先週土曜日8月最初のアイスリボン道場マッチ。この日のメインは星ハム子とAKARIのリボンタッグ選手権の前哨戦。ハム子は弓李と約5年ぶりのタッグ。しかもこれは東戸塚での半分無料興行、その前が1年遡って上野なので室内での通常の形式でのタッグは2016年9月の横浜大会以来という純血でも極めてレアなタッグ。一方のAKARIも柳川澄樺とのタッグですからお互い珍しい組合せのよる対戦になりました。しかし今年の目標にリボンタッグ奪取を掲げている柳川にとってはそんな事は関係なかったようで自分が決めたいという思いが強かったみたいです。

 

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
×星ハム子&弓李(12分44秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)AKARI&柳川澄樺○

 

 

この日も柳川はアウフグースタオルによるパフォーマンスを披露。他人の入場曲でパフォーマンスを行うのは大変だと思いますが、世界大会も1ヶ月余りになりましたし、存分アピールしてほしいです。

 

 

ハム子と弓李はそれぞれのリングインポーズが終わるとツーショットポーズを取っていました。弓李の表情を見るとどうしてもこれをしたかったのだなというのが判りますね。

 

 

ハム子との握手をAKARIが拒否。そして弓李と柳川で先発して試合が始まるとリストの取り合いが続きます。ヘッドロックを柳川が切り返すと両者タッチ。今度はハム子とAKARIがアームホイップの応酬をするとAKARIがドロップキックからボディスラムへ。そのまま柳川にチェンジするとダブルニーを放ちますが、ハム子はコーナーに持っていくと弓李がチョーク攻撃で食い止めていきハム子が腹ウオッシュをするエグい連携を見せると柳川の両腕を2人で噛み付いていきます。

 

 

続けて2人は柳川を開脚させますが、コンテンポラリーダンスで鍛えた柔軟な体を持つ柳川には通じません。ハム子はセクシーポーズを決めて弓李に代わるとコーナーポストに柳川をぶつけていき再びチョーク攻撃へ。更にセカンドロープに上がると柳川の顔面にグーパンチを叩き込んでいきます。リングに戻ると変形腕十字に捕らえていきます。

 

 

ロープエスケープした柳川に対してランニングキックを決めた弓李でしたが、柳川はAKARIを呼び込みサンドイッチドロップキックを放ちそのままAKARIにチェンジ。コーナーでチョークスリーパーを決めるとドロップキックへ。しかし弓李も変形のアームバーで返していきます。ロープエスケープされるとダイビングボディアタックからネックブリーカーを放ってハム子に交代します。

 

 

タックルを決めたハム子でしたが、AKARIは串刺し攻撃を足を出して阻止するとトーキックでハム子を倒していきます。しかし619を交わされるとエルボーの打ち合いに持っていかれハム子の腹での顔面の連打から腹ザードを浴びてしまいます。

 

 

それでもブレーンバスターを放つAKARIに対してハム子はラリアットで応戦これにAKARIが対抗するとダブルダウンに。ここでAKARIが柳川にチェンジすると片足ドロップキックから串刺しジャンピング二ーへ。更にネックブリーカーからサーフボード、変形の鎌固めと畳み掛けていきますが、ここで弓李がコールドスプレーでカットに入ると仰向けで柳川を挟み込みハム子がラリアットは放つ合体技を出していきます。しかし走り込んだハム子をAKARIがカットに入ると柳川のスピンキックからAKARIが619、柳川がダブルニーを出すと0101へ。ハム子が返すと1010を狙いますがハム子はこれを阻止すると弓李がコードブレイカーからフィッシャーマンでアシスト。

 

 

ここでハム子がスモウラリアットを決めますがAKARIがカット。勝負に出たハム子はバックドロップからダイビングボディプレスを放ちますが柳川が避けて自爆に。ここで柳川が丸め込み。ハム子が返すとAKARIがドロップキックでアシストし柳川がレッグロールクラッチを決めて3カウント。第三者であった柳川がタッグ王者ハム子を破りベルト挑戦に名乗りを挙げました。

 

 

ハム子のダイビングボディプレスは諸刃の剣である事はパートナーの弓李も切り返した実績があり周知の事実。結果的にこれが裏目に出る形になり柳川と神姫楽ミサの1111の挑戦を認める形になった訳ですから作戦ミスは否めないでしょう。その一方でこのマッチメイクを無駄にしない柳川の執念が実った結果だったのも事実。結果的に1111が挑戦表明をした事で日程調整が付かず26日の後楽園ホールで3Wayでベルトを争う事になったのは既に書いた通りです。所属選手が手薄になっている今、むしろタッグベルトを目標にしている彼女達が興行を盛り上げていく存在なのかも知れません。