先週末に行われたアイスリボン横浜ラジアントホール大会2Days。今回はランダムに川口大会同様に雑感形式で振り返っていきたいと思っています。

 

まずは3日のICE✕∞王者決定リーグ戦2試合から。この日はAブロックが星ハム子vs神姫楽ミサ、Bブロックが咲蘭vs藤滝明日香の組合せ。どちらも格上の選手が川口大会で黒星スタートとなりここで下剋上となると事実上脱落となるだけに何が何でも白星は欲しかったところ。そんな気迫が伺える試合になりました。

 

 

最初に第2試合のBブロックから。

 

◆第2試合 ICEx∞王者決定リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負
〇咲蘭(4分43秒 後方回転エビ固め)藤滝明日香×

 

 

1月の1Dayトーナメントで藤滝のシングル初勝利を献上した咲蘭。そのリベンジを意識したかリングイン早々にドロップキック3連発で奇襲を掛けると足を踏みつけてからのスリーパーに持っていきます。

 

 

ロープの反動を利用して丸め込んだ咲蘭はグラウンドヘッドロックへ。しかしこれを解除した藤滝はアバランシュホールドからキャメルクラッチへ。更に脇固めに持っていきますが、バックブリーカー狙いで担ぎ上げたところ咲蘭に切り返されフットスタンプを浴びてしまいます。欲言えば脇固めから逆エビ固めに持っていくなりすればその後ジャイアントスイングも出来たかと思うのですが…。咲蘭はフットスタンプを連発させるとコーナーに上がりダイビングフットスタンプへ。これを返した藤滝はタックルで咲蘭を倒すとジャンピングボディプレスへ。

 

 

一気に勝負を狙った藤滝はなんとスプラッシュマウンテンの体勢に入りますが、滞空時間が長すぎてマットに叩きつけるところで咲蘭が切り返して丸め込むと3カウントが入りリベンジ成功。時間帯も早かったですし、むしろ初勝利を上げた時のダブルアームバスターを狙ってからの方が正解だったように思えました。咲蘭としては納得はいってないでしょうでしたが、とりあえずは勝ち点2は確保。この後もまなせゆうな・Yappyと体重のある選手が残っていますので、今回のようにグラウンドやフットスタンプを効果的に使う方が良いかと思えました。

 

 

続いて第4試合のAブロックへ。

 

◆第4試合 ICEx∞王者決定リーグ Aブロック公式戦 10分1本勝負
〇星ハム子(8分23秒 女の執念)神姫楽ミサ×

 

 

リーグ戦4試合目にして初めてゴングが鳴っての試合スタート。タックル合戦からエルボーの打ち合いを行うと神姫楽は連打からロープに振られた反動でタックル。串刺しラリアットからのイノシシダッシュはハム子に反撃されタックルからの腹ウオッシュを浴び「お・し・り・だー」の洗礼に。この流れで弓李のように反撃があれば違う攻撃もハム子は考えたのでしょうけど、ハム子は逆エビ固めに。ロープエスケープした神姫楽はエルボーの打ち合いに持っていくとボディスラムからエルボードロップ、セントーンと畳み掛けると再びイノシシダッシュに入る神姫楽。今度はドロップキックからの串刺しタックルを成功させます。

 

 

ハム子のラリアットからのスパインボムを1カウントで返した神姫楽。逆にラリアットからミサボムへ。今度はハム子が1カウントで返していきます。ハム子のエルボーを堪えた神姫楽はショートレンジブレーンバスターへ。逆エビ固めに持っていきますが太腿を掴むミサトンクラブまでは持って行けずロープエスケープを許してしまいます。ならばとボディスラムからセカンドロープからのダイビングセントーンへ。これを返すと必殺のトップロープからのセントーン“晴れときどきミサ”を出しますがハム子が交わして自爆に。

 

 

流れを変えたハム子は腹ウオッシュからシャイニング腹ザードへ。スモウラリアットは交わされるも後頭部にラリアットを打ち込むハム子。しかし神姫楽はカウンターのラリアットから連続押さえ込み。更に距離をとってラリアットを狙いましたがハム子は一撃必殺の女の執念で勝利。五分の星に戻しました。

 

自分はあくまでも正攻法の闘いで勝負したいという神姫楽。しかしハム子や藤本つかさのような熟練されたベテラン相手にはこれだけでは勝てないのも事実。折角SEAdLINNNGに出稽古に行っていてこの日も南月代表も来ていたのですから、直前にアドバイスを受ければと思えたのですが、あまりにも真っ向勝負過ぎましたね。この熱意にハム子が最上級の技で応えた結果ではありましたが、2人とも藤本つかさ戦の闘い方が重要な鍵になるようにも思えました。

 

 

次回はその藤本も登場した2日目のリーグ戦2試合を振り返る予定です。