昨日のアイスリボン道場マッチの詳細は個人的事情で記事には出来ないと思います。ただ残念だった事が2つ。1つは観客動員数が35人と低人数だったこと。確かに競合興行はあったのですが、あまりにも少な過ぎます。もう一点はエンディングで『For the futrre』が流れなかったこと。今回リングアナと音響が伊藤こーへーさんなのでもしかしたらという懸念はあったのですが、やはり9月3週末はアイスリボンの定番として女子プロレス界の後輩達に伝えていってほしいです。

 

さて一夜明けて今日は今年2度目の成増アクトホール大会が12時から行われます。セミ・メイン以外は昨日の試合を振り返りつつ今回の各試合を紐解いていきたいと思います。

 

 

◆第1試合 シングルマッチ15分1本勝負
咲蘭 vs しのせ愛梨紗

◎正直昨日咲蘭が勝って今日愛梨紗がリベンジといいう展開を考えていました。ただ気になったのはこの場面。

終盤普通なら咲蘭がダイビングボディアタックかフットスタンプをする場面でセカンドロープからのミサイルキックを放ったのですね。この後松下楓歩のアシストを受けたがっつり押さえ込んで自力初勝利!

こうなると咲蘭が意地を見せるのは必至。この日封印していた技が他にも多いので猛攻を仕掛けてきそうです。ここから今日明日とシングル3連戦の愛梨紗としては返り討ちにしてシングル初勝利をここで挙げたいところですが、持ち技がない分ここでは苦戦は免れないかな。ただ入場曲を一新したようなので試合後も流したい思いは強いでしょうから何かしら隠し技がある事を期待したいです。

 

◆第2試合 シングルマッチ10分勝負
海乃月雫 vs 南ゆうき

◎正直通常興行であれば南には別のカードの方が良かったように思えるのですけどね。グラドルでユニット組んでライブアイドルをしながらプロレスをしたケースで上半期に頓挫した2人を持ち出すまでもなく成功した選手がいません。それだけにこの試合は南の覚悟が試される試合だと思います。昨日は藤滝明日香の重さに苦戦しながらもしっかり自分の形でギブアップを奪った海乃。

今回もこのようなグラウンドの展開に持ち込む事は間違いないでしょう。後楽園のイリミネーションマッチでも古川奈苗とはほぼ対峙してなかっただけに、このサブミッションにどれだけ耐えられるかが鍵になりそうです。

 

◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
トトロさつき vs 藤滝明日香

◎昨日の海乃との試合で目立ったのが終盤藤滝が再三その場飛びプレスを仕掛けていた事。

30kg差があるというのもあるのでしょうけど、これではトトロとは同型の技があるので勝負になりません。むしろポイント高かったのはこのスリーパー。

入るまで苦戦はしてましたけどスムーズに入れれば有効な勝負技になりそうです。当然肉弾戦が予想されるこの試合。やはり勝負を決めるのはトトロのラリアットかな。昨日もベイビー・アリソンにしっかり決めていました。

勿論トトロも初期からラリアットを使っていた訳ではアリませんが、藤滝に教え込むようなフィニッシュを狙ってくるのではないでしょうか。来週の2大会にも参戦する藤滝にとって学び多い試合になることを期待したいです。

 

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
ダーク・シルエタ(CMLL)&AKARI(PURE-J) vs ベイビー・アリソン(wXw)&YuuRI(ガンバレ☆プロレス)

◎前述したアリソンの敗戦の要因は弓李との意思疎通が上手く行かなかった事が最大要因だと思います。ただ体の柔らかさを生かした攻防は見応えがありましたし、基本的な技意外にもこのような投げ技も見せていました。

パートナーのYuuRIがこのメンバーでは見劣りするかと思われましたけど、昨日もリアルバースデーという事もあり勢いの良さを見せていましたから問題ないでしょう。ここでAKARIは当然としてシルエタに爪痕以上のものを残して夜の梅咲遥とのシングルに繋いでほしいです。

意思疎通が心配ですが、試合後握手を交わしていましたから問題はなさそう。相手は蒲田大会で快勝した中南米タッグ。体格面で上回っているだけにここも力でねじ伏せていくのか。いずれにしても4人それぞれがシングルベルト戴冠経験者なだけに国境を越えて続きがあるような試合を期待したいです。

 

◆第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
神姫楽ミサ(JTO)&HisokA(JTO) vs 清水ひかり(COLOR'S)&松下楓歩

◎残念ながら柳川澄樺の世界大会の挑戦は予選敗退になってしまったようですが、現在まだドイツ滞在中の為神姫楽が今回は後輩のHisokAと組んでの参戦。ただ相手はひーかほだけに負けは許されない試合ではあります。当然連携は清水と楓歩が一枚上手。そこをどう神姫楽が突破出来るか。HisokAも最近調子を上げてきてシングルでも初勝利を挙げたようですが、ここに入ると一枚劣るのは仕方ないだけになんとか神姫楽が勝負に出る展開に持ち込みたいです。ひーかほとしてはタイトルマッチ当日にそれぞれカードが組まれなかっただけにここで直接神姫楽から勝利してどんでん返しをしたいところです。その気になれば管理団体権限で24日の川口大会でタイトルマッチというのも出来なくはないのですから。

 

◆第6試合 タッグマッチ30分1本勝負
星いぶき&星ハム子 vs みなみ飛香&真琴

◎親子スターと13年ぶりとなる我闘姑娘を知る先輩後輩タッグ。このカードがメインに組まれた意図がイマイチ読み取れなかったのですが、ある意味いぶきへの試練かなと。ハム子もそうですけどタッグベルトを落とした真琴、復帰して2ヶ月が経過した飛香が対角にいるというのは場合によってはタイトル戦線に持ち込まれる可能性があるかなと。問題は4連勝して時が止まった真琴と飛香がどのような連携を見せられるかでしょう。いぶきが勝負に出る可能性が高いですが、このメンバー構成であればハム子が勝負に出る手もありそうです。その場合試合後にいぶきが改めて安納サオリとの対戦を直訴するのもありだと思います。当然真琴が飛香がいぶきから勝てば一気にタイトルマッチの流れになりそうです。

 

 

私にとっても前回コロナで現地観戦出来ずリベンジの大会でもあります。勿論PPVもありますからそちらの視聴も大いに見てほしいのですが、その中が閑散としていたら意味がありません。是非とも多くの人に現地で見てもらいたいです。