昨日のアイスリボンプリズムホール大会。『今年最大のビックショー』と謳ったのですが、PR不足は否めずまた競合興行の影響もあり248人と隣の後楽園ホールでの大会よりも少ない観客数に。誰かが広告費が厳しいとか言ってましたけど、その為にクラウドファンディングを行っていた筈ですから、もっと大会アピールは出来た訳ですし、それさえ行っていればもっと集客はアップしていたと思います。
入場式は誰もリングインしないなと思っていたらステージに所属選手が勢揃いする形。ビッグショーを意識した演出なのでしょうね。
挨拶は星いぶき。
花道がある関係でステージから観客席まで距離があるので、初観戦者をチェックするのに腕を額に当てる仕草をみせていました。
そんな中で「熱い応援をお願いします」と観客にアピールして大会はスタート。スクリーンでカードを紹介して試合が始まりました。
◆第1試合 シングルマッチ15分1本勝負
○櫻井裕子(7分49秒 胴締め式ドラゴンスリーパー→ギブアップ)小池真優香×
ヘッドロックで主導権を握られた小池でしたが、クロスボディや鎌固めなどまさしく「今出来るものを」全て出した内容だったのかなという印象でしたね。ただこれを受け切った櫻井がボディプレスで流れを変えると胴締めスリーパーでギブアップを奪いました。まだ3試合目で所属選手以外とは初対戦でしたので仕方ないのですが、逆に言えばコンスタントに試合をしている芦田美歩や藤滝明日香と比べると見劣るのも事実。小池がセミ・メインのセコンドに着いて何を思ったかで今後が見通せるのではないでしょうか。
◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
松本都＆○咲蘭(13分41秒 ♡さらんらっぷ♡)しゃあ＆chou・chou×
序盤からchou・chouが狙われる形に。都にY字開脚をやらされるわ咲蘭に鼻フックをされ更にMIOレフェリーも加わるおでんばダッシュを喰らうなど洗礼を受けます。都のスリーパーはしゃあと咲蘭が数珠繫ぎで絞め上げます。予想外に都と咲蘭がタッグワークを決めていく中で、しゃあが鎌固めを決めるなど見せ場は作りますが、勝負所でchou・chouにミサイルキックが誤爆。ここで都のスピンキックのアシストを受けた咲蘭が♡さらんらっぷ♡を決めて勝負あり。chou・chouのキャリアもありますけど、チーム力が勝敗を分けた形になりました。
◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
○SAKI(8分22秒 ブレーンバスター→体固め)しのせ愛梨紗×
握手のSAKIがブレーンバスターを狙うと愛梨紗は切り返して丸め込む。その後タックルを弾かれるとSAKIがヘアホイップを狙うも愛梨紗は「パパに言う」とSAKIが参戦している飛鳥プロレスの代表の名を振りかざして抵抗。フリーの弱みを握られたSAKIは「パパに頼るな」と力勝負に出ます。逆エビ固め、カンパーナ、ジャイアントスイング、ニーリフトと体格の違いを見せつけていきます。愛梨紗もクロスボディを連発させて反撃しますが、SAKIはチョキの形でボディブローを放つとリバーススプラッシュからブレーンバスターで3カウント。決め手不足というのもありますけど、SAKIの技の豊富さにやられた感じ。メイン後に芦田美歩が毎回新技を出すようにしているとコメントしてましたけど、そこまでと言わなくても専業レスラーである愛梨紗にはもっと技を増やす事が求められます。それをSAKIが実際に仕掛けて見せてみせた試合だったのではないでしょうか。
◆第4試合 シングルマッチ15分1本勝負
○ちゃんよた(11分02秒 エロティックハマー→片エビ固め)海乃月雫×
海乃は新コスだけでなく、入場曲を一新した上に入場時にはガウンも着用。やはりこういう舞台でガウンがあると映えますね、
海乃が『塚田しずく』としてデビューする前からの知り合いというちゃんよた。その当時のイメージを覆すようなダーティーな攻撃を見せる海乃。フェイスロック等の関節技やスワンダイブ式ドロップキックを見せていきましたが、ちゃんよたはリフトアップするなど力技で対抗。勝負を分けたのは海乃のフロッグスプラッシュを自爆したところ。ここからちゃんよたがラリアット、シュバインと畳み掛けてエロティックハマーで決着。復帰戦としては及第点だった海乃。この試合を通じてパワーファイトに対抗するものを見つけるきっかけになればと思えた内容ではありました。組めばテクニックとパワーが結びついた好チームになると思うのですが、ちゃんよたがアイスに継続参戦する可能性はどうなのでしょうかね。以前海乃と組んだ宝山愛も単発でしたし。出来ればちゃんよたのようなキャリアが浅く団体もそれ程興行数がない選手は積極的に受け入れてほしいのですけどね。
第5試合以降は月曜日には書く予定です。