9日に行われたアイスリボン川口大会。メインで行われたのはトライアングルリボン王者・真白優希が真琴・櫻井裕子と組み神姫楽ミサ・咲蘭・しのせ愛梨紗というネクストヒロインと対戦した6人タックマッチ。リーグ戦を含めたシングル3本に注目がいく中でこのメンバーがメインを張るのは相当大変なプレッシャーもあったと思います。特に咲蘭や愛梨紗は通常興行でのメインは恐らく初めてだと思いますので、より緊張もしていたかも知れません。それでも今のアイスリボンを考えた時に彼女達がいつでも通常興行でメインイベンターとして活躍するようにならないと厳しい状況にもなっているのも事実。どんな闘いを見せるかも注目されました。

 

◆第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○真白優希&真琴&櫻井裕子(22分57秒 特盛クラッチ)神姫楽ミサ&咲蘭&しのせ愛梨紗×

 

 

試合でも対比がされますけど、この試合身長の高い人と低い人の闘いでもありました。真白と愛梨紗が逆ではあるのですがこちらが低身長チーム。道場でリングとフラットな位置だと愛梨紗に目線が入るのにむしろ神姫楽に目線が入る辺りでそれが判ると思います。しかしアイスリボンの6人タッグで神姫楽が自分の入場曲でリングインする時が来るとは時代の早さを感じます。

 

 

153cmの真白が長身のお姉さん2人を従えて入ってきた形の3人。ただコールは真琴が最後だったのは真白の配慮なのか運営側の考えなのかは謎です。基本自団体のタイトルホルダーが優先されるのですが、そこはOGでSEAdLINNNGのタッグ王者という部分も強調されたのかも知れませんね。

 

 

真白と神姫楽の同期対決からスタート。ここはオーソドックスにロックアップからリストを取り合うと真白がヘッドロックに。神姫楽も取り返してフォールを取ったところで櫻井と咲蘭に交代。身長差を生かして櫻井が腕を上げると咲蘭は飛びつきにいきますが公称よりも背が伸びたとはいえ14,5cm差はいかんともし難くジャンプしても届かない。ならばと足を踏みつけにいくと手の甲へジャンプ。更に何度か踏みつけ低空ドロップキックを放つと愛梨紗に交代します。

 

 

愛梨紗はキャメルクラッチに捕らえると櫻井に鼻フック。更に頬を弄りロープ際に持っていくと再び鼻フック。これに神姫楽と咲蘭が加勢していきます。愛梨紗は勢いのまま背面ドロップキックから咲蘭が得意としているエプロンでのヒップスタンプを狙いますが、櫻井はこれを交わすと場外へ出てお返し。他の4人が場外所狭しと暴れる中リングサイドでドラゴンスリーパーを決めていく櫻井。その後真白に目突きを次々とさせてからリングに戻っていきます。

 

 

ストンピングからボディスラムで愛梨紗をマットに叩きつけた櫻井は真琴に交代。愛梨紗の左足を押さえつけてストンピングを浴びせるとハーフボストンクラブへ。愛梨紗がロープエスケープするとボディスラムを決めて真白にチェンジします。

 

 

真琴のボディスラムでダメージが残り立ち上がれない愛梨紗をそのままカヴァーする真白。愛梨紗が返すとビックブーツからコーナーで顔面を踏みつけて櫻井にチェンジ。ロープに振ったところで愛梨紗がタックルで返して神姫楽に交代。神姫楽もタックルで櫻井を倒すと飛び出してきた真白と真琴もなぎ倒していきます。

 

 

櫻井にドロップキックを放った神姫楽はイノシシダッシュから串刺しタックルへ。エルボードロップからセントーンと畳み掛けますが、櫻井はビックブーツで反撃すると串刺しボディアタックからタックルで神姫楽を倒すと真琴にチェンジしていきます。

 

 

 

※後編に続きます。