昨日の道場マッチの冒頭でネオプラスの佐藤社長と株式会社アイスリボンの五嶋社長の挨拶があったのですが、元々プロレス業界のバックオフィスをしていたネオプラスが15年前にアイスリボンを事業部化して手一杯になったものをリベリオンズが仲介してスケールメリットを生み出す為の提携であり、株式会社アイスリボンはネオプラスとリベリオンズの間をよりスムーズに行き来出来るように選手のマネジメントを行う会社との話がありました。興行元は変わらないのですが、マネジメントが変わる事でどこまで広報活動を強化出来るのか?私個人としてはそこの点に注目しています。まずはあと2週間後に迫った後楽園ホール大会の観客動員をどうにかしてもらいたいです。

 

その後楽園ホール前最後の通常興行が今日12時からの川口SKIPシティ大会になります。メインのタッグ選手権は勿論の事、他のカードも後楽園に繋げるような闘いを示してほしいです。その為にはマイクアピールは重要なのですが、道場マッチを見ていても歯痒い程にアピールがない。それでは駄目という事を選手個々が自覚してほしいと思っています。

 

 

◆第1試合 シングルマッチ15分1本勝負
海乃月雫 vs 長谷川美子(ガンバレ☆プロレス)

◎長谷川はGanProで再デビューしてからは初めての参戦。舞台がきっかけで出会い共に病気や怪我で一度はリタイアしながらも昨年再デビューしたという共通項を持つ2人。但し海乃は既に勝ち星を重ねているのに対して、長谷川は未だ自力未勝利。ただ海乃は復帰してから勝ち星がありません。その点で長谷川の初勝利の期待も持てますが、ここは多彩な攻撃を持つ海乃が久しぶりの勝機が訪れそうです。それにしてもこのようなストーリー性のあるカードがここで組まれると海乃の大晦日はどんな試合が用意されているのか気になります。これを機に組むのもありそうですが…。

 

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
櫻井裕子(COLOR'S) vs Yappy vs 鈴木ユラ(AlmaLibre)

◎ある意味異色の3Way。パワー型が揃ってますし、それぞれ所属が違うので共闘も考えにくい。しかも3Wayの実績が乏しい3人だけにどのような展開になるかも読み辛いところです。ただ真っ向勝負のユラには厳しい組合せと言って良いかも知れません。Yappyがここで頭を使う攻撃を見せられるか、それとも櫻井が何か仕掛けを作っていくか。それぞれの思惑に注目したいです。

 

◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
青木いつ希(ショーンキャプチャー) vs 咲蘭

◎昨日の星いぶきは別として、咲蘭に対して何気に体格がデカい選手とのシングルが組まれるケースが続いている昨今。今度は青木が1年8ヶ月ぶりにアイスのリングに参戦する形で対峙する事に。咲蘭がデビューして1ヶ月後にシングルした実績はありますが、その時以上のものを青木に出せるのか?当然当時と闘い方も変わっていますし、先日のYappy戦を見ても大きい選手との闘い方にも変化が見られましたので、その辺りに期待をしたいです。しかしこうなると後楽園の咲蘭のカードが気になりますね。想定以上のデカい選手が相手になりそうな予感と期待を持ってしまいます。

 

◆第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
星いぶき&星ハム子&しのせ愛梨紗 vs 弓李&松下楓歩&芦田美歩

◎いぶきと楓歩の前哨戦なのですが、SKIPシティって夜興行が行えないので特に早く興行を終わらせる必要はないのですから6人タッグを組む必要はあるのか疑問は残ります。咲蘭にキツい相手のシングルを組むのなら愛梨紗にも同様のカードを組んでも良かったかなとは思っています。それだけに前哨戦で初めて直接決着にならないかも知れません。その鍵を握るのは横浜以来の参戦となる芦田。もう既に新人の域を超えていてここでも見劣りはしませんし、今回新技を出すと公言しています。となると案外弓李や楓歩よりもインパクトを残すかも知れません。それに対して愛梨紗がどれだけ他の選手に食らいつくような試合を出来るか?単なる前哨戦だけでなくこの部分も注目が必要な試合になりそうです。

 

◆第5試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
[王者]杏ちゃむ(信州ガールズ)&YuuRI(ガンバレ☆プロレス) vs トトロさつき&藤滝明日香[挑戦者]

◎王者・QUEENVALKYRIE(QV)の初防衛戦。元々ベルトを獲った際に所属選手の挑戦を熱望していただけにトトロと藤滝が名乗りを上げたのはQVとしては良き事なのでしょう。トトロと藤滝のチーム名も『どんどこどすこいーず』に決まったようですし、体勢は出来上がりました。ただ前回の15分1本と同様の展開ではベルトを取れません。トトロが如何に藤滝のスタミナ面をフォロー出来るかがポイントになりそうな試合。そこをどうQVが崩していって最後の勝利の方程式と言える飛び技連発まで持ってこれるのか。持久戦になればQV有利になるだけにどすこいーずとしてはなるべく長丁場に持っていかない試合にしたいです。藤滝が勝てばリボンタッグでは最速記録更新となります。初めてのタイトルマッチの緊張感を乗り越えてこれを成し遂げられるかにも注目したいです。

 

 

本来なら新会社設立を祝うかのようなサプライズを期待したいところなのですが、果たしてそれはあるのかどうか?メインの結果次第で大晦日のカードは決まっていくと思われますが、それがどのような展開を見せるのかも楽しみにしたいです。