昨日まさかのトトロさつき負傷欠場のリリース。丁度はらあいリングアナがツイキャスを行っていた時間で、もはやギャル霊媒師をアイスリボン道場に呼んでお祓いをするレベルという話が出ていました。しかし松下楓歩は道場での練習中での怪我ですが、トトロはこの後書いていく川口SKIPシティ大会でのもの。リングサイズやキャンパスマットが違います。となると今度の横浜大会、その翌週の道場マッチの2回お祓いをしないとならない。本当に緊急事態宣言としか言いようがない事になってきたのは事実です。

 

 

この件に関しては後日改めて触れるとして28日に行われたアイスリボン川口大会について感想を書いていきます。今回は前回以上に感想重点です。試合の経過については公式サイトを参照してほしいです。

 

 

この日も星いぶきと松下楓歩が定刻5分前に前説開始。声出しの後カード発表を行いました。ただカードに関しては入場式の後映像でアップされるので出来れば以前の道場マッチのように各試合で個人的見所を語ってほしかったです。

 

ここで運営サイドの佐藤社長より『希望のリング』映画製作プロジェクトのプロレスシーンの撮影が15日に行われる事が発表されエキストラ募集のアナウンスがされました。恐らく藤滝明日香以外のメンバーが試合参戦をセーブしているのはこの撮影が影響していると思われます(実際古川奈苗は19日の上野から参戦を示唆していましたし)。ただ個人的にはこの撮影終了後某団体のトライアウトに挑むメンバーがいそうで心配ではあるのですが…。観客に早めの有給申請をとアナウンスしていましたが、前回の『太陽からプランチャ』の時は失業中でしたので参加出来ましたけど、今の職場環境ではこの日に有給申請をするのは難しいです。

 

 

入場式で各選手が入場するといぶきからICE✕∞のベルト返上がありました。本人は渋っていましたけど、この日からこのベルトを巡ってのリーグ戦が行われるのですから当然必要な儀式です。ならばなぜ真白優希が一旦引退した時に直後の通常興行でトライアングルリボンの返上式を行わなかったのかの疑問が生じたのも事実。今回のリーグ戦参戦選手の中にはどちらかのベルトを取ればグランドスラムという選手がいて意気込んでいましたから、このような状況になった時はしっかり返上式は行ってほしいです(最悪近日中にタッグもという可能性は否定出来ませんが)。

 

 

この日の挨拶は咲蘭。「高校生チャンピオンって、めっちゃ響きませんか?」と語ると別枠ながら優勝候補と推される藤本つかさの方を向いて「自分はつっかさん以上に女子プロレス界を引っ搔き回すレスラーになります!なので自分がベルトを巻きたいと思います!」とシリアスモードで意気込みを語っていました。

 

 

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇杏ちゃむ&HisokA(11分24秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め)藤滝明日香&みず葉×

 

 

まず驚かされたのは藤滝がパワー全開の攻撃を見せていた事。前日もラリアットを出したり新たな一面を見せていましたが、この日は杏ちゃむをジャイアントスイングで回した後、更にロープに上体をもたれさせてボディアタックをぶちかます荒業も披露。すぐにコルバタで切り返されはしましたけど、ようやくここにきて体格に見合った攻撃を出せるようになってきたなという印象が強かったですね。

 

 

約半年ぶりの参戦となったHisokA。小柄ながらも荒々しさが増してきました。やはり猛者が多いJTOでかなり揉まれてきたのでしょう。それ程勝負技を出した訳ではないですが、存在感は示せたと思います。

 

 

試合そのものは杏ちゃむとみず葉の攻防での勝負となり、藤滝がバックフリップでアシストする場面もありましたが、杏ちゃむがダイビングフットスタンプで勝利。前日同様ソフトボール仕込みの攻撃を見せたみず葉でしたが、杏ちゃむのスピードとテクニックに苦しんだ形でした。ただ意外だったのはみず葉相手に杏ちゃむは関節技を使わなかった事。まだキャリアが浅いみず葉だけにそこまでの事はないと思ったのでしょうか。

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
櫻井裕子&〇Yappy(13分1秒 ゴリースペシャル→ギブアップ)神楽姫ミサ&しのせ愛梨紗×

 

 

SNSで「またやられたいのか」とYappyに言われていた愛梨紗が「Yappy出て来い」と挑発するとエルボーを連打して奇襲攻撃。そこに神姫楽が入ってきてYappyの腕を取りアピールしていきます。

 

 

しかしすぐにYappyが体格差を利用して形勢逆転すると、櫻井もそれに続いてロープに愛梨紗を括り付けると変顔を作り、更にYappyのヒップアタックを呼び込みますが、弾き飛ばされるのを回避する為にエプロンに出ずに愛梨紗を抑えていたのは発想を考慮してましたね。

 

 

Yappyが愛梨紗をコーナーで締め上げると櫻井はコブラツイストからグラウンドコブラに。それでも串刺しボディアタックでピンチを脱した愛梨紗は神姫楽に交代。この日の櫻井の一番の見せ場だったと思うのですが、前日同様にドラゴンスリーパーに持って行けても良かったのかも。

 

 

神姫楽の攻撃を経て再び試合権利を持った愛梨紗はYappyにクロスボディを放ちますが、Yappyは再三キャッチして倒れません。それでもハーフボストンクラブに持っていった愛梨紗ですが、Yappyはロープエスケープするとブロンコバスターで形勢逆転。更にギロチンで畳み掛けていきます。

 

 

それでも低空ドロップキックを放った愛梨紗は神姫楽のセントーンのアシストからダイビングボディアタックを決めていきますが、Yappyっはアックスボンバーで流れを変えるとウエイストランドからゴリースペシャルで絞め上げてギブアップ勝ち。体格で愛梨紗を圧倒していました。越境タッグなので愛梨紗が勝負に行ったのは仕方がないかもですが、リーグ戦の事も考えれば神姫楽が勝負に出ても良かったのかも知れないですね。

 

 

(その2に続きます)