一昨日からのアイスリボンベースの東京ドームシティプリズムホール3Days。最終日は昼12時からH!Fryプロデュース興行、夜17時からサムライTV27周年記念感謝祭興行の2本立てで行われます。残念ながら両大会に参戦予定だったYuuRIが体調不良で昨日のアイドルライブの提供試合から欠場になりました。タイトルマッチまでどうやら禁酒してまで気持ちを張り詰めていたようですから、ベルトを獲れた事で一気に体に不調を起こしたのかも知れません。今はゆっくり休んでこの後の試合に備えてほしいです。

 

ここではH!Fryプロデュースについて書きますが、1年前のここプリズムホールで行われたSUPERPrincessParty以来となる複数のアイドルとのコラボ興行ではありますが、参加アイドルは全てアイスリボンに関わったグループばかり。現役の南ゆうきが所属するCLIPCLIP、今春デビュー戦を行いながらその一戦だけでフェードアウトとなった愛い姫のいるメノニューイヤー(プロデューサーは第2期映画制作プロジェクトの『太陽からプランチャ』に出演した立花あんなさんだそうです)と夢咲あむのいるリアスクライブ、それに昨夏松下楓歩とエキシビションを行った一色里歌子が活動休止目前の百鬼乙女の4組。ある意味禊のライブの様相ではあるのですが、その中で南がどんな決意を示すのか?昨日のアイドルライブとのコラボでも1人プロレスをやりたいと言った子がいたそうですが、昨年に二の舞いにならないようにこの大会で厳しさも教え込んでほしいものです。

 

 

◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
SAKI(COLOR'S)&網倉理奈(COLOR'S)&櫻井裕子(COLOR'S) vs 柳川澄樺(JTO)&神姫楽ミサ(JTO)&咲蘭

◎負傷欠場中の清水ひかりを除くCOLOR’S3人がライブパフォーマンスをしながら入場。対角には1111と咲蘭。1111はタッグベルト奪回に向けてアイスのリングでは落とせないところですが、ここは咲蘭がいるだけにホームアンドアウェーのスタンスで咲蘭に託す可能性が高いです。どの3人を取っても厳しい相手であるCOLOR’S相手に咲蘭がどこまで爪痕を残せるのか?昨日網倉&櫻井だけでも咲蘭は星いぶきのアシストがあっても勝てなかっただけにSAKIの加わるCOLOR’Sではかなり苦戦しそうです。それだけに柳川と神姫楽が勝負に出る手も有りだと思いますが、キャリア上位の壁は厚そうです。

 

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&藤滝明日香 vs 弓李&芦田美歩

◎YuuRIの代替で弓李が入った事でむしろテーマ的にもキャリア10年以上の先輩と新人タッグ同士の対戦でスッキリしたようにも思えます。芦田がタイトルマッチの激闘の後いぶきが連戦で「自分には出来ない」と語っていた分のスタミナが回復してモチベーションも戻っているかが鍵ではあるのですが、ハム子と弓李の闘いというよりは藤滝と芦田を中心とした闘いになるのは間違いないでしょう。8戦目で頂上決戦に挑んだ芦田に対して12戦未だ未勝利の藤滝。ハム子のアシストでこれまでの雪辱を果たしたいところですが、日々進化を遂げる芦田、そしてトトロさつき相手にもテクニックで翻弄した弓李の前にどこまで結果を残せるのか?このようなコラボ興行ですので2人が頑張っている姿をアイドルの子達に見せてほしいです。そうなると芦田が勝つのがベストなのかな。タレント活動との両立でもこれだけ出来るんだというのを見せるには一番なのかも知れないですからね。

 

◆第3試合 スペシャルシングルマッチ時間無制限1本勝負
ちぃたん☆ vs アイスリボンヌ

◎こういう興行らしいいわゆるゆるキャラ対決。傍若無人なちいたんを相手にリボンヌはどう挑むのか。問題はリボンヌってPCのモニターがベースになっているので普段は頭に被っているケースが目立ちます。今回誰が透衣するかで試合が大きく変わりそう。果たして誰が務めるのかにも注目です。まあノーコンテストという可能性が高い気もしますけど。

 

◆第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
星いぶき&しのせ愛梨紗 vs 松下楓歩&南ゆうき

◎今回の主役H!Fryのいぶきと愛梨紗がメインに登場。対角には次回書きますがICE×∞挑戦に名乗りをを上げた楓歩とCLIPCLIPとしてライブパフォーマンスを行った南。これが3戦目となる南ですが、デビュー戦では愛梨紗からフォールを奪い勝ち名乗りを挙げてます。それだけに愛梨紗としてはリベンジをしたいところ。ただいぶきが直接南にプロレスの厳しさを叩き込むと同時に楓歩が最近咲蘭や愛梨紗に一過言持っているだけに、愛梨紗に対して厳しい闘いを行ってきそうです。そこをどう2人は跳ね返していく事が出来るのか。そして試合後にどんな発言がいぶきや楓歩から発せられるのかにも注目したいです。

 

 

前述したように昨年は2人のアイドルがこのコラボ興行でプロレスデビューを目指す事を決意しました。しかし現実はライブ活動との両立は厳しかったようです。現在南ゆうきがそれに直面しています。挫折した2人の前で更なる飛躍を誓うのか?それともここが分岐点となるのか?そして可能性は低いとしてもここで大どんでん返しの展開は訪れるのか?コラボ興行ならではの状況が見られる事を期待したいです。