック3連発から3連続押さえ込みを決めた咲蘭はマウントエルボーにしかし真琴はお返しのマウントエルボーを見舞います。咲蘭は真琴のビックブーツを避けるとおんぶスリーパーに捕獲。真琴がロープエスケープするとここは定番の背面ドロップキックに。エルボーを連打していくものの真琴は膝蹴りからフェイスバスターで反撃するとスリーパーへ。ここは咲蘭がロープエスケープするとダブルアームスープレックスに。

 

 

走り込んだ真琴を長谷川がドロップキックで迎撃すると咲蘭が続きレックドロップへ。ダイビングフットスタンプを投下するとカットに入ろうとした中島のダイビングフットスタンプが真琴に誤爆。それでも中島は長谷川をジャーマンで投げ飛ばすと咲蘭に強烈なエルボーを見舞いアシスト。これを受けた真琴がビックブーツを放つと変形コブラツイスト(連環の計)に。これには咲蘭もギブアップするしかありませんでした。

 

 

中島はホームで真琴達が組んでいるユニット『ラスエゴ』に先日限定復活して試合をしたばかりですし真琴とは同期になります。本来なら自身で勝負に行き次の試合の藤本つかさにバトンを繋ぎたかったところでしょうけど、ここはOGの真琴に託した形でしたね。結果的には圧勝の形になりましたけど、咲蘭や長谷川も見せ場は十分作ったと思います。中島の誤爆を誘った咲蘭は随時に新技を出しましたし、長谷川もストレッチマフラーで追い込む場面もありました。特に長谷川は現在完全フリーの立場ですから、このようにある意味団体のユニットチーム相手にインパクトを与える攻撃をする事は今後に活路を見出すだけにセコンドの南月代表にアピール出来たのではないでしょうか。その意味では完敗の中でも健闘したのではと思わた試合でした。