今回の振り返りも週跨ぎでタイムラグが激しくなりそうです。恐らく今週末もそうですが、どうしてもアメブロの画像2MG規定に収めようとするとアラ還の視覚障がい者ではなかなか手間なもので一気に処理が出来ず時間が掛かってしまう分書き込みにもラグが発生してしまう事をご了承いただければと思います。

 

 

という事で前回のアイスリボン道場マッチから1週間。10日の道場マッチは開場前から異様に人が多かった印象がありました。公式発表は51人で後楽園大会直前の先月20日の道場マッチと同人数なのですが、感覚的にはそれ以上のようにも感じました。

 

 

その要因になったのは週頭に報じられた元所属の朝陽選手の訃報でしょう。1日に亡くなったのが5日に現所属のアクトレスガールズからリリースされたのは周囲への影響も考慮してなのでしょう。不慮の事故との事ですが、彼女のこれまでを思えば必ずしもというのは誰もが理解していることのようです。それだけに衝撃は大きいものでした。

 

1年弱在籍しているアクトレスガールズよりもデビューから5年7ヶ月以上。プロレスサークル時代から数えると7年以上はこの道場で切磋琢磨したメンバーにとってはとても深い悲しみがあったと思います。それもあってか現在育休中の藤本つかさ前選手代表が駆け付け心の支えとなっていました。朝陽選手がきっかけで再デビューを果たした海乃月雫もこの日は試合が組まれてないのにも関わらず道場へ。この結果『希望のリング』のプロジェクトメンバー以外では星ハム子以外が道場に揃う事となりました。

 

ところが場内に入って思ったのがこの状況なのにプロレスメディアが誰一人来てない事です。翌日の大阪豊中大会も週刊プロレスが取材してませんし、新体制になったとはいえこの事態になぜ取材がないの?と団体の危機感さえ感じました。その部分が今回の集客数とリンクしているようにも思えました。

 

 

大会前には追悼の10カウントゴングが捧げられました。恐らく黙祷が捧げられるのかなと思っていましたから、これは想定外でしたね。勿論選手からはすすり泣きが聞かれました。まだ気持ちの整理がついてない人もいたでしょうから。ただここでも違和感が。黙祷であれば参戦選手全員がリングサイドに集まり祈りを捧げるだけで良いと思うのですが、10カウントゴングとなると本来故人の遺影をリングに置かないとならなかったと思います。退団した選手であることとこれ以上大会開始前に選手の動揺を防ぐ為というのもあるのでしょうけど、やはり不自然感は否めません。主なき追悼イベントのようには感じました。

 

 

一旦選手が退場しいつものように入場式が行われました。その際この状況もあり大会の注意事項のアナウンスがありませんでしたが、その中の「お酒を飲んでの観戦は出来ません」がこの大会では削除されてました。道場は昨年プチ改装されて入口がカウンター形式になっているのですが、ここに海乃が待機していて缶ビールや缶チューハイを販売していました。まだ道場が出来た初期には冷蔵庫があり販売していた記憶があり10数年ぶりなのではないでしょうか。インバウンドの訪日観光客も観戦が復活してきましたし、このサービスがこれからも継続していくかに注目しています。もっとも土曜日の正午開始ですし、私は大会後にサウナに行く事が多いので飲みたいとは思いませんが。

 

 

一通り選手が意気込みを語った後、星いぶきがマイクを持ち「朝陽の事が、やっぱり同期として、ちょっと悔いも残っているし、もうちょっと寄り添ってあげればなって思った。ですけど、でもこのリングに上っている以上朝陽の分まで自分たち頑張っていきますので、是非応援の程をよろしくお願いします。」と気丈に挨拶をして大会をスタートさせました。その隣に同期で一回り以上年上のトトロさつきが寄り添っていたのがとても印象的な光景でした。こういう場面を是非プロレスメディアには伝えてほしかった思いは強いです。

 

 

次回から各試合について振り返りますが、これを書いている時点で公式の振り返りや映像がないのが非常に気になります。既に数日経過しているのですから気になっている人は多いのは事実。もっと速報性を高めていってもらいたいです。