私事ですが、これまで使っていたNikonのコンデジがレンズが一枚破損しアイスリボン道場(レッスル武闘館)のような小規模開場なら誤魔化しも利いたのですが、多目的ホール以上の会場だと画像アップした際にかなり酷い画質になった為にやむなくCanonの同程度の望遠コンデジを購入(但しAmazonでアウトレット品)。ところが、アメブロ用にリサイズしようとしたところ2M以下に下げられない事が判明。仕方なく有料プランに申し込む事に。まだまだコンデジ自体慣れてないのでSDカードも大変な事になっていて出費がかさむのですが、なんとかやり繰りしていきたいです。

 

 

この週末はアイスリボン2連戦の観戦に。土曜日の道場マッチに関しては機会があれば書くことにして、ここから日曜日に行われた後楽園ホール大会『雨のちリボン2024』について振り返っていきたいと思います。

 

 

注目された集客数ですが、1,088人とコロナ禍以降では催行人員に。やはり藤本つかさvs岩谷麻優のIWGP女子王座戦、そしてウナギ・サヤカ参戦というのがここまでの数字にお仕上げたのは間違いないでしょう。それを考えれば次回8月24日は試金石になりそうです。何せ後楽園ホールで汗をかきながら観戦したのは久しぶりでしたからね。

 

 

後楽園ホールでは入場式は所属選手のみ。欠場者もいますからやはり普段より少なさは否めません。

 

 

挨拶は注目の大一番を控えた藤本つかさ。広報部長らしく、初見の観客が多いのを見越して「誰の感情がゆさぶられるか、誰がつきぬけるか、そして誰が勝つか、今日お客さんとこの空間を一緒に楽しみたいと思います。」と語った後、初めてのIWGPのブシロードファイト以外での開催に感謝の言葉を述べた後「そういう差別のない方たちが集まって許可をしてくれたんだなと思うととても嬉しく感じます。あとは試合に集中するのみです。」と話してベルト獲りをアピールしていました。この「差別のない方たち」というのがこの試合実現の鍵だったのでしょうね。STARDOM自体がブシロード本社から来た岡田社長になって大きく門戸を開放するようになった事がこの展開になっているように思えます。

 

 

今回は全体的に長い試合が多かったので試合の内容は極力カットして思った事を書いていきたいと思っています。

 

 

第1試合は神姫楽ミサとしのせ愛梨紗が2日連続でのタッグを組み登場。対角にはYappyとこれがデビュー3戦目で初タッグマッチとなるSEAdLINNNGの光芽ミリア。前日勝ったとは言え愛梨紗の背面ドロップキックからロープの反動で藤滝明日香が倒れたところを神姫楽がミサロールⅡで押さえ込んだ形で決して良い内容ではありませんでした。それだけに納得のいく勝ち方をしたかったところ。Yappyが自分で勝負を付けたいと意気込んでいましたが、そこはデビュー間もない新人の光芽のことです。その辺りが勝敗度外視の形になったようです。

 

 

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
Yappy&×光芽ミリア(13分06秒 シャイニング・ウィザード→体固め)神姫楽ミサ&しのせ愛梨紗○

 

 

2週前には6人タッグで連戦している神姫楽と愛梨紗。愛梨紗の要望もあったようでこの連戦が実現。しっかり2人でポーズも決めてきたようです。

 

 

PPVでも見返したのですが、やはり初の他団体という事で光芽は緊張していたようでしたね。上手くYappyがエスコート出来れば良かったのでしょうけど、そう言えば今回前半の所謂アンダーカードは全てタッグ戦でしたが、一緒に登場しなかったのはこの2人位だったようです。

 

 

ちあぷりの奇襲で始まった試合。当然のように光芽をターゲットに仕掛けていきます。こういう大観衆はしっかりタッグチームをアピールするのは大切です。

 

 

ヘアホイップ連発で光芽を投げつける神姫楽。コーナーで顔面を踏みつける等、普段から出稽古で一緒に練習しているからこその厳しい攻めを見せると愛梨紗に交代。

 

 

キャメルクラッチに捕らえて鼻フックの洗礼を浴びせる愛梨紗。最近これがお気に入りのようですし、結構評判も良いようです。

 

 

光芽がドロップキックを放ちYappyに代わるとパワーでお仕切って行こうとしますが、コーナーへの突進を避けた神姫楽はミサスペシャルに。すると愛梨紗も光芽をサーフボードストレッチで捕らえてサポート。この辺り考えての事なのでしょうね。

 

 

愛梨紗に代わるとYappyが体勢を立て直して一気に勝負に出ようとしますが、ファイナルカットを仕掛けようとしたところで光芽がチェンジを要求。渋々Yappyは交代して後を託します。

 

 

ドロップキックの連発からエルボーの打ち合いと出来る事を愛梨紗にぶつけていく光芽。Yappyもウエイストランドでアシストしていきますが、愛梨紗はタックルで光芽を倒すと逆エビ固めでギブアップを迫っていきます。

 

 

耐えた光芽にクロスボディを浴びせた愛梨紗ですが、光芽は丸め込みを連発。逆さ押さえ込みではあわやの場面も作りましたが、愛梨紗がクリアすると神姫楽と高速ブレーンバスターを放ち形勢逆転。カットに入ったYappyを合体タックルで排除すると愛梨紗は必殺技のシャイニングウィザードへ。これを光芽が返せずちあぷりが前日に続いて連勝を飾りました。

 

 

前日神姫楽が3カウントを取ったのでどうしても自分がと言っていた愛梨紗。相手が新人なだけにここは自ら勝負に行って敗けられないところだったでしょう。闘う事で絆を深めると言いますけど、バックステージのコメントを読むと今回のリーグ戦で対戦した時に気持ちを感じた神姫楽が愛梨紗とタックを組みたいと思ったそう。その期待に答えたい愛梨紗ですが、決定打はあまりないだけにこの舞台でどうなるかと思われましたけど、光芽が新人らしく勝負を志願したのが功を奏しましたね。

 

 

好発進となったちあぷり。今後も当面はタッグを組んでいきそうですが、やはり鍵になるのは愛梨紗の技の幅を増やせるかでしょう。現状シャイニングウィザードとオクラホマロール位しか決め手がないだけに、何か神姫楽の攻撃を補えるような技を出せるようにしないとこの2日間のように新人相手ならともかくこの先ベルトをとなると厳しいのは事実。後日触れますけど咲蘭や『希望のリング』メンバーが新たな技を身に着けているだけに新技を出していって上を目指していってほしいです。