大きなことを 成し遂げるために 


強さを与えてほしいと 神に求めたのに

 
謙虚を学ぶようにと 弱さを授かった



偉大なことが できるようにと


健康を求めたのに  


より良きことをするようにと 病気を与えられた




幸せになろうとして 


富を求めたのに


賢明であるようにと 貧苦を与えられた



 

世の人々の称賛を 得ようとして


成功を求めたのに


傲慢にならないようにと 失敗を与えられた




人生を楽しもうとして


あらゆるものを求めたのに


すべてのものを 受け入れ喜べるようにと


この命を与えられました




求めたものは 何ひとつとして 与えられなかったが


私の願いは すべて聞き届けられた



神の意にそわぬ者であるにもかかわらず

 
心の中の言い表せない祈りは すべて叶えられた  



この世の誰よりも


私はもっとも豊かに祝福されたのだ







今年、偶然読んで心に響いた詩です


(意味をわかりやすくするため、少し言葉を修正してますが)




アメリカの南北戦争に従軍した 



負傷兵の詩と言われているみたいです



病室に記されていたらしく、タイトルはなく


『ある無名兵士の詩』 『無名兵士の祈り』 などど呼ばれているようです





この詩の中には


人生の真実がつまっていると思います





生きていく上で必要なものは


はじめからすでに与えられていて


そのことにさえ、気が付けば


大きな恵みの中を実は生きていると


実感できるという真実が





でも悲しいかな、人間って


本当に大切なものは 失ってからしか


気が付けない 愚かな生き物なんですよね





あんなに何年も何年も コナン君が


「真実はいつもひとつ!」って言ってるのに


たったひとつの真実見抜くことができたら


誰でも名探偵になれるのと同じですね(笑)




それでも生きている間に気が付けた人は幸いです


気が付かないまま


時間だけが過ぎていく人もいるはずだから






だからこそ、この詩のように


『大切なもの』に気付くための問題集があるのだと思います




本当に賢く聡明な人は


問題集なんて解かなくても


鳥が誰に教わらなくても 空を飛べるように


はじめから 本当に大切なものが何かを知っていて


そして、それを見失うようなことはないのだと思います




   

近年、出会った中で


人として素晴らしい人だなと尊敬できた人は


なぜか全員クリスチャンでした



ただの偶然かもしれませんが


子供の頃から信仰心を持って生きている人は


何かが違うのかもしれません



敬虔なクリスチャンだったおばさんにもらった


『マンガ聖書物語』しか読んだことのない私は


キリスト教のことをほとんど知りませんが(笑)






特定の宗教を篤く信仰しているわけではないけど


それでも普通に信仰心はあるし


人よりは仏教や神道に縁のある人生を送ってきましたが


どんな人も 人間なんてクソやな ただの俗人やなと


思うことが多かったです





いくら神様仏様が偉くても


仕えている人は所詮人間だから





神のような存在は


結局は自分自身の中にいると私は思います




宗派や宗教なんて関係なく


誰の心の中にも内在する


内なる神に出会うきっかけが


壮大な自然環境の人もいれば


広大な宇宙空間の人もいるだろうし


動物を通して知る人もいると思います








たくさんの猫たちが幸せになりますように




そして、猫を通して内なる神と邂逅して

幸せを感じることができる人が増えますようにinori.








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お金では買えない価値がある。

猫のいる生活、プライスレス。