7日に行われるアイスリボン川口大会。第2試合には柳川澄樺と神姫楽ミサの1111が登場。前日の自団体JTOの大会で明暗が分かれ柳川はPOPを防衛したものの、神姫楽はJTOGIRLSのベルトを流出させてしまいました。そこから一夜明けて1111としての初戦。リボンタッグ奪回に向けて気分を入れ替え好発進させたいところ。その相手には1111の2人と同期になる鈴木ユラと1年後輩の立ち位置にいる咲蘭。ユラはこの日の夜に大一番を控えてますからここでは咲蘭のアシストに回りたいところ。その咲蘭ですが、どうもユラが気に入らない様子。試合早々から不安要素が見え隠れしていました。

 

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
柳川澄樺&○神姫楽ミサ(16分20秒 ミサロール)鈴木ユラ&咲蘭×

 

 

ユラの方が先輩ですし、年齢も2学年上なのですが、咲蘭の入場曲でリングインしてきました。この後柳川のパフォーマンスがあるのも考慮してなのかもなのですが、この辺りも空気を悪くしていたのかと思えばちょっと気になりましたね。

 

 

ただその柳川のアウフグースのパフォーマンスですが、私の今回座っている位置からはあまり顔が見えなかったです。今年はソロで世界大会を狙っているのですから、こういうリング上でのパフォーマンスももっと観客を意識したものにしてくれると良いと思いましたね。

 

 

 

 

1111が握手を拒否すると見るや咲蘭は奇襲を掛けにいきますが、ユラは行かず。業を煮やした咲蘭は「ブス」と一言言い放ち無理やり引っ張り出しますが、神姫楽を引っ張るのにもお互いの意志がバラバラでそこを柳川に突っ込まれる事になると1111が串刺しの一撃を加えるとユラにダブルのビックブーツを放つと咲蘭をその上にボディスラムで乗せてポージングを取ります。

 

 

こうなると1111のペースとなり神姫楽が咲蘭に串刺しラリアットを連発していきます。更にボディスラムで叩きつけると柳川にチェンジ。ハンマーやストンピングを浴びせるとフェイスロックへ。解除すると首投げから低空ドロップキックを放ち神姫楽にチェンジします。

 

 

ストンピングを加えていった神姫楽はコスチュームとリボンが被っていると咲蘭の顔面を踏みつけていきます。リング中央に持っていくとアームホイップを連発させて再び柳川に。今度はニュートラルコーナーに叩きつけていきます。咲蘭もエルボーで返していきますが、柳川の一発で倒れると背中に柳川が乗り上げていき再び神姫楽に。ボディスラムからエルボードロップを決めていきますが、セントーンを咲蘭が交わすとランニングフットスタンプの連発で反撃しユラにチェンジします。

 

 

タックルで神姫楽を倒したユラは入ってきた柳川を同士討ちさせると再びタックルからサッカーボールキック3連発。神姫楽がフォールを返すと変形のスリーパーに捕らえていくユラ。ロープエスケープされるとエプロンからハイキックを連発させ背面ドロップキックを放っていきます。

 

 

ユラのブレーンバスター狙いを逆に神姫楽が投げ飛ばすと柳川にチェンジ。串刺しジャンピング二ーから片足ドロップキックを放つと回し蹴りに一度は避けたユラですが、二回転目がヒット。更にドロップキックからダブルニーと畳み掛けた柳川でしたが、ロープに振るのにもたつく感にユラが逆に振り切り串刺しエルボーからサッカーボールキック、PKと叩き込んでいくと脇固めで柳川の左腕を絞め上げそのまま腕十字に移行していきます。柳川がロープエスケープすると右腕をロープに絡ませ蹴りを見舞うと低空ドロップキックを放ちます。柳川のエルボー狙いを避けたユラはボディスラムを放ち咲蘭にチェンジします。

 

 

飛距離のないダイビングボディアタックを放った咲蘭は柳川の手を掴んだままエルボーを連打。しかしドロップキックは柳川が交わすとかかと落としを投下。走り込んだところをユラがカットに入りますが、咲蘭を抱えてキックを狙うも息が合わずなんとか決めたものの咲蘭がユラの髪を引っ張り仲間割れ。ここで柳川は咲蘭を蟹挟みからかかと落としでダメージを負わすと鎌固めに。ロープエスケープされると背面からランニングニーを連発させて神姫楽にチェンジします。

 

 

神姫楽は串刺しラリアットを放つとイノシシダッシュから串刺しボディアタックへ。咲蘭が返すとミサロールを決める一方柳川がユラを鎌固めに捕らえて援護射撃します。咲蘭はロープエスケープするとおんぶスリーパーへ。神姫楽がコーナーで解除するとドロップキック3連発で追撃する咲蘭。再びスリーパーで絞め上げ神姫楽がロープに逃れたところを背面ドロップキックを放つとコーナーに上がりダイビングフットスタンプを放ちますが神姫楽はこれを避けます。しかし咲蘭はコーナーで暴言を吐きながら顔面ウオッシュへ。これには神姫楽も怒りを露わにして串刺しタックルを連発させていきます。

 

 

走り込んだ神姫楽に咲蘭はスクールボーイ。更に丸め込みを決めると♡さらんらっぷ♡へ。これを柳川がカットすると入ってきたユラを回し蹴りで排除し咲蘭を神姫楽と一緒にブレーンバスターで投げ飛ばします。勝負に出た1111は柳川が咲蘭の足を掴んで馬乗りの体勢になり、神姫楽がそれを飛び越えてミサロールで3カウントを奪いました。

 

 

チーム力で押してきた1111に対して咲蘭が感情をむき出しにした事でユラとの連携が上手くいかずに個の闘いになってしまいました。これでは勝負は明白ですし、そもそもこの試合はユラの当日の立ち位置やホームアンドアウェーという観点からも咲蘭が勝負しなければならない状況だった訳ですから連携が出来なければ勝ち目はありません。そういう意味では1111が今年の初戦を無難に快勝した試合という部分が際立つ形になりました。

 

 

試合後退場していった咲蘭に対して戻ってこいと怒りを顕にする神姫楽。元々顔面ウオッシュを受けた際に咲蘭が「背が小さいのに体がデカい」と吐き捨てた事が発端ではあるのですが、このような表情を見せる神姫楽はJTOを普段から見ている人でも珍しいそうです。元々体格のある選手にコンプレックスのある咲蘭。神姫楽の怒りには背後から柳川が慰めていましたが、今後新たな因縁の仲となるのか?気になります。