今日は12時からアイスリボン大阪大会が豊中176BOXで行われます。この176BOXで初めて開催されたのが2019年の11月。まだこの時は『大阪リボン』の大会名で行われていました。それが翌年からこの表示がされなくなりこの長いタイトルに。これには違和感を覚えるファンは私以外にも少なくないようです。そもそも発症の地である東京と道場のある埼玉では『◯◯リボン』を付けないという暗黙のルールがあるとされているのですけど、それ以外の地では付ける事になっているのになぜ176だけ付けないのかが未だに不可解でなりません。

 

配信にしても同様でこの会場での生配信は割と多くの団体が行っているのですが映像制作会社が運営サイドであるアイスリボンが行ってない矛盾。機材運搬の事情があると聞きますけど、今回選手参戦のあるBRSなど地元で機材貸し出しをしている団体に協力してもらえばクリア出来る問題だと思うのですけどね。実際生配信前提だった『19時女子プロレス』を大阪で行った実例もあるのですから。

 

そんな今回の大阪大会ですが、タイトルに触れたようにベストフレンズが最後の大阪での試合が組まれました。ただそこだけでなく他のカードも注目すべき試合が多く、そこに持っていかれないような闘いを期待したいです。

 

 

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
KONOHA(なら万葉プロレス)&柳川澄樺(JTO) vs 咲蘭&みゆ(BRS)

◎前回の大阪に続いて咲蘭とみゆがタッグを組みます。この3ヶ月半の成長をどこまで見せられるかが注目点になりそう。対角には2度目の登場となるKONOHAが柳川とのタッグで参戦。前回は3Wayで対角に立ちましたが組む事で何かKONOHAが吸収出来るものがあると思います。恐らく最後はKONOHAと咲蘭の対決になると思われますので、それが生かされるかに期待したいところ。個人的には咲蘭とみゆが何かしらの合体攻撃が出る事を願いたいです。

 

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
Miki Fortune&Yappy vs YuuRI(ガンバレ☆プロレス)&海乃月雫

◎海乃が3月の新木場以来2ヶ月半ぶりの復帰戦。ただパートナーが因縁のYuuRIというところがミソでYuuRIは意識してないようですが、無事にタッグとして機能するか気になるところ。海乃は割と外国人参戦の際の相手として組まれるケースが多く今回もMIKIが対角にいます。短期留学が仲介役でもあるYappyとのタッグで今回の来日の締め括りを勝利で飾りたいところ。海乃と同様にドラゴンスプラッシュを使うだけにこの技が勝敗の鍵を握りそうです。恐らく家庭環境を考えれば再来日はそう遠くない時期にありそうですので海乃だけでなくYuuRIも爪痕は残しておきたいところ。スピーディーな攻撃でMIKIを翻弄していってほしいです。YappyとしてはYuuRIに秒殺されて以来の対戦になるだけに海乃よりもYuuRIへリベンジを果たしたいところでしょうが、ここはMIKIに華を持たせる可能性が高そうです。

 

◆第3試合 トライアングルリボン15分1本勝負
真白優希 vs 杏ちゃむ(信州ガールズ) vs 長谷川美子

◎1ヶ月後にタイトルマッチが決まっている真白にとってはここは通過点にしたい3Way戦。一方で杏ちゃむと長谷川はここで結果を出してその先を狙い虎視眈々としています。この形式での戦績は真白が圧倒していますが、2ヶ月前に神姫楽ミサに不覚を取ったように取りこぼす可能性がないとは言えないでしょう。杏ちゃむもそうですが、長谷川にとっては古巣の選手が複数参戦する中でオファーが来ただけにこの形式で新境地を開いて今後に繋ぎたいところです。既に真白の防衛戦が決まっているとはいえ単なるテストマッチにせず、夏に向けた流れになるような形に持って行ってほしいです。

 

◆第4試合 ICEx∞王者決定リーグ Aブロック公式戦 10分1本勝負
神姫楽ミサ(JTO) vs しのせ愛梨紗

◎神姫楽は3戦目。愛梨紗はこれがリーグ戦ラストになります。既に敗退が決まっている愛梨紗に対して神姫楽はここで勝てばまだ決勝進出の可能性があります。過去2度のシングルはいずれも神姫楽が逆エビ固め系の技でギブアップを奪っているだけにここもそれは狙っているでしょう。愛梨紗とってはなんとしてもここを逃れて勝ちに向かいたいところでしょうが、手数の分で不利なのはいかんともし難いところ。ミサトンクラブが返されたならミサボムで勝負してくるか。恐らく来週行われるであろう藤本つかさ戦に向けて好内容を残しておきたいところです。

 

◆第5試合 ICEx∞王者決定リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負
まなせゆうな(ガンバレ☆プロレス) vs 藤滝明日香

◎こちらはまなせが3戦目。藤滝はまだ2戦目という段階での初シングル。思えばまなせの復帰で藤滝のタッグベルト再挑戦が途絶えただけに、その思いも全てぶつけていってもらいたいところです。1月の1Dayトーナメントのトトロさつき戦を思えばまなせとて少なくともドローまでは持っていけるだけの能力はあると思っています。まなせとしては勝たないと決勝進出が難しくなってくるのでここは通過点にしたいでしょう。重量級同士ならではの激しいぶつかり合いで藤滝が時間一杯喰らいついて行く事を願いたいです。

 

◆第6試合 タッグマッチ30分1本勝負
藤本つかさ&中島安里紗(SEAdLINNNG) vs 真琴&星ハム子

◎藤本と中島のベストフレンズ3週連続の闘い2戦目。対戦相手はこの3試合の中で一番キャリアのあるタッグチームのむこまこ。藤本とハム子はこの後行われるリーグ戦の前哨戦にもなります。ただ先週のSTARDOMのアイコンタクトや来週のセンダイガールズのチーム200kgと違い既視感がある分、妙味という点では今ひとつなのは中島が引退発表後真琴がSTARDOM以外常に絡んでいるからかも知れません。週刊プロレスのトップ記事になった程アイコンタクトに圧勝したベストフレンズがここで躓く訳には次の闘いを考えればいかないでしょう。ホームアンドアウェーの論理からすれば藤本とハム子の決着になりそうですけど、中島にとってもあと大阪で試合が組まれるか判らないだけに自ら勝負を決めるような闘いをしていってほしいです。

 

 

次回の大阪大会は9月。当然藤本も再休業に入ります。残されたメンバーが大丈夫というような闘いを見せて次の集客に繋がるような大会にしていってもらいたいと願っています。私は現地観戦出来ませんので情報収集しながら配信されるのを楽しみにしていたいと思っています。