一昨日旗揚げ18周年を迎えた女子プロレス団体アイスリボン。この週末は道場マッチからの後楽園ホール大会と注目すべき連戦が行われます。まずは今日の12時から2週間ぶりに行われる道場マッチから。明日の大一番に向けて前哨戦あり、テストマッチありと通常通りの4試合ながらボリューミーな大会で観客動員さえ増えれば盛り上がる事は間違いなさそうです。

 

 

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
杏ちゃむ(信州ガールズ) vs 咲蘭

◎昨日STARDOMのNEW BLOOD興行で存在感を示した咲蘭がオープニングマッチに登場。杏ちゃむと3度目のシングルを行います。これまではいずれもギブアップ負けを喫している咲蘭。しかも5,6分程度での決着でしたのでここは成長を見せたいところ。咲蘭も関節技を使うようになったので杏ちゃむの攻撃は参考になる部分もある筈。闘いを通じて新たな学びがあってほしいと願いたいです。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
Yappy&藤滝明日香 vs 神姫楽ミサ(JTO)&しのせ愛梨紗

◎先々週は6人タッグで連戦を行った神姫楽と愛梨紗が今週は4人タッグで連戦になります。まず今日はYappyと藤滝の重量級の2人が相手。真っ向勝負では厳しいだけに如何にタッグワークを生かして攻略出来るかが鍵になりそう。Yappyと藤滝からすると既にYappyと愛梨紗の間で勝負付けが済んている部分があるイメージがYappyにある為藤滝勝負になるのは間違いなさそう。ただ愛梨紗が勝負技が少ないだけにここでは神姫楽が藤滝に負けない意識を見せてほしいです。明日に向けてどんな闘いをするか見ものです。

◆第3試合 トライアングルリボン15分1本勝負
真白優希 vs 弓李 vs 柳川澄樺(JTO)

◎タイトルマッチを控えた真白が元王者・弓李、2冠王者・柳川とテストマッチを行います。3Wayでは絶対的な強さを見せる真白ですが、弓李の曲者っぷりはこの形式でこそのものがありますし、柳川もUWAライトヘビー級のベルトは最終的にこの形式で獲ったものですし、自団体では結構結果を残している隠れ巧者。女子では唯一の3Wayのベルトですから同門の神姫楽同様是非狙っていってほしい選手。それだけに真白にとっては厳しい闘いになる事も十分予想されます。ただタイトルマッチ前日の法則もありますし、対戦相手のMIO(紫雷美央)がレフェリーとなると無理に勝負することもなさそう。とはいえもう一人すら一度しかないだけに強い真白優希を見せてMIOにプレッシャーを与える事が出来るかに注目すべきなのでしょう。弓李と柳川は明日参戦出来ないだけにここで目一の勝負をしてくる筈。特に柳川はここで結果を残せばその先が期待出来るだけにアイスでは4戦ぶり2勝目が挙げられるかにも注目です。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&海乃月雫 vs 藤本つかさ&YuuRI(ガンバレ☆プロレス)

◎明日のICE✕∞王座決定戦の前哨戦。理論から言えばここで敗けた方がタイトルに王手が掛かるのですが、勝負事で最初から負ける事を考える人はいませんのでポイントになるのはパートナーか。ハム子のパートナーは再デビュー戦以来となる海乃。YuuRIのパートナーは初タッグとなる藤本。この2人は海乃が一度プロレスを離れる前最後の試合の闘った因縁もあります。明日プロレス業界全体が注目する大一番を控えた藤本がハム子へ雪辱する流れもあるでしょうけど、ここは海乃が約3年の時を経た思いをどこまで発揮出来るか、そしてそれをどう受け止めてどんな勝負技を藤本が出してくるかに重きをおきたいところです。力量上位のハム子相手にYuuRIがどう対峙して明日に期待を持たせるかにも注目です。

 

 

単なる試合だけでなく、入場時のパフォーマンスにも是非注目してほしいです。咲蘭のダンスから始まるこの大会。それぞれの入場においてのパフォーマンスやガウンにも目を向けてもらいたいです。それだけに集客は特に重要なところ。通常興行の前日は集客が厳しいというジンクスがありますけど、レギュラーメンバーでの大会でもこれだけ入るんだというところを是非見せてもらいたいです。