6月最初のアイスリボン道場マッチ。1日の第2試合はICE✕∞次期王者決定リーグ戦のBブロック。Yappyと藤滝明日香のシングル。とは言うもののYappyはこれが最終戦で既に1敗2分けでリーグ戦敗退が確定。藤滝も前週大阪でまなせゆうなに残り1秒まで粘ったものの敗れ未だ勝ち星なしの2敗で残り2試合連勝してもまなせの勝ち点5には及びません。言うならば消化試合となってしまったカード。双方なんとか勝利を挙げてこの先に繋げたかった試合だった筈だったのですが…。

 

◆第2試合 ICE×∞王者決定リーグ Bブロック公式戦 10本1勝負
△Yappy(時間切れ引き分け)藤滝明日香△

 

 

以前も書きましたけど、Yappyと藤滝は同じような配色のコスチュームを着ています。体格では僅かに藤滝が上回っているのでそこまで露骨に見間違いをする事はないのですが、やはり同一団体で同系のコスチュームというのはタッグチームを組んでいるのならともかく、そうでないと判りづらいイメージしかありません。本来藤滝のイメージカラーは赤ですが、やはりチャンピオンカラーというのもあってか脇に押さえ気味に入っている程度。映画製作が一段落したとは言え今後も継続意思を示していますので、色合いを変えたコスチュームを望みたいですね。

 

 

ロックアップでは藤滝が優位に押し込んでいきますがロープまでは届かず。Yappyがヘッドロックに持っていくと藤滝もやり返していきグラウンドへ。Yappyが首4の字の形に持っていくと藤滝はロープへ。今度はタックル合戦に持っていくとYappyが倒していきます。Yappyは串刺しヒップアタックからボディアタック、ヒップドロップと定番コースに。しかしここで藤滝は熊手パンチで反撃するとタックルからボディプレスに持っていくと逆エビ固めに捕らえていきます。

 

 

Yappyがロープエスケープすると藤滝は担ぎ上げようとしますが、Yappyは堪えると藤滝のラリアットを阻止してドラゴンスリーパーへ。藤滝がロープエスケープすると腕をロープに絡めて背面ボディアタックからギロチンを投下するYappy。カヴァーを返した藤滝はラリアットを放っていくとマウントエルボーから連続押さえ込み。

 

 

立ち上がるとエルボーの打ち合いに。Yappyがエルボースマッシュで藤滝を倒すと旋回プレスを決めると勝負と見たのかタラザ・インピエルノへ。しかしこれを藤滝は返していきます。ならばと藤滝を立ち上がらせるとファイナルカットと見せかけてラリアットを狙ったYappyでしたが、藤滝は逆にラリアットを放っていくとYappyを膝立ちにしてバズソーキックへ。

 

 

藤滝はダブルアームバスターを狙いますが、Yappyは堪えると走り込んだ藤滝にカウンターのアックスボンバー。コーナーでタラザ・インピエルノを狙いますが、藤滝は立ち上がると必死に阻止してバックフリップに。ジャンピングプレスからリバーススプラッシュを放った藤滝でしたが飛んだところで時間切れのゴングが鳴りました。

 

う~ん消化不良というのか、それぞれ見せ場は出したのですがお互い勝てる雰囲気はありませんでした。序盤はじっくりした攻防でしたけど、割と動きがある展開になったのもその要因だったように思えます。Yappyもタラザ・インピエルノを出したところで勝てると思ったのでしょうけど、藤滝がやはりまなせと対戦し時間ギリギリまでの闘いをした事で踏ん張った為誤算も生じたのでしょう。大型選手との対戦では何か違う手を打たないといけないように思えました。

 

 

これでYappyは1敗3引き分け勝ち点3で終了。まなせとドローは健闘したと思いますが、後輩に10分間粘られたのが2つあったのは今回のリーグ戦の反省点でしょう。一方の藤滝もYuuRI戦を残して2敗1分け。今回最後に出したリバーススプラッシュは新たな武器になるとは思いますが、YuuRIと10分以内でこれで仕留められるかは不透明です。リーグ戦が終わっても翌日には苦杯を舐めて来た同期・芦田美歩とのシングルが待ち構えています。まさに試練の今週末に藤滝がどこまで見せ場以上のものを出せるかにアイスリボンのこれからも懸っているのは間違いないでしょう。どんな闘いになるか注目したいところです。