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minne雅 、Net shop Miyabi 

そしてACCO COOKを主宰しているひだあつこと申します。

ご予算に応じて、ケータリングも承っておりますのでよろしくお願いいたします。


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19.みんな、ありがとう

私は姉にLINEした。
『母が先ほど、彼岸に旅立ちました。また、決まり次第、LINEします』
姉の返事は『よく連絡してくれました。いろいろ大変だけどよろしくお願いします。嫌われてても最期のお別れはしたいと思うので、詳細決まったら連絡ください。ありがとう』。
私はお葬式の詳細を書いたあと、『父の時の様に家族3人の諸費用を請求するなら、ご遠慮ください。母は入退院を繰り返していたので、両親のお金は母のことで、既に使い果たし、2年前から私と息子のお金で母をみてきました。』と書いた。

姉家族はお葬式が始まる少し前に到着した。私は何も声をかけなかった。

お葬式には、叔母、私の友達、サ高住のみなさんが来てくれた。ひとりひとり、母の顔を見て涙を浮かべ「しげこさーん」、「おばちゃん、来たで。」「おばちゃん、こないだ元気やったのに・・」「おばちゃんから貰った物、使わせて貰ってるよ。ありがとう」。
私が、みんなを姉に紹介することはなかった。

姉が辞退したので、喪主は私。
私は、みなさんに挨拶した。皆さんの前に立ち、顔を見るとそれぞれの様々な思いが込み上げてきて、口から言葉が出るまで時間がかかった。「本日はお忙しい中、母、しげこに会いに来てくださってありがとうございます。そして、最後まで本当の家族の様に母に接してくださり、ありがとうございました。また、永眠の際もたくさんの方が寄り添い、見守って頂きましたこと、寂しがりやの母もとても喜んでいたと思います。私も心から感謝しております。ありがとうございました。」。

出棺になり、外に出るとひらひらと雪が舞っていた。
私がみなさんに「ありがとう。寒いから、風邪引かんように、気をつけて帰ってね。あっ、申し訳ない◯◯ちゃん、悪いけど送ってあげて貰われへんかな・・」と言うと「もう、あっちゃんやな、気にせんでも送って行くやん。」と言ってくれた。サ高住のスタッフさんが「あつこさんに会えなくなるのが、さみしい。」と言ってくれたので、「嬉しいこと言ってくれるやん。毎日、会ってたもんね。また、行くやん。今度は私がお世話になるかもしれへんし。」と笑った。
最後のお別れの時は、母の顔をみて涙が止まらなかった私だが、その後は、みんなの事が気になり、いつの間にか涙は止まっていた。

お骨あげが終わり、叔母が、「食事してから帰ろう。」と言ってくれたので、私と息子、姉家族の6人で和食屋さんに行った。
朝、叔母を迎えに行った時に「今日1日だけは辛抱しいや。」と叔母に言われていたが、私は、もう姉に何か言う気はサラサラなかったし、姉と話をする気にもならなかった。頭の中は真っ白、疲れていたのか、いつも賑やかな私が、とても大人しい私になっていた。

和食屋に入り、食事をしながら叔母が姉に「◯◯ちゃん(姪)は、どこに就職したん?」と聞いた。叔母は、精一杯、気を遣っていたのだろう。
姉は「パパと同じ会社に入ってん。パパ大好きやから、毎朝、一緒に通勤してる。」と言った。私は「そうなんや。お義母さんはお元気?どうしてはんの?」と言うと姉は「おんなじ系列の高級な施設に入ってはるよ」。沈黙が数分続き、姉が「あっちゃんは、今、何してんの?」と言うので、私は話す気にもなれず、名刺を渡した。
姉はその名刺を見て、「ソルトマイスターって何?」と言うと突然「塩のスペシャリストや!!」と怒ったことがない、いつも穏やかな息子が声を荒立てて言ったので、私はびっくりした。
食事を終え、駐車場で姉家族を見送り、うちの車に叔母を乗せ、叔母の家に向かった。
私は息子に「あんた、どないしたん?」と言うと「自分とこの自慢話ばっかりして、ばばちゃんのことまでバカにして、うっとおしかったから、黙らせようと思って、大きな声、出しただけ。ソルトマイスター、そんなんも知らんのか~い、みたいな」と息子は笑った。

私は姉に『今日は来てくれてありがとう。義兄にもよろしくお伝えください。それと、最後になりましたが、お姉、私に両親を看させてくれてありがとう。私にとって、最高の親孝行ができたのも、お姉が私に両親を任せてくれたおかげやと思ってる。ありがとう。』とLINEした。嫌みな文章かもしれないが、私の正直な気持ちだった。このLINEはすぐに既読になったが、数時間後に送ったLINEは、既読になることはなかった。

叔母が私に「最後まで、姉(母)を看てくれてありがとう。お疲れさんやったね。これからがあんたの人生やで。」と言ったが、私はすぐに自分主体の人生に戻れるはずもなかった。
私は、よく人に「2人を看てはるの?大変やねぇ」と言われたが、私自身は、大変とか苦労していると言う自覚は全くなかった。
ただ、両親がどうしているのかと心配し、両親は今、私に何をして欲しいのか、何を望んでいるのかを考えただけで、あとは、私が話したい事を話し、やりたいことをやる。ただそれだけの事をしてきただけだった。
何が正解で、どこが間違いなのかはわからない。でも、後悔だけはしたくないと思っていた。
両親は私の目の前から居なくなり、姉とは疎遠になった今、ふと顔を上げれば、私の周りには、笑顔で迎えてくれるたくさんの家族がいた。

次回は《あとがき》を書かせて頂きます。

無許可の転載、複製、改変はご遠慮ください。
既に転載されている場合は、直ちに削除してくださいます様、ご協力、お願いいたします

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レッスン、ケータリングの詳細は
Menùの1番下にございます。
そして、私が使っている食材の一部のご紹介は1番下にありますので、参考になさってくださいね。

ご予約、ご相談、お問い合わせ、
お待ちしておりますラブラブ
miyabimaholove@gmail.com

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Menù

野菜の花壇と赤米ソース
(Aiuola vegetale con salsa di riso rosso)

パートフィロに包まれて


牛薄切り肉のケッカソース
(Tagliata sottile di manzo con salsa al basilico)

真鯛と蒸しネギ
(Orata e cipolle verdi al vapore)

ガレット・デ・ロワ(ACCO風)


ガレットブルトンヌ

2024年のレッスン&ケータリングは、1月15日から開催いたします。
レッスン日は、設けておりません。ご都合の良い日(ご希望日)を2日か3日、お知らせください。
その中から選ばせて頂きます。
(開催時間は11:30~14:30です)
ご予約はご希望日の14日前までにお願いいたします。
メニューは、お肉かお魚かをお知らせ頂くと折り返し、2種類のメニューをご提案させて頂きますので、お選び頂いてからの開催となります。

レシピ本のお料理のレッスンは
材料費+1000円になります。
必ず2名様以上でのご予約をお願いします。 

レッスンについて
※レッスンは単発レッスン(1回完結)です。
※1メニューかコースかお選び頂けます。
※レッスン料は
・1メニュー 一律3300yen
(パートフィロのみ+1100yen)
・コース(前菜、メイン、デザート) 11000yen
※ご予約は2週間前までにお願いいたします。


ケータリングについて
※和食、イタリアン、ヴィーガンなどご希望のものをご予算に応じてご相談頂けます。
※料金は、材料費と交通費と1000yen×ご参加人数を頂いております。
※ご予約は1か月前までにお願いいたします。

※アレルギーのある方は事前にお知らせください。ご予約後の対応はいたしかねます。

身体に害を与えないものを食べることと思いっきり笑うことは、最高に身体が喜ぶことです。
さぁ、ACCO COOKで
心も身体も元気になりましょう


お問い合わせはこちら
miyabimaholove@gmail.com


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ありがとうございました
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