先週土曜日9日に行われたアイスリボン道場マッチ。人気ゲスト選手が不在という事もあったのでしょうか、42人と前回新木場大会前日よりは5人は増えましたけどそれでも低迷状態は相変わらず。通常興行も大切ですが、アイスリボンの場合道場マッチが根底にあるのでこちらの集客が増えない限りは全盛期を取り戻すのは困難だという事を今一度考えなければいけないでしょう。

 

 

大会前。聞いたことのない声が場内に流れました。どうやらリングアナの研修生のようで大会前の注意事項(この日は海乃月雫が欠場でバーカウンターがオープンしていたので禁酒関係はなし)と大会後のツーショットチェキ会の誘導を担当していました。以前はらあいリングアナの時も上野でお披露目の際には前座的なアナウンスからでしたけど、今後どう展開させていくのか?後楽園ホール目前ですし、それが終わればすぐに蒲田大会もあります。研修生といっても前座だけでなく試合の担当をして経験を積んで正式デビューというのがこれまでのリングアナの流れです。近い内に選手コールや時間カウントが聞かれる時が来るのかも知れません。

 

 

大会が始まるといつもの伊藤リングアナになるのですが、開始のゴングと同時に2日前に愛娘が1歳の誕生日を迎え育休産休が明けた藤本つかさがスーツ姿でリングインして現場復帰の挨拶を行いました。

 

 

「今後は取締役選手代表改めまして、広報部長という形でアイスリボンに関わっていきたいと思っています。」と当面は広報担当としてこの状況を立て直す事に専念するようで「試合はもうちょっと先になると思うんですけど、その時に大声でただいまと言わせていただきたいので、今は試合したい気持ちはグッとこらえて、関わっていきたいと思います。皆さん是非アイスリボンを盛り上げていきましょう!」と昨年出産後限定的に2試合は行ってますが、暫くはスタッフとしての活動を行う事をアピールしていました。

 

 

大会後に話をしたのですが、やはり現場の状況は気にしているようで、特にプロレスメディアの扱いの低下は心配していましたね。週刊プロレスの松川記者に連絡を取ったそうで、今後どうつっかイズムの発信がされていくか楽しみです。ただプロレスメディアだけでは現状打破をするのは困難です。本人にも話したのですが、この前日に沖縄のラジオパーソナリティが「ラジオの事をラジオで聴いてくださいと言っていてもリスナーは増えていかない」と話していたのですが、正しくそれはプロレスの世界でも当てはまる事でプロレスの世界以外で如何にアイスリボンを広めていくかが重要になってきます。かつて様々な仕掛けをしてプロレス以外のメディアでPRをしていた藤本広報部長ですので、その辺りの手腕にも期待しかないです。

 

 

続けてMIOレフェリーが登場。新木場大会でも告知があったプロレスサークル興行についての案内がありました。この日からチケットが発売になったこの興行。MIOも小学生との5分間アイアンマン形式で試合を行うそうで、その他既にリリースはされていますが、咲蘭・松下楓歩・しのせ愛梨紗が参戦。特に咲蘭はメインでアマチュアの高校生と対戦とある意味試練の試合が組まれています。また15時から行われるこの興行を観戦した女性がその後18時からの無料体験会に参加すると入場料同額のギフト券が贈られるので実質タダになるそうです。

 

 

現地観戦するかは未定ですが、過去この興行からプロレスラーデビューまでいった選手が何人もいますから、原石を見つけるという点では興味深いものではないかと思います。

 

 

2人の立ち位置としては藤本がメディア開拓として外に発信していく立場。MIOは以前藤本が行っていたように選手と運営サイドとの緩衝材的な役割になるそうです。ただこれが一番良い形なのではないでしょうか。

 

 

久しぶりに藤本の「選手入場!」という掛け声で入場式が始まりました。これもまた懐かしくこのスタイルの前説も復活を望みたいところです。

 

 

最後が櫻井裕子だったのでどう締めるのかと思いきや、真白優希がマイクを持つとこの日から新キャンパスになったので一番始めに受け身を取ってほしい選手を観客の掛け声で決めるという以前定番で行っていた事を行うとの事。

 

 

流石にこの観客動員だと声は少なかったのですが、何度か行い弓李に決定。選手が両サイドに避ける中受け身を取る弓李。ただ以前と違い藤本も違和感を感じていたのが横取りして受け身を取る選手がいなかった事。それだけ今の選手がおとなしいのか、それともそこまであざとい選手がいなくなってしまったか。まあかつての希月あおいさんのような人自体が稀なのでしょうけど。

 

 

そう言えばこの新キャンパス。これまでのようなスポンサーが付いていません。この辺りにもこれから藤本広報部長の手腕が問われる部分なのかも知れませんね。

 

 

という事で試合が始まりましたが、それについては次回以降に振り返っていきたいと思います。