子供の頃、先生や親戚など大人から
「大人になったら何になりたい?」
という類の質問をされることが苦手で嫌いでした
正直に「なりたいものなんてない」と言えば
「夢がない」などと批判され
何と答えれば大人受けするのか
子供心にわかっていても
予定調和な会話をするのは癪にさわるし
大人の望む答えを強要している空気にも
無言の圧力を感じて不愉快でした
そんな中でも、なれないとわかっているけれど
もしも、なれるなら なりたかったものに
エスパーとか魔法使いがあります
素直に大人に向って言うと笑われたり
「可愛い~」とちょっとバカにされたような
反応が返ってくるのは目に見えてますので
自粛して、声に出して言ったりしなかったけど
魔女っ娘アニメを観て育った世代としては
魔法使いになりたいと、かつて少女だった人なら
誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
小学生の頃、国語だったか道徳だったか忘れましたが
『0は魔法使い』 というお話を
勉強した時のことを憶えています。
0(ゼロ)に1を掛けると0になる
0(ゼロ)に10を掛けても0になる
0(ゼロ)に100を掛けても0になる
0(ゼロ)って不思議
1も10も100も消してしまうなんて、0(ゼロ)は魔法使いだ
そんな風な内容だったのですが
人類の進歩にとって、ゼロの概念の発見がいかに偉大だったかを
魔法使いという言葉で表現している文章に
すごく感銘を受けました
それくらい、魔法使いという言葉には
子供の心を掴んで離さない魅力があると思います
そんな憧れの魔法使いの道具を
大人になった今、ついに手に入れました…!
この魔法のステッキを見て
キャノ! とか
パンプル ピンプル パムポップン♪
とスラスラ言ってしまう人は
同じく、魔法の天使クリィミーマミ世代でしょうか(笑)
このステッキでは魔法が使えませんが
この魔法の小箱なら、魔法が使えます◎
この魔法の小箱を
カラカラと音を立てて一振りすると・・・・・
あ~ら、不思議!
どこで なにをしてようが
ヤンツキがバビュンとすっ飛んで来ます(笑)
姿が見えなくて、所在確認ができない時
普段は自由に出入りさせていない押し入れに入ってしまい
なかなか出てこなくて困っている時も
どんな時だって、この魔法を使えば
ヤンツキを呼び出すことができます(笑)
ちなみに初代の魔法のアイテムはカニカマでした
散歩が大好きだけど、リードをすると嫌がって散歩しないので
猫と一緒に並んで歩いて散歩するという珍しい光景だったから
人目につかないよう夜中にこっそり近所を散歩してたのですが
やっぱり猫なので、犬と違って3次元で散歩され
困ったことに人様の庭に入ってしまったり
オートロックではないハイツやアパートの階段を駆け上ったり
駐車場の車の下でくつろいで出てこなかったり
そんな時はポケットに忍ばせたカニカマを取り出し
袋からカサッと出す音さえすれば
ビュンとハヤテのごとく戻ってくる魔法のアイテムでした(笑)
2代目は食に興味がないタイプの子だったので
魔法が使えませんでしたが
名前を呼んだら、たいてい走って寄ってくるので問題なかったです(笑)
大人になって魔法使いになれるなんて
夢にも思わなかったです
子供の頃、魔法使いに憧れていた自分に
大人になれば、魔法が使えると そっと教えてあげたい気持ちです
ただし、猫限定の魔法だけど(笑)
オレは振るたび、ご飯が出てくる打ち出の小槌が欲しいー