今回のアイスリボン後楽園ホール大会。新人のデビュー戦が終わりここから中盤戦は通常のタッグマッチが2本。今回はスクリーンが用意されたのですが、この2試合だけは煽り映像がありませんでした。そんな第3試合には清水ひかりと松下楓歩の『ひーかほ』が登場。キクとHisokAという親子ほど歳が離れたコンビとの対戦を行いました。ひーかほにとっては6月にタイトル挑戦して以来のタッグ。リスタートの舞台としては相手は幾分格下なだけにどんなタッグワークを見せるかに注目した試合でした。

 

 

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
清水ひかり&○松下楓歩(13分42秒 変形ブロックバスター・ホールド)キク&HisokA×

 

 

HisokAは高校3年生のコールだから良かったのですが、まだはらあいリングアナはキクが44歳と思い込んでいたようで、後で45歳と言い換えていました。実際HisokAよりも年下のお子さんがいますから十分親子と言ってよいタッグだと思います。

 

 

以前は不安定で別のコーナーでポージングをしていた清水が今回は楓歩の後一緒のコーナーでポーズを取っていました。それだけ2人の絆が深まっている証拠かも知れません。

 

 

楓歩とキクの所属同士で先発するもののすぐに4人が入り乱れる流れに。ひーかほが同時ドロップキックを決めるもHisokAがキクを利用しつつ楓歩に攻撃を仕掛けていきますが、楓歩はタックルを決めて清水に代わると清水はジャンピングレッグラリアットからヒップドロップと躍動。足4の字にHisokAを捕らえると反転されたところを楓歩がひっくり返すという流れに清水がHisokAコールを行うという余裕を見せていきます。

 

 

ロープエスケープしたHisokAはエルボーからドロップキックを連発して反撃。キクに代わると清水はビックブーツを連発。キクも攻撃を交わして背面ドロップキックからサッカーボールキックを放ちますがここは清水が上手。逆襲するとむしろキクのサッカーボールキックを受ける余裕を見せます。ここでひーかほ連携からサンドイッチキックを浴びたキク。HisokAのアシストを受けてフライパンを用いて反撃に出ますが、楓歩はスクールボーイからハーフボストンクラブでキクを絞め上げていきます。

 

 

楓歩のミドルキックを捕らえてキクロックで反撃に転じたキクでしたがすぐに清水のカットに遭ってしまいます。それでもニークラッシャーからランニングミドルキックを放つとHisokAにチェンジ。串刺し攻撃からコルバタを決めて場内を沸かせたHisokAでしたが、楓歩はボディスラムで投げつけると清水が馬乗り式フットスタンプ。そこに楓歩がサッカーボールキックで続く波状攻撃を見せます。

 

 

楓歩がコーナーに上がるとキクのアシストからデッドリードライブで落としたHisokAは脇固めに捕らえていきます。可否がロープエスケープするとダイビングボディアタックを決めたHisokA。キクのスイングネックブリーカーからHisokAがフィッシャーマンスクリューを決めますが、ここで清水がトラースキック。楓歩が変形のSTOからファンファーレを狙いますがこれはHisokAが切り返して丸め込みます。更に走り込んだ楓歩の足を刈って丸め込んでいくHisokA。

 

 

更に丸め込みを連発したHisokAでしたが、楓歩は延髄斬りで流れを変えるとブレーンバスターへ。カットに入ったキクを合体攻撃で排除すると清水がHisokAにハイキックを決めてダメージを与えると楓歩が変形ブロックバスターで3カウントを奪いました。

 

 

結果的にはひーかほの完勝だったのですが、楓歩は納得がいってないようです。それは2人ならもっとやれるという思いがあるからでしょう。清水のスケジュールもあり思うようにタッグが組めないだけに難しい部分はあるのですが、今回に関しては格下相手というのもあって連携や合体技も決めていましたけど、相手のレベルが上がった時の不安はあると思います。これをどう克服して再びタイトル戦線に乗り込んでいくか楽しみにしています。