18日のアイスリボン川口大会。第2試合にはJTOの柳川澄樺と神姫楽ミサの『1111』が登場。前日のガンバレ女子プロレスでもタッグを組んでいますが、その時は同期や実戦経験の浅い選手が相手。今回は弓李と清水ひかりという実績のある先輩選手が相手なだけに今の真の実力が試される闘いではありました。

 

 

◆第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○弓李&清水ひかり(13分15秒 ブロックバスターホールド)柳川澄樺×&神姫楽ミサ

 

 

驚いたのは柳川の髪色が変わっていたこと。金髪から青みがかった色合いに変わると別人みたいになるのだから不思議です。

 

 

変わったと言えば清水のキャッチフレーズも『天下無双の歌姫』から『トゥインクルエナジー』に変わってました。今の清水を表すのにはこれの方がしっくり来る気がします。

 

 

清水と柳川が先発して会場を煽るとそこに弓李が入ってきてダブルの攻撃を仕掛けますが、すぐに神姫楽が入り逆にダブルのドロップキックで撃退。しかし清水がボディスラムで流れを変えるとコーナーに連れて行き弓李と串刺し攻撃。代わった弓李が噛みつき攻撃を見せるとクイックチェンジで再び清水に。弓李とコーナーで顔面を踏みつけていくエグい攻撃を繰り返していきます。

 

 

更にサッカーボールキックで攻め込む清水。代わった弓李も慣れない同じ技を出していきますが、柳川はボディスラムで弓李を投げ飛ばすとようやく神姫楽と交代。怒りの表情でイノシシダッシュからのドロップキックを2人に浴びせるとジョン・ウーで弓李を潰しにかかります。しかし弓李はこれを切り返すと腕4の字から口塞ぎ。更にボディにパンチを入れると清水に交代。

 

 

ランニング式のヒップドロップを決めた清水は足4の字に。柳川がカットに入ると神姫楽は清水をコーナーに押し込みミサスペシャルから丸め込みに。代わった柳川が串刺しジャンピング二ーからドロップキック、ダブルニーと畳み掛けますが、回し蹴りは打撃得意の清水には通じずお互い透かし合うと清水がサイドキックを決めて弓李に代わります。

 

 

フェイスバスターを連発させた弓李は脇固めに。これをエスケープした柳川はバッククラッカーで流れを変えると神姫楽とダブルのブレーンバスターで投げ飛ばすと神姫楽の馬跳び式ヒップドロップから柳川のコンテンポラリーキックという合体技を見せます。

 

 

しかし柳川の1010を切り返した弓李がレッグホイップを決めると清水が稲妻レッグラリアットでアシスト。しかしダイビングボディアタックは柳川が交わして1010に。これを返した弓李はコードブレイカーで柳川の動きを止めるとフィッシャーマンからブロックバスターと投げ技2連発で勝負あり。実力者2人がキャリア2年7ヶ月の同期タッグを撃破しました。

 

 

序盤から弓李と清水に翻弄され普段の闘い方が出来たのは神姫楽が反撃してから。しかし特に弓李は自団体にいないタイプですからかなり厳しい闘いを強いられたように思えましたね。1111の目標にリボンタッグ戴冠を掲げていますけど、このタイトルの王座経験者2人との対戦で得たものをどう生かせるかがこれからの課題になりそうです。特に今回のように投げ技を連発されるようなのを克服する事がポイントなのでしょうね。

 

 

一方の弓李と清水。決して1111のように合体技を出した訳ではないですけど、好連携もあり内容はかなり良かったです。清水のスケジュールの問題があり、松下楓歩との『ひーかほ』も当面組めない状況のようですが、このタッグも改めて見たいと思わせてくれたチームでした。