9日のアイスリボン道場マッチ。第2試合にはオープニングで高校合格を発表した咲蘭が大好きなYuuRIとのタッグで登場。相手にはタッグ王者の弓李とPOP王者の柳川澄樺。ともに咲蘭としては倒しておきたい相手。この日の入場式でもTシャツを着てきた程好きだというYuuRIのアシストを受けて自ら合格に華を添えたいところです。弓李と柳川は入場式の際に初タッグとお互い話していましたけど、実は一昨年末に一度組んでいます。柳川が翌日タイトルマッチだったり、弓李が急遽2試合する事になった初戦という事で記憶が飛んでいるのでしょうが、その時対角にいたのが咲蘭(パートナーは真白優希)。この時は柳川が咲蘭を仕留めたのですが、今回は…。

 

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
○弓李&柳川澄樺(10分56秒 ぐるんちょ)YuuRI&咲蘭×

 

 

咲蘭がこの日普段よりも活き活きとした表情でコーナーに上がっていったように思えたのは私だけではない筈です。タッグを組むのは約10ヶ月ぶり2度目。その時とはまた違った思いでリングに上っていたのでしょうね。

 

 

アウフグースマスター・ヤナガワールドとしての今年最初の関門・ACJ2024東日本予選前最後のアイスリボン参戦となった柳川。この日のパフォーマンスでは普段と違った動きも見せていました。一方の弓李はこの日はガウンなし。この辺りはコスチュームによるのでしょうね。

 

 

柳川と咲蘭が先発して試合開始。しかしすぐに弓李が咲蘭の背後から急襲。柳川と1111の連携を試みますが上手く噛み合わない、それでも咲蘭へのダメージは大きく、怒りの咲蘭は柳川の左足を踏みつけるとドロップキックを放ってYuuRIにチェンジします。

 

 

タックルからPKを狙ったYuuRIに対して柳川は素早い動きで応戦すると低空ドロップキックを放ち弓李に交代。ロープワークからの側転プレスを決めると口塞ぎへ。MIOレフェリーに注意されると高速でグーパンチを入れていきます。ロープにYuuRIを括り付けると弓李は顔面を弄っていくと柳川が足で踏みつけていく状況にYuuRIは弓李をコーナーに振るとバックエルボーを決めていきますが、弓李は走り込んだYuuRIを一本背負いで倒して柳川に交代します。

 

 

柳川は片足ドロップキックからランニング二ー、再び片足ドロップキックとYuuRIを攻め立てると鎌固めに移行しますが、咲蘭が柳川を踏みつけてカットするとYuuRIが咲蘭を抱え上げて蹴りを入れさせます。更に咲蘭を柳川の上にボディスラムの要領で投げつけたYuuRI。ブレーンバスターを狙いますが、柳川はこれを堪えるとバックキック。更にもう一撃を加えるとフォールに入りますが気配を察して避けたところに咲蘭がフットスタンプでYuuRIに誤爆。しかしスピンキックはYuuRIが避けて延髄斬りへ。柳川がコーナーに振ったところを振り返してセカンドロープからドロップキックを放ち咲蘭にチェンジします。

 

 

 

ドロップキックを放ってからエルボーを叩き込んでいく咲蘭。柳川の一撃を避けて左足を振り返していくと再びエルボーの連打を放つ咲蘭。低空ドロップキックからのフォールを返されるともう一発を狙いますが柳川はこれをかかと落としからダブルニーへ。返されると咲蘭を踏みつけて弓李に交代します。ドロップキックから柳川を呼び込みトレイン攻撃を仕掛けた弓李。柳川のジャンピングニーから串刺しバックエルボーをフォールを取ると返されたところで脇固めへ。ロープエスケープされそうになると三角絞めに移行していきます。

 

 

咲蘭がロープエスケープするとフィッシャーマンを狙った弓李ですが、咲蘭はこれを避けるとコーナーに振られたのを利用して回転エビ固めに。返されると担ぎ上げようとするものの弓李が堪えるとおんぶスリーパーへ。必死にギブアップを迫った咲蘭でしたが弓李はロープエスケープ。するとセカンドロープからのダイビングフットスタンプを狙った咲蘭。そかしこれも弓李に避けられてしまうと柳川のバッククラッカーから弓李のコードブレイカーの連携に遭ってしまいます。弓李はフィッシャーマンスープレックスを決めますがYuuRIがカット。ブロックバスター狙いを咲蘭が避けるとYuuRIがネックブリーカーでアシストしていきます。

 

 

この好機に咲蘭はセカンドロープから再びダイビングフットスタンプ狙い。今度は命中させますが柳川が飛び込んでカット。首固めを連発させた咲蘭でしたが♡さらんらっぷ♡は堪えられると弓李のロールスロー式の丸め込みで万事休す。弓李が技ありの丸め込みで勝利しました。

 

 

咲蘭の必死さは伝わってくるのですが、どうしてもここぞという時に決め手が不足しているのではなく弱いのですよね。ダイビングフットスタンプにしてもいずれもセカンドロープから。これではキャリアで勝る弓李には3カウントは取れません。この日は最近出していたような関節技やレッグドロップのような技も出せず終い。以前の咲蘭に戻ってしまったようで勝てる雰囲気さえ作れませんでした。YuuRIが試合を作ってましたけど、弓李や柳川の試合運びの巧さに術はなかったですね。やはり高校進学したらグラウンドテクニックから改めてレスリングを覚え直した方が良いようにも感じ取れました。

 

 

波長が合っているようで合ってないような弓李と柳川。次組む時にはどんな攻撃を見せるのか楽しみにしておきたいと思います。