5日のアイスリボンH!Fryプロデュース興行。第1試合には1年前この東京ドームシティプリズムホールでSUPERPrincessPartyのプロデュースを今春アイスリボンを退団した石川奈青と共に行った網倉里奈と神姫楽ミサが登場。網倉はSAKI・櫻井裕子と欠場中の清水ひかりを除くCOLOR’Sメンバー揃い踏みでの登場。一方の神姫楽は正パートナーの柳川澄樺とアイスリボン最年少レスラーの咲蘭と組んでの参戦。昨年とは違って別々にアイドルとプロレスのコラボをオープニングマッチから盛り上げる形となりました。

 

◆第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
SAKI&網倉理奈&○櫻井裕子(11分47秒 ブレーンバスターホールド)柳川澄樺&神姫楽ミサ&咲蘭×

 

 

柳川と神姫楽がリボンタッグのベルトを剥奪された事で赤コーナーになったCOLOR’Sですが、リングインは先となり先程までのアイドルライブの延長線上かのように持ち歌である『WE ARE COLOR’S!』をフルコーラスで歌い踊ってました。ただ清水のパートを振り分けていたのでそこの部分は苦労していたように思えたのは私だけでしょうか。

 

 

対する青コーナー側。通常であれば現POP王者の神姫楽ミサの入場曲『KAGURA』が流れるところなのですが、流れてきたのは咲蘭の入場曲『しゅっぽっぽ』。大会後神姫楽に話を聞いたらやはりこのような大会なので『しゅっぽっぽ』にしたとの事。そういえば昨年のSUPERPrincessPartyにれんてつが参戦した際にこの曲を聴いた咲蘭が入場曲変更を願い出た訳ですから、この選択は正解だと思います。その曲が流れる中でもしっかりアウフグースパフォーマンスを行う柳川も立派です。

 

 

やはり特別な思いが神姫楽にあったのでしょう。普段はJTOの流儀で試合前に握手を交わさないのですが、咲蘭が出ていった後暫く立って自らCOLOR’Sに歩み寄ります。タイミングが合いませんでしたけど、網倉とは特に感慨深く握手を交わしていました。

 

なぜかSAKIが咲蘭を指名して試合がスタート。当然のようにコーナーに詰めて咲蘭にチョーク攻撃をするSAKIに対して背後から1111の2人がカットに入るとタックルで倒しておてんばダッシュを行います。

 

 

あまりの猛攻に「おなかが痛い」とうずくまるSAKI。しかし当然これは三味線で膝立ちでグーパンチを繰り出しチョキで放ったとアピールします。ここから咲蘭に対してのCOLORSの猛攻がスタート。櫻井の滞空時間の長いボディスラム。網倉のワープレスの連発と観客を沸かせる技を繰り出していきます。これを凌いだ咲蘭は網倉に低空ドロップキックを放って神姫楽にチェンジしていきます。

 

 

ドロップキックからイノシシダッシュと普段とは逆の形のムーブを出した神姫楽は串刺しタックルを放つと柳川が串刺し二ーでアシストするとそのまま踏み台となり神姫楽がジャンピングエルボードロップを決めていきます。網倉のダブルでョップは神姫楽がタックルで応戦。神姫楽の攻撃を交わした網倉がボディスラムからサンセットフリップを決めてSAKIに交代。2人の闘いは終わりとなりました。

 

 

SAKIはビックブーツからブレーンバスターを狙いますが、神姫楽は堪えるとロープに走り込みますが、SAKIは櫻井を呼び込みダブルのビックブーツから合体ブレーンバスターへ。更にカンパーナを決めると網倉が咲蘭にカナディアンバックブリーカー、櫻井が柳川にゴブラツイストとそれぞれ得意の絞め技の共演を見せていきます(櫻井だけ見落としていました)。

 

 

このままで終われない神姫楽はSAKIをタックルで倒して柳川に交代。ドロップキック、串刺しジャンピング二ー、ネックブリーカーとS-PARK王者に畳み掛ける柳川。スピンキックは避けられるもののダブル二ーを決めると1010を狙いますがSAKIはビックブーツで応戦。それでも改めて1010を決めた柳川。これに対してSAKIはカワイルドバスターで柳川を投げつけると双方櫻井と咲蘭にチェンジしていきます。

 

 

櫻井のビックブーツを交わした咲蘭はドロップキックを連発。更にエルボーを打ち込んでいくと櫻井の足を踏みつけていきます。神姫楽と合体ドロップキックを放つと神姫楽がボディスラムでセットして咲蘭は一度はセカンドロープから、2度目はトップロープからダイビングフットスタンプを決めますが、櫻井は2度目は避けていきます。ならばと咲蘭はおんぶスリーパーへ。グラウンドスリーパーに移行しますがこれは網倉がカット。流れを変えた櫻井は串刺しバックエルボーからブレーンバスターを狙いますが、咲蘭は丸め込みに切り返していきます。柳川のスピンキックのアシストを受けて♡さらんらっぷ♡を決めますが、これはSAKIと網倉が2人掛かりでカット。

 

 

ロープに走り込んだ咲蘭でしたが、SAKIが二ーを放ち動きを止めると網倉がセントーンでアシストし櫻井がその場飛びボディプレス。これを返した咲蘭でしたが、櫻井はブレーンバスターホールドで3カウントを奪いました。

 

 

こういうコラボ興行のオープニングらしい賑やかで大技の目立った試合だったと思います。櫻井は2日前には新人の小池真優香に胴締めスリーパーでギブアップを奪っていますが、ここはドラゴンスリーパーでもなくブレーンバスターで決めたところがインパクトだったように思えました。咲蘭も見せ場は作ったのですが、ダイビングフットスタンプを避けられたのが痛かったですね。ここから♡さらんらっぷ♡に切り替える訳ですが、もっとフットスタンプの精度を増せば違う結果になったかも知れません。前日には網倉に敗れている咲蘭。初日こそ格下相手に勝利したもののCOLOR’Sメンバーと闘った2日間は新たな課題が見つけられたのではないでしょうか。

 

 

試合後抱擁した後握手を交わした網倉と神姫楽。このアイスリボンのリングで出会った2人が再びリングで交わるのはどこになるのか?そこに石川奈青が絡んでいれば最高なのですけどね。