昨日のアイスリボン道場マッチで反則決着試合がありましたが、検索してみると約4年ぶり9回目のようです。あの時は山下りなという救世主が現れましたけど、今のアイスリボンの場合実力のある選手が離れていってしまい救世主となる選手が現れてきそうもありません。現実に今日12時からの川口大会は3人の欠場者が出て急遽MIOレフェリーが紫雷美央として限定復帰をする事に。こういう時に今年アイドルからプロレスデビューした2人をなぜリングに上げないのか疑問も生じてきています。

 

その一方で昨日の大会終了後に来週の大阪大会のカードがリリースされましたけど、このカード順を巡って一悶着が起きそうな動きも。そもそもマイクアピールをする機会が減ってきている弊害が起きている気がするのは私だけではないと思うのですが…。

 

 

◆第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
Yappy&AKARI(PURE-J) vs 紫雷美央&HisokA(JTO)

◎という事で当初海乃月雫がHisokAと組んで試合する予定が昨日の試合で古傷を悪化されてリタイア。代わりに美央が3年前のラスト横浜文体以来の限定復帰をする事に。相手がパワー系の外国人タッグなので、首の負担は気になるところ。その分HisokAがどれだけ頑張れるかに期待したいですが、体格差があるだけに苦戦は必至でしょう。前回の限定復帰でもフィニッシャーだった美央がオープニングをどう盛り上げるのかが鍵になりそうです。

◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
久令愛(PURE-J) vs 咲蘭

◎当初神姫楽ミサと咲蘭のシングルが予定されたもののSEAdLINNNGの大会で喉を腫らしてしまいダウン。代わりに後輩の稲葉あずみが充てられたものの、昨日のJTOガールズで姉・ともかとの闘いで無理をし過ぎたのか今日試合出来なくなってしまい急遽PURE‐Jから久令愛が参戦する事に。若手の中でも実力のある選手ですから十分魅せる試合を作ってくれると思っています。問題は咲蘭のモチベーションの方で、1年上→2年下→2年上とキャリア差がくるくる変わる対戦相手の変更でどうギアを上げていけるか。昨日もギブアップ負けを喫しているだけに気になるところです。これまでアイスでは1度しか自力決着がない久令愛だけにどうフィニッシュに持っていくかも注目です。

◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
柳川澄樺(JTO) vs キク
◎柳川がアイスに参戦して以後幾度となく組んだり闘ったりしてますが、シングルはこれが初めて。試合をキャンセルした海乃が会場にいるようであれば先週の道場マッチのように介入してキクのフライパンと海乃のベルトの攻撃というのもありそうですが、そうでない場合試合スタイルにキクが迷走している分柳川が自分のパターンに持っていく形になりそう。プロレス以外でも活躍して勢いついている柳川が欠場した神姫楽や稲葉の思いも背負って先輩の意地をどう見せるかが見ものです。


◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
真琴&星ハム子 vs 櫻井裕子(COLOR'S)&松下楓歩

◎昨日コスチュームの下部分を忘れて練習生のようにTシャツとハーフパンツで試合をした櫻井。その歳の筋肉感が観客の中で高評価だったようで意外な一面を披露した形になったようです。その櫻井が2日連続で楓歩とタッグを組みます。昨日は星いぶきの反則決着という形で不完全燃焼だった2人。今回は現タッグ王者チームとの闘い。特に楓歩にとっては1週間後に迫ったタイトルマッチの前哨戦でもあります。ハム子相手もさることながら真琴にどこまで食い下がれるのかがポイントになりそう。本番のカードリリースで試合順に異議を唱えるハム子と楓歩ですが、もし楓歩の正パートナーである清水ひかりが今日のスケジュールが空いていたらこのカード自体タイトルマッチが流れてのカードになる事になってましたから来週無事に成立する事を願うと共にそれだけに櫻井がここで爪痕以上のものを相手に残していってほしいです。

◆第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
トトロさつき&星いぶき vs 宮城倫子(GLEAT)&Aoi(JTO)

◎次週の大阪でのタイトルマッチが決まったトトロと宮城の前哨戦。ただ共にパートナーが一癖あるのが気になるところ。トトロのパートナーは昨日反則負けを喫したいぶき。流石にここは通常の闘いをするとは思いますが、勝負に熱くなると宮城の一瞬の丸め込みに遭う可能性も否定は出来ないでしょう。宮城は先週の道場マッチに続いてAoiとのタッグ。あの時は御前試合というのもあったのか、予想以上に連携も決まっていたのですが、いぶきとは再戦になりますし、トトロとの闘いでどう変化していくか。この中でキャリアで劣るAoiがどう立ち回っていくかに注目したいところですが、トトロと宮城が本番が楽しみになるような闘いを見せてくれる事を期待したいです。

 

 

毎度触れていますが、会場の埼玉県産業技術センター多目的ホールは設備の関係で生配信がありません。今回も競合興行があり集客は苦戦する事が必至ではありますが、今後のアイスリボンの方向性が問われる大会になりそうですので大勢の人に見届けてほしいです。それと同時に先月の大阪大会同様に早期にYouTubeメンバーシップで配信する事を願いたいです。