先週の週刊プロレスの団体別ガイドによるアイスリボンの相関図に書いてあるように現在団体で組まれているタッグチームは4つあります。今回の道場マッチのセミではそのうち1番最近組まれたチーム・下克上タッグが希望して1番古参のチーム・らぶりーぶっちゃーずと対戦しました。

 

 

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
星ハム子&○宮城もち (13分23秒 棚からぼたもち→片エビ固め) 弓李&尾崎妹加×

 

弓李と妹加が先制したもののポージング後すぐに反撃され弓李がターゲットとなり厳しい攻撃に苦しめられます。妹加がパワー勝負で打開し弓李も関節技でなんとか打開を図りますが、やはりタッグワークの面でもハム子ともちが数段上なのは明らかで、終盤は妹加の攻撃をもちがカウンターでブロックするとハム子ともちがダイブの連弾で妹加を圧殺しました。そういえばもちが道場で棚からぼたもち(フロックスプラッシュ)フィニッシュに使ったのは脱臼してからはなかったのではないかも。逆パターンでハム子のアシストで出した事はあった筈ですが。

 

弓李と妹加の場合“下克上”を合言葉に急遽組まれたタッグですから、sまだコンビネーションも上手く出来てないのは当然で、実際連携技もらぶっちゃと違って殆どありません。タッグを結成していきなり強豪とぶつかっても善戦は見せてもそれ以上は無理があります。実際気になったのは妹加がアルゼンチンで担ぎ上げた後そのまま降ろしてしまう事。強い相手だからこそバスターに繋がないと下克上にはいけないと思います。事実同じ技をもちに返されてますし。

 

この現状に妹加はお互いライバルとしても切磋琢磨する為に次回弓李と対戦することを提案。選手代表の藤本つかさはタッグ解消ではない事を確認した上で了承しました。実際他のチームはそれぞれ組んでも戦っても激戦を繰り広げて実力を付けてますからね。そしてそのカードは次のメインでのシングル選手権の前哨戦が鍵を握る事になりました。

 

 

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
世羅りさ&×長崎まる子 (13分15秒 ラリアット→片エビ固め) つくし&山下りな(OSAKA女子)○

 

今回なにかリングに魔物が潜んでいたのか、第1試合で松本都がリングインに失敗してましたけど、この試合でも世羅が対つくし定番のジャイアントスイングを見せるのですが、なぜか1度失敗して2度目でようやく決まるという。なんか変な磁場の狂いを感じましたね。

 

肝心な前哨戦ですが、ほぼ互角ながらもやや山下が押していたようにも思いましたねね。エルボー合戦にしても一瞬世羅が怯みそうになる場面も見られました。まあそのような展開になると世羅は笑い鬼と化すのですけどね。ただ本人もそれを悟ったのか「今日はまる子に助けてもらったところもある」と反省の弁を述べてましたが、本番でどこまで大晦日見せたような戦いで巻き返せるのかを見せてほしいです。

 

前説で山下からフォールを取って挑戦権を奪い取るとアピールしていたまる子が自分なりの戦いで奮闘して山下を追い込む場面も見られましたが山下のラリアット1発で沈んでフォール負け。試合後には珍しく涙を浮かべる場面もありました。翌日も後輩のテキーラ沙弥に負けているように猪突猛進やまるコロリンといった丸め込みだけでは限界があるようにも感じましたね。タイトル挑戦を狙うには更なる決定技を作らないと厳しいでしょう。しかしこれで前哨戦はお互いアウェイでパートナーをフォールする同じ決着になりました。

 

前述のように納得のいかない戦いだったと振り返る世羅は山下に次週の道場マッチの参戦を要求。藤本つかさが次回参戦出来ないとの事でカードを世羅に投げると先の下克上タッグを絡め世羅が妹加をチョイスし専門学校同期タッグを組むと山下と弓李の2,013年デビュー同期タッグとの対戦が行われる事になりました。デビュー同期でなかなか組める状況でない世羅にとってはこういうシチュエーションでは妹加と組む事が多いですね。

 

 

次回まとめを書く事にします。