昨日は夕方から板橋グリーンホールで行われたNEO女子プロレスの大会へ。



現地に着くと結構な行列。何事かと思ったら、大晦日の最終興行の先行販売に並んでた列でした。資金やスケジュール面で保留中でしたので見送りましたが(メール先行も含めて)、ひとつの団体のラストを出来れば生で見届けたいですね。



9月26日(日)板橋グリーンホール 観衆174人(超満員)



1.15分一本勝負
○大畠美咲&ヘイリー・ヘイトレッド(11分41秒、フェアリーロック)倉垣翼&勇気彩×


大畠が終始声を出し続けていた印象が、声色のせいもあるのですが完全にアイドルレスラーですね。連続のボディプレスが見れなかったのは残念でしたが、勇気の腕を何度も攻め立て最後も締めきってタップアウト勝ち。アメリカ辺りでも人気になるよなぁ。ただヘイリーに『押さえろ』と日本語で言ってもねぇ。しばし出遅れていたものなぁ。



2.15分一本勝負
○山縣優(6分34秒、クロス・フェイスロック)野崎渚×


今大会唯一の一桁時間。野崎の雰囲気が変わったのは伝わってきたのですけどね。明らかに右腕を庇う試合運びで妙味なし。後半は山縣先生の上手さが目立ちギブアップで勝利。試合後の売店ではしもうま売店応援担当として大活躍だった山縣先生。蕨に参戦してくれないでしょうか。



3.15分一本勝負
○松本浩代(13分11秒、片エビ固め)広田さくら×
※布ですべってすってんころりん


決まり手みれば判る通り。13分あまりの試合時間の内、序盤の3分を含め4分余りは広田のトークショー。お笑い封印と言っておきながら殆どコミカル。挙げ句やらないと言っていたカンチョー攻撃でひろよんを場外に落とすと、どこから用意してきたか赤黒の布を被って寝転ぶ始末。しかしこれらにしっかり付き合って試合を成立させたひろよんも立派でした。このやりとりはDVDが出たら是非。



4.30分一本勝負
○タニー・マウス&宮崎有妃(13分10秒、パロ・スペシャル)アントニオ小猪木&ジャイアント小馬場×


この4人らしい、楽しい試合で終始笑いっぱなしでした。前の試合とともに新喜劇に来ている感じ。エプロンにいるタニーと小猪木で実況はするし、お互いのムーブはし放題。最後は宮崎が小馬場を押さえてる間にバロスペシャルで小猪木がタップアウト。その後西口プロレスのマネージャーさんまで登場して思い出話で中締め。まさに笑わせてちょっぴり感動というNEOならではの試合でした。



5.30分一本勝負
○栗原あゆみ(12分30秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)しもうま和美×

予想以上にフィットしていましたね。もっと栗原ペースで進むのかと思ったのですが、しもうまのチャンスが何度もあり、もしかしたら3入ってただろという場面も2回はあったかな。それくらいの気迫が籠ったいい勝負でした。栗原もタイトル挑戦が決まってるだけに意地を見せ最後はジャーマンで仕留めましたが、裏投げが決まらないなど大苦戦。それだけにしもうま引退までにもう一度見てみたいですね。



6.30分一本勝負
○田村欣子(14分45秒、エビ固め)藤本つかさ×


序盤からつっかが積極的に攻める展開は1年前からの成長の証し。とにかく少しでも攻め立てようと必死に喰らいついていたのが印象的。終盤は防戦一方になってしまったけれど、ある程度今のつっかは出せたのではないかな。特に終盤でこれまで決められなかった横入り式ヨシタニック(色々名称が飛び交っていますが)をこの試合で初めて成功させたのは、大きな自信になると思います。

どうやら今日未明にNEOタッグ挑戦をアピールした模様。それは単なるラストにしないというだけでなく、今のつっか(パートナー予定の志田も含めて)の力が試される大事な場になると思う。出来れば11月の府立第2のビッグショーで実現したらいいな(そうすれば見に行けないけれど)。



この大会は終わってみると3部構成の芝居のようで良い興行でした。特に終盤にかけて盛り上がっただけに文句なしといったところ。それは贔屓目なしにアイスリボン勢の健闘があってのこと。年末に向けてますます目が離せないような気がしています。