昨日の夕方行われたジャングルジャック21自主興行『隊長とエースからの挑戦状』。


色んな要素を詰めた大会というのもあってか、304人と立ち見多数と札止めの超満員状態。過去に何度かキネマ倶楽部で観戦してますけど、300人越えというのは見たことなかったですね。


恐らく大半の注目はアジャ・コングvs鈴木みのる戦とメインのタッグ選手権だったと思いますけど、全体的にプロディースした松本浩代・中川ともか両選手の色合いが出ていて十分満足のいく大会だったと思います。


表題に付けたOZか息吹かという概念から考えると明らかに息吹っぽい面が強かったですね。いわゆるヒールテイストは一切なし。それは今回2人のプロディースということからなのか、運営全体がエス・オベーションが行なっていたこともあるのでしょう。


元々若手の成長の場として行われた息吹。それを彷彿させたのが、初戦のGAMIvs小松奈央とセミの3人掛けの2番手で行われたアジャ・コングvsつくし。


小松は軽量なのですが、その分動きで翻弄しようとして行ったのですが、やはり試合の場数が少ない面が出ていましたね。その点から見るとつくしはスタートからドロップキックでフォールにいって積極的に攻めていった。子供がプロレスをやることに否定派であるアジャ・コングに『豊田真奈美以来の衝撃を受けた』と言わしめただけでも収穫はありましたね(これはムキッとなる選手が一人いそうですけど)。そして『大人も子供もリングに上がれば関係ない』とも。


勿論前述した注目された2試合は、当然凄くいい試合でしたし、特にメインは同じ所属の師匠・弟子・先輩・後輩という中での意地が前面に出ていた凄い試合だったと思います。


一方でミックスタッグでの部分的な流れや、3人掛けの初っ端にバイソン木村に扮した広田さくらが登場したりとコミカルテイストがあったりと楽しめる要素も十分詰め込んで、お腹いっぱいな内容だったと思います。


プロディースした2人も大変な試合を無事防衛。見事に大役を果たしました。その後が若干グダグダになりましたが、それはそれで面白かったからそれで良しとしましょう。本当にお疲れ様でした。これからこういう興行があれば是非また観戦したいですね。


簡単ですが、とりあえず感想をコンパクトにまとめてみました。改めて詳しく書くかも知れません。