土日のアイスリボン連戦が終了してICE✕∞王者決定リーグ戦も全日程が終了しました。各試合の振り返りは今後行うとしてまずは最終日のリーグ戦2試合の結果を記しておきます。

 

◆第3試合 ICE×∞王者決定リーグ戦 Bブロック公式戦 10分1本勝負
△まなせゆうな(時間切れ引き分け)YuuRI△

◆第4試合 ICE×∞王者決定リーグ戦 Aブロック公式戦 10分1本勝負
○星ハム子(6分00秒 ハルカゼ)藤本つかさ×

 

それぞれアウェイの所属団体同士、ベテランの同期対決らしい駆け引きが多く見られた闘いでしたね。この結果Aブロックは星ハム子が、BブロックはYuuRIが決勝進出。23日の後楽園ホールで第38代王者を賭けて闘う事になりました。

 

 

そして昨日の川口SKIPシティ大会のエンディング。

 

握手回りが終わって選手がリングに戻ってくると映像が流れ出しました。

 

 

それはSTARDOMの岩谷麻優からのものでした。IWGP女子王者である岩谷は先日の横浜武道館でのベストフレンズ(藤本&中島安里紗)vsアイコンタクト(岩谷&羽南)で完敗を喫した際に自身のベルトへ藤本に挑戦を要求。その際に藤本が「やるならうちのリングで」とアイスリボンでのタイトルマッチ開催をアピールしていました。

 

 

これに対して既に3週間以上回答がない岩谷はSTARDOMの岡田社長の許可は下りてるとアイスリボン側の回答をビデオメッセージで迫ってきました。「IWGPはいつ誰の挑戦でも受ける。早く日程を決めてください!」との訴え。

 

 

これを聞いていた藤本は「チャンスはどんどん巡ってくるものですね。」と直前でICE挑戦を逃しただけにこのメッセージに意欲を示します。

 

 

そして佐藤社長に確認を取る藤本。佐藤社長から協議を重ねた結果23日の後楽園ホールで行う事を許可する旨の話が出ると藤本は雄叫びを上げると「ICE巻けなくて悔しかったけど、私IWGP巻くわ。」と勝利宣言を行いました。

 

 

一昨年の秋にこのタイトルが創設されてから今まで全てタイトルマッチはSTARDOMのリングで行われてきました。今回初めて他団体で実施される事に。これもSTARDOMの体制が代わり岡田社長になった事が大きいと言えるでしょう。ただこのベルト自体の管理は新日本プロレスを中心にしたIWGP実行委員会が行っていますから、小規模団体での開催は英断と言っていいのかも知れません。

 

 

藤本は早速ハム子にお互い戴冠したら統一戦をやろうと提案していきます。勿論その光景に黙っていないのはYuuRI。早速藤本に喰いかかっていきます。

 

 

当然のようにお互い勝った場合の挑戦を要求していきます。この藤本の行動力はもっと他の選手も見習わないといけない部分ですね。大会後のバックステージで後楽園に参戦出来ない杏ちゃむと芦田美歩以外は大半が希望を出していたようですけど、もっと公開の場でしないとこのような展開はなし得ないのですから。元々この展開も岩谷が会場のマイクアピールから始まった事。まあ岩谷もこの結論は昨日のSTARDOMの大会のバックステージで知る事になったようですけど、やはり表の舞台で言葉を発する事はとても重要な事だと改めて思わせました。

 

「今回は消滅しなくて良かったと思います。転んでも転んでもこうやってチャンスが巡ってくる。それがプロレスであり人生だと思っているので、皆さん是非6月23日後楽園ホールに来てください。」とアピールした藤本。しかしこれまでのIWGP女子王座戦の状況を見ると後楽園ホール以上の会場で行われており、それ相応の観客を集めています。前回3月に541人しか集客出来なかったアイスリボンにおいてはこの倍の集客を2週間でなし得ないとなりません。

 

正直先月の大型連休で中島安里紗やウナギ・サヤカをオファーして行った横浜ラジアントホール2連戦でもかつて超満員の目安だった250人を大きく下回っていましたし、今回の川口大会に至っては前回4月の同所での興行をも下回る132人。これでは正直前述の3月の数字すら危ない気はしています。

 

既に海乃月雫がSNSで初めて観戦の方へとチケット購入方法を投稿していますけど、当然これだけでは足らないのは事実。この2週間如何に出来る限りの手段を使って観客を動員出来るか?丁度団体の旗揚げ18周年の記念大会でもありますし、各選手・スタッフの手腕が問われる大会になりそうです。

 

岩谷だけでなくトライアングルリボン選手権挑戦者としてウナギも参戦する今回の後楽園ホール大会『雨のちリボン2024』。是非ともまだコロナ禍以降にデビューした選手がまだ見たことのない景色を見せて迎え撃ってほしいと心から願っています。