まだアイスリボン蒲田大会の振り返りが1試合残っているのですが、その試合に参戦していた松下楓歩が膝の負傷により長期欠場が発表されました。

 

星いぶきに続いて現在のアイスリボンの2大看板と言える選手が相次いで長期欠場になるのは団体にとっては大きな痛手だと思います。来週には藤本つかさが復帰するとは言え戦力的にも大幅ダウンは否めません。こういう時に下の選手が飛躍してほしいですし、それがないとこの先が厳しくなってしまいます。藤本は復帰後『希望のリング』のメンバーとシングルをしたいと話していましたが、これによって個々の意識が変化してくれる事を願わずにはいられません。

 

 

 

 

 

そんな激震が走った今日は12時から道場マッチが行われます。今回は18日に23歳になる真白優希と24日に21歳になる星いぶきの合同生誕祭興行です。なぜ来週でなく今週なのか?昨日誕生日だった海乃月雫は?と疑問もあるのですが、なかなかにして生誕祭らしい趣きのマッチメイクが組まれたように思えます。

 

 

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
トトロさつき vs 櫻井裕子(COLOR'S)

◎唯一特にテーマがないように思える試合ではあるのですが。実に一昨年3月5日以来2年1ヶ月ぶりのシングル。まだ櫻井も埋もれた存在であったのですが、COLOR'Sも負傷者が立て続けに出てきた事で試合数が増えてきた現状。どこまでトトロに喰らいつけるかがこの試合の鍵になりそうです

。トトロとしてはどんな勝ち方を見せるかがこの先リーグ戦においてもポイントになってきそうです(ICE✕∞リーグ戦はどうやら10分1本で行われるようなので)。

◆第2試合 いぶきゆうきの頭文字マッチ15分1本勝負
柳川澄樺(JTO)&Aoi(JTO) vs YuuRI(ガンバレ☆プロレス)&咲蘭

◎正月の道場マッチ定番のかるたマッチの要領で今回の生誕祭の主役2人の名前の頭文字から始まる技でフォール・ギブアップを取らないと勝ちにならないルール。当初はブレーンバスターやファルコンアローを使う楓歩が有利と思われたのですが(本人はいぶきの使う逆水平チョップをいぶチョップとして認めさせる予定だったようですが)代わりにAoiが参戦する事で混沌としてきそうです。次の試合のYappyと入れ替わればファイナルカットとかギロチンが使えた分ありだったと思うのですが、ゲスト選手がどこまでプロレス技辞典等を使って予習しているかも普段のかるたマッチと違って見所の一つだと思います。因みにこの5文字でプロレス技辞典によると約380の技があるようです。大半がオリジナルなのですが、当然普及している技も結構あります。それをどう使えるかも注目です。

◆第3試合 コスチュームチェンジ6人タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&弓李&しのせ愛梨紗 vs 杏ちゃむ(信州ガールズ)&Yappy&藤滝明日香

◎生誕祭興行定番のコスチェンマッチ。ただいぶきと真白のコスチェンという点で果たしてYappyと藤滝は着用出来るのかも重要なポイントのように思えます。片方にハム子・弓李の母親2人とH!Flyの愛梨紗が固まった事でいぶきのコスかと思われますが、この組合せだと逆も有り得そうです。鍵は前の試合に続いて技限定になるのかどうか。ならば真白のコスの際の杏ちゃむといぶきのコスの場合のハム子が俄然有利になるのですが、ノーマルとなると杏ちゃむ以外がリーグ戦参戦なのでその前哨戦の意味合いが強くなりそうですのでルール説明が重要になってきそうです。

◆第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
真白優希 vs 久令愛(PURE-J)

◎真白のリクエストマッチ。ただここのところ久令愛はいぶきの代役の立ち位置で試合をしているように思えます。そう考えると真白にとって越えたい壁のような存在なのでしょう。初シングルでどこまで久令愛をマシロワールドに持ち込めるか。久令愛もストレッチプラムを使うなど師匠譲りの関節技も持ち合わせています。真白も関節技を使うだけに割と体格差はあるもののシビアな攻防が見られるかも知れません。

 

 

最近競馬騎手の落馬事故による訃報が相次いでいます。プロレスも同様に命に関わる体を張った闘いです。今回のように慣れない技を使う試合があると危険な場合もあり得ます。どうか全員が無事に試合を終えて最後に笑顔で主役2人をお祝い出来るような大会であってほしいと願っています。