なぜ大阪市内だと『大阪リボン』でそれ以外(豊中市の176BOX等)にはこの表記を付けないのか?

 

今回ブルアーマーリングサービス(BRS)の協力もあって今日の12時から生野区民センターで4年2ヶ月ぶりとなるアイスリボンの通常興行が開催される事が決まった時からの疑問。

 

本来発祥の地・東京都と道場所在地の埼玉県を除く地方の開催の際には『○○リボン』と称するとしているのに176での開催は『大阪リボン』でも『豊中リボン』でもなく『~in176BOX』。今回の大会名を改めて聞いた時そんな不思議や疑問を持った人は少なからずいる筈。今選手の配信等で色々と運営に対しての問題点が浮き彫りになりつつあるだけに(この大型連休期間に触れていく予定)この辺りから改善していってほしいところもあります。

 

 

前置きが長くなりましたが、今年最初の地方大会でもある今回の大阪大会。メインのタイトルマッチを筆頭に気になるカードが出揃いました。残念ながら観戦は出来ませんけど、順に見ていきたいと思います。

 

 

◆第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
柳川澄樺(JTO)&HisokA(JTO) vs 咲蘭&みゆ(BRS)

 

◎今回の注目点は咲蘭が初めて地方大会に参戦することです。本人曰く従来は日曜日の開催が多く翌日の事を考えると参戦が難しかったが今回は土曜日なので参戦する事にしたとの事。もっともそのまま試合後に埼玉に戻るのではなく大阪を満喫する計画なのだそうですが。その咲蘭を筆頭に学生が揃った中で何故かHisokAの保護者のように柳川が加わるという妙なマッチメイク。これが次に出てくる鈴木ユラと入れ替われば、かつてアイスで使っていた“フレッシュオープニングファイト”という副題が使えるのでしょうけど。その柳川が勝負に出るかHisokAに任すかで勝敗の行方は大きく変わってきそう。咲蘭としてはHisokAに狙いを定めて勝って現在行っているオーディションのアピールをしたいところでしょうが、カード紹介映像でも弄られた柳川が意地を見せる試合になりそうな予感はします。咲蘭とみゆがリングインの時に一緒にダンスを踊るかも見所の1つになりそうです。

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
めぃりぃ(BRS)&YuuRI(ガンバレ☆プロレス) vs 大空ちえ(PURE-J)&鈴木ユラ(AlmaLibre)

 

◎所属が少なくなってから当たり前のように組まれるようになったゲスト選手だけによる試合。キャリアではめぃりぃが突出してますが、試合数という点では兼業且つ地方所属という点で他の3人と遜色はないと思います。それぞれが見せ場を存分に発揮してほしいのですが、POP王者の大空が参戦しているだけに権利のあるYuuRIがどう対峙するかが注目点でしょう。既に2人挑戦者が決まっているようですけど、こういう試合でYuuRIが結果を出して名乗りを上げるのもアリだと思います。勿論それは隣にいるユラも同じ事が言えます。PURE-Jに縁のある大阪でピンクのベルトを巡る火花が散る闘いになるのを期待します。

◆第3試合 雫奪還 シングルマッチ15分1本勝負
雫有希 vs 海乃月

 

◎今年最初の通常興行となった川口大会でコントラマッチを行いリングネームの『雫』を没収された海乃のリベンジマッチ。この試合の流れとなった先週のキララヅカでドローになった後「次敗けたら一生海乃月でいい」とまたもや無謀な発言をしたらしい。海乃の闘い方として相手の懐に入って戦う形が目立ちます。アイスで言えばハム子と弓李の中間キャリアの雫相手にこれでは通じないのは確実。ただ前回はアルゼンチンバックブリーカーで終わったところが気になるところ。この4ヶ月近くで凶器を用いたり戦法も変えてきた海乃がどこまで耐久力を備えて一瞬の隙を突けるのか?果たして夜のBRS興行で括弧になっている「うみのつきな」というリングネームをコールされるのかに注目です。

◆第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
星ハム子&谷もも(PURE-J) vs 清水ひかり(COLOR'S)&松下楓歩

 

◎あくまでも清水とのタッグ『ひーかほ』でのベルト戴冠を最優先課題にしている楓歩。通常興行が激減している今年、王者・ハム子との対戦は大きなチャンスと言えるでしょう。勿論ここでハム子からどちらかが勝利すれば1ヶ月後の川口大会でのタイトルマッチという機運が高まりますが、当然谷からフォール勝ちを収めてもチャンスはある訳でここは何が何でもの闘いになるでしょう。清水と谷はアクトレスガールズの先輩後輩の関係にもなります。清水が楓歩に最後を任すにしても、しっかりインパクトを残して託してほしいところです。ここでハム子が勝つようならタッグ戦線は膠着状態になってしまうのでひーかほがそれをこじ開ける試合を見せられるかに期待しています。

◆第5試合 ICE×∞選手権試合30分1本勝負
[王者]トトロさつき vs 星いぶき[挑戦者]

 

◎2017年同期による頂上決戦。ハム子も通常興行主体、弓李が不定期参戦になっている現状、朝陽が事実上去った今のアイスリボンにおいて正しくてっぺんにいる2人による闘いと言えるでしょう。今回いぶきは不退転の決意をSNSや週刊プロレス誌面でも発信してきました。4度目の挑戦となる今回、これまでは相手とのキャリア差と決定的な技で敗れた印象がありますが、今回は前回のシングルでトトロが動くこと雷霆の如しという決定的な技で勝っているだけに対策は考えているでしょう。そういう点では逆転勝利の多いいぶきが有利とも言えますが、過去の対戦ではトトロの2戦2勝と相性が良い上に前回が昨年末の豊中。再びの地元でしかも今回はシングル王者としての凱旋だけにベルトを落とす訳にはいかないでしょう。勝ってマニフェストを発表すると語っているトトロ。もしいぶきが切り返しをしてくるようであれば、例えばまなせゆうなの技を使う事も視野に入れて自らの王者像を追いかけていってほしいです。

 

 

これだけのカードなのですが、地方大会という事もあり配信がありません。他団体などでは二アライブが当たり前のように行われているのですから、何かしらの形でダイジェストではなく全試合を配信してほしいです。この積み重ねが団体の評価に繋がっていくだけにもっと前を向くような運営を目指していく事を願っています。