昨日の夜は一昨年8月にカウントリセットされて200回目の区切りとなったアイスリボンの大会へ。




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会場に入るとSアリーナのキャスターの三田佐代子さんや新井記者の顔も。やはり葛西純選手参戦ということもあるのでしょうが、区切りということでお祝いムードも伴っていたようです。


さくらさんの前説では『マッスルビーナスの成長しているところ、してないところを見てほしい』と優しいのか厳しいのかよくわからない言葉が。やはり今回はビーナス中心の大会であることがわかります。入場式での挨拶はちいさん。『小さい自分が大きい人を丸め込むのを見てほしい』と。ビーナスメンバーに『ごめんなさい』と謝っての挨拶にそれなりの決意があったようです。



『アイスリボン・200』
7月14日(水)アイスリボン道場 19時30分開始
観衆83人


◆第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○藤本つかさ(8分48秒片エビ固め)帯広さやか×
※ミサイルキック


終始、つっかさんが帯広さんを圧倒・・・とまではいきませんでしたが、基本完勝の内容。ある程度帯広さんの出せるものを出させて、最後はミサイルキックを強烈に放っての勝利。ただ途中延髄斬りを失敗して相手に攻めを許してしまうミスもあったのは今後の課題として残りそうです。帯広さんも全女式(?)連続押さえ込みなどは良かったのですけどね。まぁチョップなどを見てもパワー負けしている面が見れましたから。


◆第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○夏樹☆たいよう&松本都(10分43秒ラ・マヒストラル)真琴&星ハム子×


正直言えば、お互いのコンビネーションがどうかと思ったのですが、意外なほどマッチしていたように思いました。特にみやここさんが先発をパートナーに託すのは一部の例外を除いていつものことなのですが、今回はしっかりアシスト役に徹していたかと。トップロープから夏樹さんが抱え上げ、そのまま倒れている相手にボムの体勢で落とすのは想定外だったようですが、ダブルの卍固めを見せたり、最後も夏樹さんが二段重ねで押さえ込まれている所をカットして、真琴さんをどかすとそのままみやここクラッチへ移行。それを受けて夏樹さんがハム子さんを丸め込んだのですから、板橋に向けて女子タッグでの好ダブルの内容はいい流れを掴んでいるように思えます。一方の真琴組もダブルの“お・し・り・ダー!”など随所に連携を見せ、特に終盤前述の押さえ込みの場面ではあわやの所までいっていたのですけどね。そういう意味もあってこれを私はこの日のベストバウトにしました。



◆第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
×葛西純(7分1秒みやここクラッチ)都宮ちい○
※葛西純はスリーカウント、都宮ちいはワンカウント奪取で勝利


当初結果だけを公表すると言っていたさくらさんでしたが、葛西さんの猛抗議にあって注釈をつけざるを得なかったようで。ワンカウントでちいさんが勝つという特別ルール。そのために余計葛西さんの上手さが目立ちましたね。最後はセコンドについたみやここさんを意識してマンマミーアをやるものの時間をかけ過ぎたか自爆したところをちいさんがすかさず掟破りのみやここクラッチでカウント奪取しましたが、みやここさんが以前GENTAROさんに挑戦したエクストリーム選手権の時は今回以上に厳しい受け身を取らされながらも、すぐに相手を見据えて反撃を狙っていたような・・・。それがこの試合に繋がっている訳ですから。ハンディキャップフォールだからのこの結果で場内も盛り上がりましたけど、あの時を見ていただけに物足りなさがあったのは事実。カウント2.9どころか2も取れなかったのではなかったかな。これで19日のタイトル戦が俄然面白くなったのだけは事実ですけどね。



◆第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○さくらえみ(15分58秒タイガードライバー)志田光×


幻のタイトルマッチとさえ言われたメイン。セコンドを見るとさくらさんには帯広さんがいる程度で、志田さんにはビーナス2人のほかこの日いた所属選手全員がついていて、まさに映画『スリーカウント』のクライマックスを見ているようでした。そんな中でしたがさくらさんの余裕は最後まで崩せなかったような気がします。先週つっかさんが言っていたように志田さんのエンジンの掛かりはこの日も遅く、10分過ぎにスタミナ切れを起こし始めてからようやく本来の得意な攻めが出てくる。そのためか攻撃が単調ですぐ次の手に移行してしまうので相手へのダメージを少なくさせてしまった結果、終盤でムーンサルトプレスやタイガードライバーという大技を出されて沈没となってしまった感があります。つっかさんがビーナスシュートを連発したり、みやここさんがみやここクラッチの回転技を出したりしているように、とことん連続攻撃で攻めて行くのも今後にとって不可欠だと思いました。その為にはみやここさんみたいに相手の研究も必要なのでしょうけど・・・。



座談会終了直前、たまたま学校が早く終わったとかでお手伝いに来ていた飛香さんが、締めにかかっていたさくらさんを背後からスワンダイブ式ミサイルキックで強襲。先月の板橋と同じ状況に『警戒心が無い』と19日のタイトル奪取を宣言。色んな意味で今度の板橋大会が楽しみになった200回記念でした。