昨夜は舞台『リング・リング・リング2016』を観劇。まだ今日の昼公演まであるので感想等は明日にも書きますが、今回の観劇はラジオのチケットプレゼントに当選してのものでした。その際の応募フォームに日時指定がありアイスリボンver.の最終回を指定。その為エンディングのカーテンコールで藤本つかさ選手が代表で挨拶をしたのですが、その中でこの言葉が印象に残っています。

 

「私達は喜怒哀楽をプロレスで出しています。」

 

多少表現は違ったかも知れませんが、趣旨はこんな感じでした。以前団体のトップに立った時から藤本選手は日常の喜怒哀楽をリングに持ち込んで戦ってもいいのではと言っていた事がありました。

 

実際最近のアイスリボンの試合は他団体以上に喜怒哀楽を戦いでぶつける事が多いように思えます。昨年物議を交わした『人毛デスマッチ』にしたって元々世羅りさ選手の『怒』の部分と『』哀』の部分の感情が爆発した結果がッタわけでしたからね(余談ですがどうやら世羅選手が次にデスマッチを行うならと言っていた蛍光灯をREINAの元小波選手が花月選手を巻き込み行う事が決まったようです)。

 

一昨日の道場マッチでも、分析で予想した通り北沢大会での藤本選手の「今度のベルトの挑戦は世羅に全てを任せたいから」という発言に反発したつくし選手が感情を爆発させた内容になったようです。プロレス社会は縦社会と言われてますが、異業種参入をした藤本選手からすれば企業としてのアイスリボン(有限会社ネオプラスの事業部)全体を考えた時の意味合いがあっての事だとは思いますが。

 

何も怒りや哀しみだけを試合にぶつけるだけではないでしょう。プライベートの喜びや楽しみを試合にぶつける事は良くあるケースです。ただその場合手荒い反撃を受けるのがお決まりになってはいますけど。

 

少し前まではこのような喜怒哀楽を試合で引き出すのが上手い選手がいたのですが、最近は選手単位ではなくなってきました。団体としてはアイスリボンが1番それを表現出来ていると思えます。だから他団体よりも楽しめるのかも知れないと感じていますけど。

 

今度の後楽園大会。藤田あかね選手が水波綾選手と暑苦しい位のタッグを組んだり、くるみ選手がつくし選手とのシングルを気持ちの面で万全ではなく怖くなったとタッグに変更を申し出たりとまさに喜怒哀楽のプロレスが楽しめる興行になりそうです。勿論メインもその部類になると思われます。それだけに北側やバルコニー開放までは難しいかも知れませんが、等身大の10代から30代の女性の喜怒哀楽をリング上での戦いに込めた勝負を昨年の大晦日並みの大観衆で見守れればと思います。