京都・清水寺をご案内させていただきました。
猛暑の京都において、水場は涼しく感じられますね。
音羽の滝は、音羽山から下りてきた地下水が3本の筧(かけい)を伝って滝壺に落ちています。
京都市の北から日本海へと連なる山並みは北山山地、丹波山地と呼ばれ、北山山地の分水嶺から北側の水は日本海へ、南側の水は川や伏流水となり京都盆地へ。
この地下伏流水が東山の山並みの断層の割れ目から流れ出て、音羽山の雨水と合わさり、音羽の滝となるそうで、その清らかな水は、千年以上も前からとぎれることもなく流れ落ちています。
現在音羽の滝の霊水には「諸願成就」とのみありますが、それぞれ学問、健康、縁結びのご利益があるともいわれ、長い歴史の間に、様々な説や意味が生まれ、それぞれの時代で篤く信仰されてきたようです。