年末から先行発売されていた映画『平成トンパチ野郎』のDVD。試合観戦及び大会DVDで一杯一杯な私はそこまで手が回らず、一昨日TSUTAYAでレンタル開始になったタイミングで早速借りて昨夜一杯飲みながら鑑賞しました。



実はこの作品製作段階から興味あったんですよ。舞台が新宿2丁目。私が昨秋まで働いていた近くでしょっちゅう昼休みはこの界隈でランチしていたもので、実際映像を見ても「あ、この場所あの辺りだ」なんてことがよくありましたよ。つっかこと藤本つかさ選手がこの撮影時ふくらはぎの負傷していた頃で、GENTARO選手と2人で話す際に唯一全身が写るシーンなどはシアターサンモールに芝居を見に行った人には馴染みの場所なのではないかな。



能書きが長くなったけど、全体的には本当に面白かったですよ。1時間半あまりがあっという間で、プロレスファンじゃなくてもストーリーがしっかりしているから楽しめるんじゃないかな。もちろんアイスリボンや男子インディー団体のファンなら余計オススメですよ。



で思ったのは、つっかや志田光選手はやっぱり役者さんだなってこと。やっぱりどうしても誰とは言いませんが男子レスラーさんでセリフが棒読みの部分があるんですよ。しかしこの2人は全然違いましたね。ちゃんと役に入っている(志田選手は実名ですけど^^)。つっかさんはほぼ全編に登場してしかも前述したように負傷中の撮影でスナック兼ライブハウス(?)の看板娘の設定なので上半身だけのシーンが殆どなのですが表情など変化がしっかりしていますものね。レスラーさんの中では主演の雁之助さんはもちろんですが、なんといってもGENTAROさんがいい芝居をしていましたよ。何気に訳ありな元ミュージシャンの役で結構渋い。台詞もきちんとしていて普通に役者としてもいけるんじゃないですかね。



結構、人情喜劇っぽく笑わせて最後は泣ける展開かなっと思ったのですが、最後は幾つものどんでん返しがあったりして面白いまままさに寅さんばりに主人公が旅に出て行く。アイスリボンのコンセプト『プロレスでハッピー』同様に『映画を見てハッピー』にさせてくれる作品でした。続編も決まったようなので続きも楽しみにしたいですね。



購入できる人は是非会場でご購入を。私のような人は是非レンタルして見て下さい。絶対楽しめること間違い無しです。



P.S.エンドロールで何気に気になったのですがさくらさんが本名になっているのは何故なんでしょうか?