昨日行われたアイスリボン道場マッチ。オープニング前に様々な話もありましたがそれについては次回触れるとして、今日11時半から行われるSEAdLINNNG後楽園ホール大会で正式復帰する藤本つかさの復帰前エキシビションを先に振り返っていきたいと思います。

 

 

藤本がエキシビションの相手に指名したのはなんと咲蘭でした。これは意外でしたね。本人がヒントとして変化のあった選手といていたので休業期間中にダイエットをした星ハム子かと思ったのですが、よくよく考えればハム子とは昨年限定復帰で試合をしてますからね。

 

☆エキシビションマッチ5分間
藤本つかさ(0ー0)咲蘭

 

この日の参戦選手が全員リングサイドで見守る中で試合開始のゴングが鳴ります。

 

 

まずはロックアップから藤本がヘッドロックで咲蘭を捕らえますが、ここはまだ様子見の形。

 

 

解除すると咲蘭が「来いよ」とリストロックを要求しますが、当然これは罠。藤本の左足を踏みつけると手の甲へのフットスタンプを狙いますが藤本はこれを避けます。

 

 

大人げない対応に場内大ブーイングが響く中藤本はお構い無しにヘアホイップを連発させてコーナーで咲蘭を踏みつけていきます。

 

 

怒りの咲蘭は藤本をリング中央のロープ際に持っていくとヒップスタンプへ。更に背面ドロップキックを放ちますが、これは藤本の得意技。というより豊田真奈美さん譲りの攻撃。当然同じ技をお返ししていきますが、150cmあるかないかの咲蘭にはあまりにも高い打点で咲蘭が場外に落ちてしまいます。

 

 

エルボーの打ち合いになると咲蘭も自身の精一杯に力を振り絞って打ち込んでいきますが、藤本は背中にチョップを打ち込んでいくとブレーンバスターを予告。だいたい予告付きブレーンバスターは成功する試しがなく、咲蘭に切り返されてしまいます。

 

 

勢いづく咲蘭は低空ドロップキックで次なる手を狙いますが、藤本も咲蘭をコーナーに振っていきます。ここは咲蘭が高角度回転エビ固めに返していきます。ならばと藤本はインフィニティを狙ったのか咲蘭を担ぎ上げますが、咲蘭は切り返しておんぶスリーパーへ。

 

 

藤本がロープエスケープするとでんでんむしの体勢に入った咲蘭。結果的には♡さらんらっぷ♡の形になったのですが。藤本はこれを返すとコーナーに振ってクラウチング式串刺しドロップキックへ。更にコーナーを上りミサイルキックを放ったところで時間切れのゴング。

 

 

勢い余った藤本はJOサイクロンの体勢に。流石にこれはトトロさつきが抑えて阻止してました。

 

 

フルスロットルでの攻防でダメージが残ってコーナーで動けなくなっていた咲蘭を見て19レフェリーは直後の第1試合は無理と判断。急遽第3試合との試合順チェンジをアピール。Yappyと柳川澄樺は慌てて準備に向かっていました(勿論真白優希と櫻井裕子もですが)。

 

 

本来アイスリボンのエキシビションは3分間。それが5分間とほぼ実戦同様の攻防でしたし、内容も約2年ぶりに正式復帰するとは思えない程の攻防を見せていました。勿論この間に昨年7月と11月に限定復帰という形で試合をしてますから感覚はそこまで抜けてはなかったと思います。今回も限定復帰同様に6人タッグでの復帰戦となりますが、ホームに戻れば今回同様に若手相手の闘いが主体となっていくことになるでしょう。その上で団体内外問わず選手の奮起する起爆剤になってくれることを望みたいです。それが星いぶき・松下楓歩というアイスリボンの2枚看板を長期欠場で失った現状を変えていく大きな手段だと思うので。勿論その関係でICE✕∞次期王座リーグ戦にエントリーされましたが、そのカードが組まれていない時にはこの展開を見せてもらいたいと思わせたエキシビションでした。