今日12時からのアイスリボン道場マッチ。現状の２枚看板と言える星いぶき・松下楓歩が離脱して２大会目。それでも特別なゲストなしで13人参戦ですし、メインは純血タッグマッチですから割とボリューミーなのですが、なんか物足りない。それは恐らく『希望のリング』メンバーが藤滝明日香1人という点があるのかも知れません。そもそも映画の撮影がとうなっているのが情報が伝わってきませんし、SNSを見ると結構試合が出来ない状況ではなさそうに思えます。4月以降も契約続行しているのであれば半ば強行に試合に組み込むべきなのではないでしょうか。
☆エキシビションマッチ5分間
藤本つかさ vs 未定
◎明日のSEAdLINNNGで本格復帰する藤本の試運転。恐らく職場復帰から1ヶ月余りで選手復帰は時期尚早と考えていたと思います。全ては中島安里紗との絆が呼んだものではあると思います。その為のエキシが通常より長めの5分間。しかも最近変化を見せた選手となれば恐らく星ハム子辺りではと推測しています。他団体の選手含めて自ら名乗りを上げる人が出てくれば別ですけど恐らくそれはないと思いますので、かつて『名勝負数え唄』と言われた同期との闘いで始動するのではと思っています。5分間というのはどれだけ動けるかと試す場と考えられますが“スタミナお化け”と言われるだけにむしろ今回参戦する選手だけでなく先に触れた『希望のリング』メンバーにも是非観てほしい闘いになると思います。どこまで本番に向けて仕上がっているか楽しみにしたいと思います。
◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
杏ちゃむ(信州ガールズ) vs 咲蘭
◎昨年10月以来半年ぶり2度目のシングル。その時は短時間で咲蘭がギブアップをしてしまったのですが、そこからどれだけ成長してきたかを試す場とも言えるでしょう。ある意味打撃やグラウンドを中心に勝負する杏ちゃむは咲蘭にとって参考になる選手だと思います。この試合を通じて咲蘭のプロレスに対する意識がどう変化していくかに注目です。
◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
弓李 vs YuuRI(ガンバレ☆プロレス) vs 神姫楽ミサ(JTO)
◎今回個人的には一番注目しているカード。断トツの実績を誇る弓李に同日デビューのYuuRIと神姫楽が挑む形なのですが、神姫楽にとってはタイトルマッチ直後の3Wayですから再挑戦の足掛かりにしたいところ。問題はYuuRIで過去アイスでの3Wayは4戦全てもう一人と全く結果を出していません。このタイトルを取れば所属外で初のグランドスラマーとなるだけにまずは巧者揃いのここで勝たないとチャンスはやってきません。勿論シングルのリーグ戦にエントリーしている3人ですし、弓李と神姫楽は直接前哨戦にもなります。それぞれのベルトに向けてどんな攻防を繰り広げるのか楽しみにしています。
◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
真白優希＆櫻井裕子(COLOR'S) vs Yappy＆柳川澄樺(JTO)
◎このカード、1ヶ月前に行われた6大会前の道場マッチメインイベントから楓歩と柳川が入れ替わった形にマッチメイク。この時はほぼ勝利を手中に収めていたYappyが櫻井に切り返されて敗れる結果となったのですが、今回はその分Yappyも慎重に闘っていくことでしょう。このメンバーはYappy以外はリーグ戦にエントリーしていません。それだけに真白の持っているトライアングルリボンに焦点が行くのですが、これを狙う宣言を見せたのが柳川。第２試合の勝者が狙いに行くのも当然なのですが、柳川が直接勝利すれば勿論挑戦アピールしてくるでしょう。それぞれ2つの思惑が絡むだけにタッグワークや試合権利の駆け引きには注意深く見守っていきたいです。
◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
トトロさつき＆星ハム子 vs しのせ愛梨紗＆藤滝明日香
◎前述の通り現状のアイスリボン２枚看板が長期欠場になっただけに若手の育成が急務となりました。今回のメインはまさにその為のチャレンジマッチと言った印象が強いです。最年長のハム子とタッグ王者のトトロが愛梨紗と藤滝を迎え撃つ形の試合。勿論トトロと藤滝、ハム子と愛梨紗はリーグ戦で同枠ですので前哨戦にもなります。ただ実力的にはトトロとハム子が数段愛梨紗と藤滝を上回っています。とりわけ勝負技の点においては格段の差があります。それだけに愛梨紗と藤滝がどんな攻防を行っていくかが鍵になるのは確実。逆に言えばトトロとハム子には隙を見せないような強さをアピールしていってほしいです。
藤本つかさというアイスリボンの象徴と言われる選手がエキシビションとはいえアイスリボンのリングに上がります。昨年利府で試合をした時にも感じた事ですが、藤本に他の選手が食われるようではこの大会の意味がありません。それだけに印象を消す位の熱量を持った闘いを求めたいです。