3日に行われたアイスリボン道場マッチ。第2試合には翌日にタッグ選手権を控えた清水ひかりと松下楓歩の『ひーかほ』が登場。杏ちゃむ&鈴木ユラと対戦しました。タイトルマッチの相手・真琴と星ハム子の『むこまこ』とは体格もキャリアも違う相手ですから、あくまでもテストマッチとしてしっかり勝っておかないといけません。ただ相手は関節技を駆使するテクニシャンですし、杏ちゃむは清水の1年3ヶ月後輩でユラは楓歩の1年先輩に当たります。それだけに実力が拮抗している部分はあるだけにひーかほとしては気を引き締めなければならない試合。ただ最終的には絶対的経験値の差が勝敗を分けたように思えた試合になりました。

 

 

◆第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
清水ひかり&○松下楓歩(9分28秒 変形ブロックバスターホールド)杏ちゃむ&鈴木ユラ×

 

 

ひーかほがそれぞれ普段と違いTシャツを着てリングインしてきたのでアレッて思っていたのですが、この日から発売になったオリジナルシャツで楓歩がデザインしたものだそう。そして清水は久しぶりに楓歩と同じコーナーでポージングを取りました。大一番を前に初心に帰ってということだったようです。以前逆の立ち位置で清水が転落しかけた事がありましたけど、今回は笑顔でポーズを取っていました。

 

 

清水とユラでスタートしますが、すぐにひーかほが合体型ドロップキックを決めるとユラをターゲットにロープに絡めて足で踏みつけていきます。背面ドロップキックを決めると清水は楓歩にチェンジ。

 

 

コーナーでビックブーツを出していった楓歩はサッカーボールキックからサーフボードストレッチへ。更に背面ドロップキックとユラを攻め立てていきます。ユラもボディスラムでなんとかピンチを脱し杏ちゃむに交代。コーナーに振るとヘッドシザースで楓歩を絞め上げる杏ちゃむ。串刺しダブルニーを決めると楓歩が走り込んだところをミドルキックで倒しフェイスクラッシャーへ。更にSTFからフェイスロック。ロープエスケープされるとバズソーキック。返されるとアームロックと容赦なく楓歩を攻める杏ちゃむ。清水のカットでピンチを脱した楓歩はタックルで杏ちゃむを飛ばして清水にチェンジします。

 

 

膝蹴りから串刺しジャンピング二ーを決めた清水。ヒップドロップを決めますが、お互いバズソーキック狙いは空を舞います。走り込んできた杏ちゃむをトラースキックで防いた清水でしたが杏ちゃむはフィッシャーマンで投げ飛ばします。しかしこれはロープが近くカウントを撮れずユラにチェンジします。

 

 

清水のサッカーボールキックを交わして丸め込んだユラはタックルで倒してスリーパーに持っていきますが、逆に清水に決められてしまいます。清水はエスケープされると打撃でユラを圧倒し楓歩に後を託します。

 

 

トラースキックから清水のフットスタンプを経てジャックナイフを決めた楓歩。ユラは楓歩をコーナーに振ると串刺し二ーからサッカーボールキック、PKを決めて脇固めに。楓歩がロープエスケープすると左腕をロープに絡めてドロップキックを決めますが、ブレーンバスター狙いは楓歩が許さず膝を入れていきます。セカンドロープからのミサイルキックで流れを変えた楓歩でしたがユラのボディスラムから杏ちゃむのダイビングローリングネックブリーカーを喰らってしまうとユラが追撃の蹴りを入れていきます。

 

 

ここで清水が入ってきてハイキックを決めると楓歩がSTF。清水とのダブルの二段蹴りを決めた楓歩は変形ブロックバスターでユラから3カウントを奪いました。

 

 

キャリアの近い選手同士の激しい闘いでしたね。結果的には勢いと経験値の違いが勝敗を分けたようにも思えました。もし楓歩が杏ちゃむから3カウントを奪うようであれば更に期待は膨らんだと思うのですけどね。

 

 

勝ち名乗りを挙げたひーかほはエプロンでベルトをアピールしていましたけど、結果から言えばタイトルには届かず。昨夜配信が上がったので先程見ましたけど、やはり勝負どころで二段蹴りの誤爆があると厳しいですし、それを誘導した王者・むこまこのスタミナと上手さが光った内容でしたね。ただ約20分の激闘を経験したのはひーかほにとって大きな財産になる筈。継続して次なるチャンスにはベルトを掴んでほしいです。