昨夜のTBS『Momm』で女性限定大会の開催報告がされていました。予想通り僅かな時間でしたが、見る限りいつもの道場マッチとは異空間での興行だったのが判りました。何度も書いている事ですが、これが招待だからと単発で観戦終わりにさせない努力はしていってほしいです。

 

そんな大会の4日後に行われた道場マッチのメインは3日前に噴出した松本都被害者の会による成敗マッチになる筈だったのですが・・・。

 

 

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&○松本都(12分00秒 みやこここクラッチ)世羅りさ×&テキーラ沙弥

 

リングインの時世羅と沙弥が被害者の会の会長と会員とコールされたのは試合の性格上当然として都が『被疑者』藤本が『巻き込まれた人』とは。被害者の対語は加害者な訳ですから一体誰が仕組んだのでしょうか。

 

試合は開始早々から藤本が裏切るなど都がボコボコの状態に途中にはセコンド陣まで乱入してストンピングの嵐。その先陣で飛び込んでいったのが尾崎妹加だったというのも本人はは否定していますが人に言えない恨みでもあったのでしょうか。もっともこのストンピングの時に都が飛び上がればそれなりに面白かったのですけどね。

 

終盤は世羅と都の攻防に。前回のシングル同様に都がポテトヘッドのマスコットを盾に世羅の攻撃をブロックしますが世羅はそんなのお構いなし。藤本のカットをエアーズロックⅡで排除して後は都を仕留めるだけというところで一瞬の鋤が出来てしまったのが命取りでした。世羅からすればまさかのローリング式のみやここクラッチ。都がここ一番で出す技で周りがシーンとなる勝利。満員の会場があれだけ静かになるメインの終わり方というのはアイスリボンではそうない場面でしたね。大晦日に大勝負を控えた世羅としてはやっちゃいけない負け方でしたね。この負け方が悪い流れにならなければ良いのですが。

 

 

世羅が自ら都にフォールを取られた事で被害者の会は解散となりましたが、当然これで終わらせるつもりはなく『松本都大戦争』を勃発させると宣言。但し大勝負を控え更に舞台も近い事もあり行うのは来年との事でしたが、これって宇宙大戦争のオマージュでしょうか。だとすれば世羅のことですから人毛では済まされない都への恨みの篭った道具が飛び出しそうです。

 

勝った都に待っていたのは後楽園の対戦カードでした。勝てる相手と試合がしたいと要望していた都でしたが、「強い都に強い選手を用意しました」と藤本が出した名前はKAIENTAI-DOJOのタンク永井と真霜拳號の2人。パートナーの葛西純と真霜のマッチアップというのも楽しみですが、KAIENTAIの新旧シングル王者相手に都はどう対峙するのかも楽しみです。

 

 

まあある意味人生そう上手くいく事ばかりではないというのをリングの中で示したとも言えた今回の道場マッチでした。これもアイスリボンの興行らしさだったと改めて感じました。以前から藤本選手代表は日常をリングに持ち込んで生き様をさらけ出す戦いというのをやっていくのもありと言ってましたが、都を取り巻く戦いはまさにそれを体現していました。ただ都の行動はあまりにも幼すぎてレベルがアレなので問題外としか言えませんけど。

 

そんな中この日後楽園のカードが2つ決まりこれで7カード確定しました。弓李のやりたいカードというのが気になりますがこれがシングルとすればあと2試合は組まれる事になり9試合が行われる事になります。トーナメントがどのような戦いになるかによっては延長料金が発生するくらいの長丁場になるかも知れません。藤本はつくしとの準決勝を短期決戦にしたいとは語ってますが他のカードも一筋縄ではいかないだけにどうなることやら。まあそれ位充実したラインナップを用意して社運をかけて観客動員をしたい表れと感じています。ここから大晦日にどう突き進んでいくかに注目したいです。