今日はいつものように12時からアイスリボン道場マッチが行われます。いよいよICE✕∞王者決定リーグ戦も佳境に入り今日と明日の川口大会で決勝進出者が決まります。特に今日はAブロックにおいては重要な一戦が組まれました。この結果次第では場合によっては明日プレーオフが行われる可能性も秘めています。一方この大会から始動するタッグチームがあれば、MIOレフェリー兼コーチが紫雷美央として限定復帰し23日の後楽園ホールでのトライアングルリボン選手権の試運転を行います。ルーティン的に行われる道場マッチですが、その先を見据えた闘いが繰り広げられる事になりそうです。

 

 

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
柳川澄樺(JTO)&咲蘭 vs 海乃月雫&古川奈苗

◎先週のエンディングでタッグ結成が決まった海乃と古川。そもそも昨年9月にシングルを行った時からの約束でしたが、海乃のメンタル不良もあり実に9ヶ月越しのコンビ結成に。これまで『希望のリング』で定期参戦しているメンバーのタッグの中で一番キャリア差がないだけにどんなタッグワークが見られるかは期待感が大きいです。その相手には柳川と咲蘭。対角に立つことが多い2人ですが、タッグを組むのは実に一昨年10月末の大阪大会以来3度目。しかも過去2回いずれも咲蘭が敗けています。咲蘭もだいぶ成長していますし、ここは後輩の古川がいますからここは意地を見せたいところ。ただ古川の同期との初対戦では芦田美歩・藤滝明日香にシングルでしたけど敗れているのも事実。如何に海乃が柳川を排除出来るかが試合の鍵となりそうですし、古川の関節技がどこまで柳川と咲蘭に通じるかに期待したいです。

◆第2試合 ICEx∞王者決定リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負
YuuRI(ガンバレ☆プロレス) vs 藤滝明日香

◎咲蘭・Yappyに連勝したYuuRIが明日の同門対決を前に藤滝との3戦目。藤滝はこれが最終戦ですがYappyには引き分けたものの未だ勝ち星がありません。確実にパワーファイターとしての成長が窺える藤滝が2代前の王者に一泡吹かせる事が出来るか。過去にタッグ選手権で対戦した事もありますし、YuuRIも当然対策は練ってきているでしょうし、ここは通過点として明日に向かいたいところ。流石に秒殺はないでしょうけど、持ち前のハイスピードでどこまで翻弄していくのか。初シングルな故にどんな攻防が見られるのか?そしてどのような決着になるのか楽しみです。

◆第3試合 ICEx∞王者決定リーグ Aブロック公式戦 10分1本勝負
藤本つかさ vs 弓李

◎先週神姫楽ミサに勝って1勝1分けとした藤本が2勝1分けと現在首位を走る弓李と対戦します。お互い入れ替わる形で休業期間があった為、実質的に対戦自体が4年10ヶ月ぶりとなるだけに過去のデータはほぼ参考外と言ってもいいかも知れません。しかも直近では10分越えの試合が続いているので果たして決着が着くのかどうかも不鮮明なところがあります。ただ明日試合が組まれていない弓李としてはここを引き分けると決定戦だけの為に川口SKIPシティに行かないとならない可能性が高くなります。敗けると前回神姫楽ミサとのひきわけが仇になってしまいます。それだけにスケジュールを考えれば勝ちが必須条件。果たして藤本を越える事が出来るのか。藤本としては曲者弓李相手に10分間で仕留められるかが鍵になってきます。勝てば明日の星ハム子戦が相星決戦になるのに対し敗ければ脱落という大切な一戦。弓李のどんな手を使ってでもという最近の闘い方を見せればこのブロックの決着すら見えてきそうです。

◆第4試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&杏ちゃむ(信州ガールズ)&Yappy vs 神姫楽ミサ(JTO)&しのせ愛梨紗&紫雷美央

◎杏ちゃむとYappy、神姫楽と愛梨紗にとっては明日のテストマッチ的な意味合いの試合。ただここにハム子と前述の通り美央が入ってくるのがこの試合のポイントになるでしょう。ハム子が作戦として愛梨紗と美央のどちらを狙ってくるのかが一番重要になってきそうです。それに対してリーグ戦のリベンジを果たしたい神姫楽と愛梨紗は当然ハム子を狙ってくるでしょうし、神姫楽としては杏ちゃむとの闘いはより燃えるところがあると思います。当然美央はタイトルマッチに向けての始動戦ですから見せ場だけでは済まされないでしょう。それぞれの思惑が入り乱れた闘いに注目です。

 

 

美央が試合を行う事で気になるのはレフェリーの件です。恐らく19レフェリーでしょうけど、先日の微妙なレフェリングでYuuRIが不信感を持っています。タイトルの懸った対セルなリーグ戦が組まれているだけにこの不信感を払拭出来るのかは気になります。出来ればリーグ戦だけは別のレフェリーの方がスッキリするのでしょうけど、そうもいかないお家事情もあると思います。リングアナ問題もそうですが、かつての他団体が羨ましがるような充実したスタッフの復活が早急に求められます。それが浮き彫りにならない大会であってほしいと願っています。まあ浮き彫りになった方が良いかも知れませんけど。